ついに自宅に届きました。2022年の現時点で個人的No1キーボードWooting 60HE。
到着したので開封して少し触ってみました。Fortniteはコンテンダーリーグになんとか進める程度の実力にもかかわらず、デバイスにはこだわり、またしてもキーボードを買ってしまいました。
到着にかかった期間と価格
注文したのが7月末、到着したのが11月中旬。。
注文から自宅に商品が到着するまで約4ヶ月を要しました。予約注文をした時は、生産中の段階で、その後スケジュールに遅れがあったことが公式サイトで確認できました。にしてもかなり待ちました。
Wooting 60HEの価格は、€179.99。さらに、より手にしたかったため航空輸送を選択。追加で€12を支払いました。海外から購入する場合、追加料金を支払わずに商品が届かなかった過去があるので、なるべくこういったオプションはケチらずに払うようにしています。
€179.99+€12=€191.99。当時のユーロ円で、29,028円。円安は怖いです。。
商品は国際貨物航空会社upsからヤマト運輸を経由し、無事に自宅に届きました。ただし、着払いで、さらに1,200円を支払うことに。消費税という記載がありました。何の?と思いつつ支払うほかありません。
つまり購入にかかった金額は、29,028円+1,200円=30,228円なり。
また、Wootingが発売しているキーボードをはじめとする商品は、生産終了となることが多くWooting 60HEも遅かれ早かれ生産・販売を終えることが考えられます。
2023年2月時点での購入方法に関してはこちらで紹介しています。→Wooting 60HEの購入方法
開封
発送元はオランダ。ヨーロッパの方が包んだであろう段ボールを開けると、ビニールに包まれた商品と心ばかりの緩衝材が1枚。クッション材の役割を果たしていないのは明らかで、中はスカスカでAmazonなどの大企業との違いを感じました。
キーボード本体の他に、下記の同封物が入っていました。
- ケーブル
- 交換用のスイッチが2つ
- キープラー
- ストラップと部品
- 謎の小さいネジ2つ
主な仕様【Wooting 60HE】
大まかな仕様を紹介すると下記の点が挙げられます。
- 大きさ…30.2×11.6×3.8cm
- 重さ…605g
- 傾斜角度…6°
- ダブルショット PBT キーキャップ
- 防水コーティング
いわゆる60%キーボードで、テンキーやファンクションキーがないコンパクト設計。特に、マウスを大きく振り回すスペースが必要なローセンシの人に勧められます。
DPI800、XYともに5.3%の設定でForniteをやっていて、80%キーボードであってもキーボードの右側にマウスがぶつかることがありました。小さいキーボードは本当にありがたいです。
過去に、60%キーボードであるDucky One 2 Miniを使用していましたが、より低いアクチュエーションポイントを求めてApex Pro TKLに変更。ただ60%キーボードをずっと求めていました。
使ううえで人を選びそうな点としては、傾斜角度が6°で固定である点です。角度調整ができません。個人的には、ゲームで使うことがメインのため全く問題なく使用しています。
また、初めに触った印象として、ややチープさを感じてしまいました。アルミフレームで2kgの重量のKeychron Q3をずっと使用していたため、相対的に安っぽさが否めません。
一方で、打鍵感はゲーム特化のキーボードにも関わらず、想像以上に良かったです。好みの問題ですが。作業で使う予定はなかったものの、打鍵感や打鍵音が心地よく気分転換に作業用としても使うことになっています。
主な特徴【Wooting 60HE】
続いてWooting 60HEの特徴を挙げると下記の7点です。
- アクチュエーションポイント
- ラピッドトリガー
- キー入力の再配置
- レイテンシーが1ms
- Nキーロールオーバー
- 8MBオンボードメモリ
- ソフトウェア
1.アクチュエーションポイント
0.1~4.0mmの範囲で、キーごとに 0.1m単位で設定可能です。
アクチュエーションポイントは、キーを何mm押し込んだら反応するかを表しています。
最も高く設定すると0.1mmとなり、Apex Proの0.2mmを超えていて、キーボードにわずかに触れただけでも反応します。ただ、浅くしすぎたくないキーは、アクチュエーションポイントを深く調整ができます。
2.ラピッドトリガー
0.1~2.4mmの範囲で、キーごとに 0.1m単位で設定可能です。
ラピッドトリガーは、キーを下に押し込んだ後に、キーが上に戻り入力が無効になるまでの距離を調整できる機能です。
0.1mmに設定すると、キーを押し込んだ後、少しでもキーを上に上げると入力が無効になります。つまり、同じキーを連打するときに有利。わずかに上に上げたら、すぐ次の入力ができる。
このラピッドトリガーは、Apex ProにはなくWooting 60HEを選んだ最大の理由です。
3.キー入力の再配置
後ほど紹介するソフトウェアで、キー入力を再設定できます。
私の場合、Print Screen(PrtSc、スクショ)をたまに使うため、Fn+\(BackSpaceの下)でPrint Screenとしていました。が、調べてみると元々Fn+WでPrint Screenができ、下記のようなキーのレイアウトになっています。
ショートカットを駆使すればもっと使い勝手は良くなりそうです。
4.レイテンシーが1ms
いわゆる通信の遅延が1000分の1秒で低遅延を意味しています。キーボードの中には、Apex 9のように0.2msもあったりします。
ちなみにソフトウェアでTachyon mode(タキオンモード)という設定があり、入力遅延を短縮することができます。その反面RGBが使用できなくなるとのこと。キーボードを光らせる趣味はないため問題ないです。
5.Nキーロールオーバー
Nキーロールオーバーは、複数のキーが同時に押されたときに、その押された順序に従ってすべて認識されるというものです。
6.8MBオンボードメモリ
キーボード自体に内蔵されたメモリがあるため、設定しておけば他のパソコンでも同じ設定でキーボードが使えるので便利です。
7.ソフトウェア
Wootilityと呼ばれるソフトウェアが用意されていて、先ほど紹介したアクチュエーションポイントやラピッドトリガーの設定ができます。
他にも、RGBの色・効果・消灯時間の変更、キー入力の再配置が自由にできます。複数のプロファイルにゲーム用とタイピング用などを保存しておき、用途別に入れ替えて使うことができます。
また、ソフトウェアをダウンロードしなくても、ブラウザ版でも利用できるは他のデバイスにはない試みです。ソフトフェアを使わずにできる方が便利ですが、使ってみるとエラーがでることが気になりました。私の使い方が良くないのかもしれませんので、もう少し使ってみようと思います。
→Wooting 60HEのソフトウェアWootilityの設定方法【パフォーマンス編】
→Wooting 60HEのソフトウェアWootilityの使い方と設定方法【バックライト編】
2022年11月に60%キーボードでアクチュエーションポイントを変更できるApex Pro Miniが発売されました。しかもワイヤレスもあります。
どちらが良いかは実際に使い続けなければ検証はできませんが、Wooting 60HEの最大の強みはラピッドトリガーで、難点は購入しずらいこと。
今後Fortniteで使用し続けてどうなるのか検証していきます。