いまどき有線マウスを使っている自分に酔っている。Razer DeathAdder V3を購入

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ついこの間有線マウスのEndgame Gear OP1 8Kを購入した。遅延の少なさで一時話題になったのが目にとまって勢いで購入してしばらく使っていた。今時のゲーマーでワイヤレスマウスを使っていないのが珍しいほど有線マウス使用者は少ない。特に普段やっているFortniteで有線を使っているプロやらストリーマーやらは皆無。ゼロビルドは別として、他のFPSと異なり建築要素があるFortniteではマウスを激しく振るためだろう。

そんなゲーム界隈の傾向がある中であえて有線マウスを使っている自分がなんとなく好きだ。自分に酔った気持ちが悪いアラフォーではあるが、有線マウスはもはやレトロな感じさえする。しかもマウスバンジーとかいう、ほとんどの世の人にとって不必要極まりない代物まで買ったことで有線マウスでも快適すぎる。ケーブルはほとんど気にならない。

購入したGloriousのマウスバンジー

あえて有線を使いたいといった誰からも理解されないよく分からん欲と、ポーリングレート8,000Hz対応のマウスを比較的安価に試せるとあって最近Razer DeathAdder V3を購入した。今さら感強めではあるもののかねてから欲しかったマウスで、10月のAmazonのセールで安くなっていたことで買うことにした。購入価格は8,235円。

過去にこのマウスを買う寸前にSprime PM1が登場したことで購入を見送っていた。Sprime PM1を使っていくうちに45gほどの軽さが気になり始めた。わずかな手の震えがマウスに伝わりエイムがずれるような感じ。もう少し重いエルゴ形状のマウスを探していたこともあって結局買うことになった。DeathAdder V3を開封して買った直後の使用感を適当にまとめてみる。

目次

開封【主な仕様と形状】

ちなみに有線のDeathAdder V3のワイヤレス版DeathAdder V3 HyperSpeedもあるが、2024年11月時点で1万7千円ほど。別売りの5千円ほどの8kドングルと合わせて約2万2千円と安くはない。有線という点が気にならないのであれば個人的にはDeathAdder V3の方が断然買いだと思う。

Razerだけあって梱包の状態は完璧
開けると内箱と多言語による説明書にサポート案内までついている
使いどころが分からないステッカーも付属
マウスはご丁寧に布の袋の中に。
パッと見でやはり大きい。明らかに大きめのマウス。

DeathAdder V3の主な仕様は下記です。

接続有線 Raze Speedflex ケーブル
RGBなし
センサーFOCUS PRO 30K オプティカルセンサー
最大感度 (DPI)30,000
最快速度 (IPS)750
最快加速度 (G)70
プログラム可能なボタン6
スイッチのタイプ第3世代オプティカルマウススイッチ
耐久性9,000万回
オンボードメモリ5
底面100% PTFE
寸法128.0×68.0×44.0mm
概算重量59 g

最も気になったのがサイズ感。個人的に今まで使ってきた中で最も大きいマウスはG703h。124×68×43mm。幅は同じで長さと高さはこれよりわずかに大きい。ただG703hの重さは95gと、DeathAdder V3の59gとでは全くの別物。これがどう使用感に影響するか試してみる。G703hは自分にとって大きすぎ重すぎに感じてすぐに使わなくなっていた。

ちなみにケーブルを持ち上げた状態で測ると58gだった。
USBの差し込み口はRazer定番の緑。ケーブルは布で覆われている。
横から見ると最も高くなる位置は中央。マウス後部の傾斜はゆるやかだ。
正面から見るとエルゴマウス特有の傾斜がわかる。
後ろにはRazerのロゴ。やはり左クリック側に向かうにつれて高くなっている。
背面にはDPI切り替えボタンがついている。

他のマウスと比較

手持ちのいくつかのマウスと比較してみた。

まず次の画像は、左がGPro X、中央がDeathAdder V3、右がEndgame Gear OP1 8K

Logicool定番のGPro Xと比べるとそれほど大きな違いはなさそうに見えるが、握ると雲泥の差がある。明らかにDeathAdder V3がワンサイズ大きい。

同じ有線マウスのEndgame Gear OP1 8Kと大きさを比べるともはや二回りぐらい違う。入力遅延が最小クラスと評判になったため購入したOP1は、いざ使ってみるとやや小さく感じていた。悪くはないがマウスと手の間に大きく空間ができるのは使う人を選びそうだ。

3つのマウスを後部から見るとやはりDeathAdder V3が最も高くエルゴ形状が目立つ。DeathAdder V3が128.0×68.0×44.0mmなのに対して、最も小さいOP1は約118.2×60.5×37.2mmとひらっべたく細く感じる。

同じ有線マウスだが大きさがあまりにも違う。できればこの2つのマウスと同様に遅延が少なく高ポーリングレートでありながら、2つマウスの間ぐらいの大きさのマウスはないんだろうか。

さらに、エルゴ形状のSprime PM1と並べると次のような感じになる。

Sprime PM1は控えめなエルゴ形状とあって、DeathAdder V3の方がはっきりとした傾斜となっている。

Sprime PM1は120×60×40mmなのでやはりDeathAdder V3の方が一回り大きいのが分かる。

Fortniteで使ってみる

久しくやっていなかったFortniteで使ってみると悪くない印象。

Endgame Gear OP1 8Kの時のマウスを手で包み込んでいない物足りなさがなくなった。G703hを使っていた時の違和感は特になく、ゲーミングマウスの使用感は大きさより重さに影響されやすいのかもしれない。大きいマウスも悪くない。

45g程度のSprime PM1を使っていた時にマウスが軽過ぎて、視点が小刻みに揺れる現象も少ない。60gほどが自分には合っているようだ。

DeathAdder V3を使っていた当初、グリップテープなしでもいいと思える手の感覚があってしばらく使用していた。ただ、水分が失われたアラフォーの手の乾燥がひどい時に、さすがに滑りやすくグリップテープを貼って使用している。

クリック感はマウス全体に低く響くような感覚がしてあまり好きではない。同じ有線マウスのEndgame Gear OP1 8Kの方がペキペキとした高めのクリック音が好きだ。クリック遅延は気持ちOP1の方が少なく早く反応する気がする。クリックを押してからごくわずか遊びの部分が少ないのかもしれない。

ちなみにRazerのPollingRateTesterAppでポーリングレート8,000Hzが出るか検証してみると、7,000Hz以上は出ることが確認できた。ちなみにポーリングレートを計測するサイトでは2,000Hzほどしか出なかった。

Fortniteが8,000Hzに対応しているのか調べても出てこないので、とりあえずRazer Synapseで4,000Hzに設定して使っている。


あえて有線を使いたい衝動に駆られ使ってみているが、充電を心配することも充電の度にケーブルを抜き差しする必要もなくなった。一方で突発的にマウスを普段置く位置から離れて使用することはできない不便さはある。さらに、使用する有線マウスを入れ替える場合、マウスバンジー1台ではいちいちケーブルを取り外して付け直すのは明らかに手間だ。

有線のゲーミングマウスは一長一短あるものの個人的にはおおむね満足している。ワイヤレスでなくていいのでクリック遅延が極限まで最小化された性能特化のDeathAdder V4が待ち遠しい。

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