2023年6月現在、現行最強といわれるゲーミングキーボードであるWooting 60HE。
使用して約1年が経過しました。30半ばという年齢的にも、労働に時間を奪われているという意味でも、このキーボードに慣れるのに時間はかかりましたが、徐々に手に馴染んできています。
Wooting 60HEを使うにあたって欠かせないWootilityの使い方などをまとめておこうと思います。
ただし、すべてまとめると長くなるので、ここではWootilityを最初に使うまでのダウンロード方法やバックライトの調整方法に絞った内容にします。下記にパフォーマンスの設定に関することをまとめてあります。
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Wootilityとは【できること】
Wootilityは、Wooting 60HEをはじめとするWootingキーボードの設定を変更できるソフトウェアです。ソフトウェアのアップデートもこまめにあり、これを書いている2023年6月時点でバージョンはv4.5.5となっています。
変更できる設定は下記。
- バックライトの調整(色、エフェクト、明るさ、スリープモード)
- アクチュエーションポイントの変更
- ラピッドトリガーの変更
- タキオンモードの選択
- キーのリマップ
- 拡張キーの設定
- プロファイルの保存
上記以外でも、Wootilityのソフトウェアそのものの設定変更で、テーマの変更(ライトかダーク)と言語の変更もできます。日本語も選択できますが、今のところ82%の割合でしか翻訳されておらず、ところどころ不自然な訳がある現状です。
Wootilityは、ブラウザ版とアプリ版の2種類で利用可能になっています。
ソフトウェアをダウンロードしなくても、ネットさえ繋がっていればブラウザでキーボードの設定変更ができるのはあまり見かけません。ChromeやEdgeなどのブラウザで利用できます。
Wootilityの使い方
ブラウザ版とアプリ版に分けて流れをざっくりまとめておきます。
両方ともまずは公式ホームページへ移動します。
ブラウザ版Wootility
下の画像で「Open Wootility Web(Wootility Webを開く)」を選択。
自動翻訳される場合は、Wootility Webが「毛糸状のウェブ」とかに翻訳されていました。
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次に「Continue(次)」を選択。
![](https://kensyochu.com/wp-content/uploads/2023/06/6fd6f9d38fd05faf203b0380dacb32d0-1-1024x752.png)
次のような画面に移り、左下の「デバイスの検索(Find Devices)」を選択。
![](https://kensyochu.com/wp-content/uploads/2023/06/f4f6e56d7da11f7b2a07fc2e075a6ccc-1024x511.png)
画面の左上にデバイスへの接続を求められますので、「Wooting 60HE(ARM)」を選択した後に、接続を「選択」を押します。
![](https://kensyochu.com/wp-content/uploads/2023/06/23a3141860fba4c99d0c49bb0b71da51-1024x683.png)
すると、右上に「初期設定しました。Wooting 60HE ARM successfully loaded」と表示され、キーボードのレイアウトもWooting 60HEのものに変わります。これでWootilityが使用できるようになりました。
アプリ版Wootility
アプリ版は、まず「Wootility app(ウーティリティアプリ)」から「Download(ダウンロード)」選択します。Windows用、Mac用、Linux用がありますが、Windows用を紹介していきます。
![](https://kensyochu.com/wp-content/uploads/2023/06/cf7775c2af7a64cc6eb2cb57d3bafd44-1024x753.png)
するとダウンロードが始まります。ファイルサイズは94.9MBで小さくはないので、若干待つ必要がありました。
ダウンロードが終了したら、ファイルを開きます。ダウンロードしたファイルは基本的に「エクスプローラー」→「ダウンロード」の中に「wootility-lekker Setup 4.5.5.exe」というファイル名でダウンロードされます。4.5.5という数字はバージョンによって異なります。
セットアップが始まります。途中で設定変更の許可を求められますので「はい」を選択すると完了し次の画面に移りました。
![](https://kensyochu.com/wp-content/uploads/2023/06/b472c7740355cb62125160aa78d75ace-1024x682.png)
