OLEDパネルのゲーミングモニターはこれにしようか【SONY INZONE M10S】

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Fortniteのランクは一向にエリート帯から上がれずにいます。ただ、デバイスだけはいっちょまえにプロゲーマー並み。使用しているデバイスは、いろいろと紆余曲折あったものの次のように落ち着いています。

ここまで揃えればアンリアルにすぐにでも行けそうですが、若き日のように指は動かず目もついていけず、機敏な操作が出来ずに対面ではろくに勝てません。10代がFortniteの第一線で活躍するのを憧れの眼差しを送りながら、強いデバイスにお金を支払うことで若い子に抗うアラフォーになっております。

大概のゲーミングデバイスは揃えたものの、物足りなさを感じているのがゲーミングモニター。今使っているのは、AOCの24.5インチのゲーミングモニターです。型番はAG251FZ2/11で、2020年8月にAmazonで35,820円で購入したもの。

購入当時は、まだそこまでゲーム関連に高額な出費をするのに抵抗があって、リフレッシュレート240Hzが出るモニターの中でとにかくコスパを重視して選びました。3万5千円ほどで240Hzは当時としては破格でしたが、これを書いている2024年9月時点でAmazonを調べると同じようなスペックのモニターが3万円以下で手にできるようです。

今のモニターに大きな不満はないものの、以前からより高性能のゲーミングモニターに目移りしていました。物足りない点を挙げると、見る角度によって見えにくいTNパネルである点と、解像度が最上位クラスではないFHD(フルHD)という点。さらに欲を言うと、より美しい映りとより高いリフレッシュレートのモニターが欲しいとずっと思っていました。

1年ほど前と市場に出回るゲーミングモニターも様変わりして、さらに良さそうなものが増えています。その中でもSONYから発売されるINZONE M10Sに目を奪われています。これが今のゲーミングモニターの最適解なのかもしれません。

目次

SONYのゲーミングモニターINZONE M10Sとは

”SONY公式サイトより。

SONY INZONE M10Sは、2024年10月25日発売のプロeスポーツチームFnatic(フナティック)と共同開発されたモニター。価格はソニーストアで174,900円と超高級品。主な仕様は下記です。

画面サイズ27インチ
パネルタイプ有機ELパネル
解像度2560×1440(QHD)
リフレッシュレート最大480Hz
可変リフレッシュレート技術Adaptive-Sync
NVIDIA G-Sync Compatible
Variable Refresh Rate
応答速度0.03ms
VESA DisplayHDRDisplayHDR True Black 400
ピーク輝度1,300cd/m²(HDR / 3%)
スタティックコントラスト比1,500,000: 1
表示色域98.5%(DCI-P3カバー率)
最大表示色10.7億色
視野角(水平/垂直)178°
表面処理アンチグレア
ブルーライト軽減対応(TUV Rheinland認証)
フリッカー軽減対応(TUV Rheinland認証)
高さ調整幅120mm
チルト角-5°~+25°
スイーベル角±180°
VESAマウント100×100mm
消費電力120W
寸法約60.4×50.4×19.7cm
質量約6.2kg(スタンドなし約4.2kg)

今使っているモニターの全てを解決してくれるであろうスペックです。

”SONY公式サイトより。

有機EL(OLED)パネルとあって、TNパネルの色の正確性・再現性の低さを完全に補ってくれるはずです。画面を見る角度によって見えづらいという欠点もなくなるので、ゲーム以外で椅子から離れて画面を見る場合でも見にくくなることは減るでしょう。

今使っているTNパネルは、モニターと真正面に向かってゲームをする分には問題ないですが、モニター正面から外れると一気に画面がモヤっと見にくくなります。最大表示色は1670万色で、視野角は170°(水平)/160°(垂直)、輝度は400 cd/m²。一方INZONE M10Sは10億7000万色と桁違いで、視野角も178°(水平/垂直)と広く、最大輝度は1300cd/m²。

また、明るさや色深度などが一定の基準を満たした場合に受けられる、VESA認定のDisplayHDR True Black 400となっています。美しい映像が映し出されるお墨付きをもらっています。TNパネルから買い替えれば、不満に感じている画面の見づらさが改善されるのは間違いなさそうです。

ゲーム性能も申し分なし

”SONY公式サイトより。

TNパネルの場合は、応答速度1msや0.3msなどを目にすることが多いですが、OLEDパネルとあって0.03msと桁違い。理論上、画面が切り替わる速さはOLEDパネルの方が優位です。一般的には、この速度が速いほど映像の動きが滑らかになるので視認性は高まるはず。

さらに、かつてOLEDパネルはそこまで高いリフレッシュレートはなかったものの、480Hzと知る限りでは現状OLEDパネル最高値です。240Hzを超えてくると、その差は体感しにくいと言われるものの、勝負ごとで妥協したくない人間にとっては魅力的な数値です。

個人的に1つ引っかかったのは画面サイズ。27インチとちょっとFortniteには大きいかなと。FPSをやっている人も24.5インチ程度のモニターを使用する場合が多いはず。

これに関しては、INZONE M10Sは24.5インチモードがあり縮小してゲームをプレイすることが出来るとのこと。縮小した画面をモニター中央か下に位置を設定できるようです。

”SONY公式サイトより。

この画面サイズを変更できる機能は、LGのゲーミングモニターにも採用されるモードです。気になるのは使用感にどう影響するか。画質の低下や表示速度への影響があるのか、モニター外枠に黒く表示される範囲が増えることで違和感を覚えないかなど、多少心配ではあります。

また、自分自身で画質調整をしなくても、FPS専用の2つの画質モードが用意されています。FPS Pro+モードは、有機ELの特性を活かし、最も敵が見やすいように調整された画質。FPS Proモードは、eスポーツ大会で広く採用されているTNパネルの画質を再現した画質。直感的には、せっかくOLEDパネルなのにTNパネルの映りに変えるのはもったいない気もします。

”SONY公式サイトより。

モニターの外形的なことで言うと、スタンド使用時でもマウスパッドやキーボードを極限までモニターに近づけることが出来るようです。普段モニターアームを使っておらず、顔をモニターに近づけて使用する人には嬉しい設計。

角度調整や高さ調整も自由度が高いので、これならモニターアームも要らないかもしれません。今個人的に使っているグリーンハウスのモニターアームは、ちょっと可動域に不満が出てきたので、いっそのことモニターアームなしで使うのもありかと思い始めています。

”SONY公式サイトより。

私の場合、結局モニター1台に17万円を払えるかどうかの判断が必要になります。庶民には高すぎます。いくらハイスペックとはいえ17万は苦しい。ここ沖縄では光熱水費も上がり、物価上昇で食費も上がり、明らかに出費が増えています。他社製品の動向も観察しながら購入を見極めたいと思います。

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