「Awesome,got it!」を選択。
次の画面で「次」を選択。
![](https://kensyochu.com/wp-content/uploads/2023/06/8c9e2683a018396cd9cf22f89da51239-1024x681.png)
このあとは、一度ブラウザ版でやったことがあるためか、すぐににデバイスを認識しデバイスを使えるようになりました。
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Wootilityの設定方法【バックライト編】
基本的には直感的に操作できますが、簡単な操作方法を書き残しておきます。こういった類のソフトウェアは使用方法がアップデートで変わることがあり、ここからは、あくまで現時点のブラウザ版WootilityをChromeで利用した場合です。
言語の設定
まず言語が日本語になっているか確認しました。
左下の「設定」を選択。
![](https://kensyochu.com/wp-content/uploads/2023/06/d3ea4d33e8c9a6ac4e2d4fe55e433e07-1024x591.png)
「インターフェース設定」内の「言語」で「日本語」を選択しました。
![](https://kensyochu.com/wp-content/uploads/2023/06/0eca99b4a94e005d1cf5599de2b6f6be-1024x656.png)
初めの方にも書きましたが完全には翻訳できていないため、私のように英語が苦手な人は不明確な箇所に遭遇することがあります。
バックライトの調整
「色」タブで下記のようなバックライトの調整ができます。
- 色の変更
- RGB fxの選択
- 明るさ・効果の変更
まず色は、ボタン一つ一つを変更できます。好きな色を選択し、キーボードのキーを選択することで変更できます。例えばWSADのみ色を変えることもできます。
次にRGB fx。
fxって何?と思い調べると、effect(s)のことのようです。色の効果。
「エフェクツ(effects)」と似た発音である「エフエックス(fx)」が略語として使われています。RGB fxの種類は下記の12種類。
- fxなし→点灯するのみ
- 波→左右に揺れる
- スキャン→光が左右に移動する
- 呼吸→全体の光が強弱を繰り返す
- 循環→全体の色が緩やかに変化する
- 波紋→押したキーから波紋が広がる
- トレイル→押したキーの色が変化する
- タッチ→キーを押すと上部が一瞬光る
- ジェリー→押したキーから広がるように光る
- AOE→押したキーとその周囲のみ光る
- ミックス→不明。光らなくなりました。。
- RT display→常時点灯し押したときに色が変化。
ただし、後ほど出てくる「タキオンモード」を選択するとRGB fxは無効になります。
色をキー一つ一つに割り当てなくても、プリセットが用意されていて、下記の中から選択すると全体の色のレイアウトを決めることができます。例として上記4.呼吸のプリセットです。
- Rainbow(虹)
- Seawave(海の波)
- Inferno(地獄の火)
- Miami FPS(マイアミ)
- Summer Breeze(夏の風)
- Alternator(交流発電機)
- Clay(土)
- Lekker(レッカースイッチ?美味しい?)
英語表記のため訳は何となくですが、それぞれをイメージしたバックライトが点灯します。
RGB fxは、種類ごとに明るさや効果の速さ、アイドル時の明るさ、光る幅などが変更できます。
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バックライトのスリープモードの設定
キーボードのバックライトを減光する、または完全に消灯するまでの時間を調整することもできます。
まずは、左下の「設定」を選択。
![](https://kensyochu.com/wp-content/uploads/2023/06/d3ea4d33e8c9a6ac4e2d4fe55e433e07-1-1024x591.png)
次に、「キーボード設定」を選択し、「RGBスリープモード」を有効にします。
![](https://kensyochu.com/wp-content/uploads/2023/06/ada695c47239651edc96ba1ef504e46e-1024x973.png)
「減光までの時間」「消灯までの時間」を1分刻みで、1分から30分の間で調整できます。
私としてはバックライトはいらないかなと思っていて常時消灯しています。RGBで光っているより真っ黒にそそられます。気分転換程度に光らせようかと。
今回は、Wooting 60HEの肝心要アクチュエーションポイントとラピッドトリガーなどには触れていないので、後ほど別にまとめておこうと思います。