Cleer ARC2が届きました。Fortniteのために購入したオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン。

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Fortniteを長時間やっているとヘッドホンの着け心地が気になり始め、ワイヤレスイヤホンを使うことが多くなっています。

頭にかぶさっている不快感もなく、髪型が潰れることもない。ワイヤレスであればイヤホンを着けたまま離席できるので、ゲームの合間ちょっとした家事とかもできて便利です。

便利がゆえに休みの日は、半日以上ワイヤレスイヤホンを着けっぱなしに。そこで、気づいたのが耳の中の異物感。さらに長時間着けることで、健康上のリスクがないか心配になり、耳をふさがないワイヤレスイヤホンを購入することになったのでした。

目次

Cleer ARC2を開封。

Cleer ARC2は、MUSIC、SPORTS、GAMEの3種類が存在しますが、主な使用目的はFortniteのためGAME Editionを購入しました。購入の経緯は、以前こちらに書いています。

クラウドファンディングサイトGREENで、支援金額が24,640円、システム利用料等が440円、合計25,080円で購入。市場予想価格は30,800円の20%OFF「超早割」が利用できました。

商品は8月上旬に到着予定でしたが、台風が直撃し仕事も忙しく沖縄の自宅アパートに届いたのが8月20日になりました。

クラウドファンディングで商品を購入したのはこれで3度目。過去に財布キーケースを購入した際は、ゆうパケットで簡易的な郵送方法でしたが、今回はAmazonなどと同様にしっかりと包装されていました。

ご丁寧に「ARC」という名称の由来と支援に対する感謝のお手紙が同封されていました。
手紙の下に商品が登場。
緩衝材の他にプチプチでも包装されていました。
VGP2023で耳掛けタイプで金賞を受賞したとのことです。
横。
裏。すべて英語表記でした。
引き抜いた箱は磁石で開くタイプ。
ケースがお目見え。
ケースは結構でかめです。
15cmほどのケーブルと説明書が同封。
ケースを開けるとイヤホンとドングルが入っていました。

主な仕様

公式からの情報は下記のようになっています。

チップセットQualcomm QCC3071
Bluetooth5.3
LE Audio対応
対応プロファイルA2DP
AVRCP
HSP
HFP
対応コーデックSBC
AAC
aptX ™ Lossless
aptX ™ Adaptive
ドライバー16.2mmダイナミックドライバー
周波数特性20Hz-20kHZ
充電時間10分で2時間の使用、2時間で満充電
バッテリー8時間(イヤホン本体)+27時間(ケース)
充電方法USB-C
防水性能IPX5
マルチポイント対応
急速充電対応
操作方法タッチコントロール
重量13g(イヤホン本体)
130g(イヤホン本体+充電ケース)

また、高い接続性・低遅延・音質の基準をクリアしたイヤホンにのみ与えられる「Snapdragon sound」の認証を受けています。

私が購入したGAME Editionは、専用のドングルが付属し、遅延を59msに抑えることができます。さらに、敵・味方の位置を把握するための「FPSモード」と、より広い空間表現を生み出す「RTSモード」の切り替えが可能となっています。

ARC2の初期設定

私の場合は、外出先での使用は想定しておらず、主に自宅のWindows PCでFortniteをやりつつ動画を見たり音楽を聴いたりする使い方を想定しています。

Windows PCで使用する際の設定方法を簡単にまとめておきます。

ドングル接続の場合

まず、低遅延が期待できる専用ドングルを使用する設定方法です。

  1. ドングルをPCに差し込みます。USB Type-Cなので注意が必要です。私のPCはType-Cの差し込み口は1つのみでした。
  2. ドングルの横のボタンをしばらく長押しすると、LEDが赤と白で交互に点滅し始ます。
  3. ケースにイヤホンを置いた状態で、ケースを開いて中央上側にあるMFBボタンを長押しして、イヤホンのLEDも赤と白で交互に点滅し始ます。
  4. PC側で、「設定」→「システム」→「サウンド」→「ヘッドホン Cleer aptX Adaptive Dongle」を選択すると使用可能になりました。

なお、標準はLLモード(低遅延モード)、ドングルを2回タップするとHDモード(ハイレゾオーディオ)で使用可能です。Fortniteなどのゲームでは低遅延モード一択です。

ドングルはType-C接続のため、PCによっては別途変換アダプターを買う必要もあります。

Bluetooth接続の場合

続いて、Bluetooth接続です。こちらも至って簡単でした。

  1. PC側で、「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「デバイスの追加」→「Bluetooth」を選択。ただし、次の2と同時にやった方がいいです。接続が切れるのでやり直す必要が出てきます。
  2. 先ほど同様、ケースにイヤホンを置いた状態で、ケースを開いて中央上側にあるMFBボタンを長押し。イヤホンのLEDも赤と白で交互に点滅します。
  3. 自動で接続されるか、PCで「設定」→「システム」→「サウンド」→「ヘッドホン Cleer ARCⅡ」を選択すると使用可能になります。

ちなみ、ケースにイヤホンを置いた状態でなくても、耳にイヤホンをかけた状態で、左右どちらかを5回タップしてもペアリングモードになります。

スマホとのペアリングはさらに簡単で、イヤホンをペアリングモードにして、スマホで「Cleer ARCⅡ」を選択するとすぐに使用できました。

Fortniteでの使用感

まだ到着して間も無く、まだ使い始めて3日間ほど使用感になりますので悪しからず。

加えて、主にFortniteで使用することもあって、ドングルで接続し低遅延モードで使用した場合を中心に書いています。

まず、音質に関しては、可もなく不可もなくといったところでした。

オープンイヤー型のイヤホンの中では、ARC2の音質を高評価する意見もありましたが、私の耳には大きな変化は感じられませんでした。Fortniteで微細な音が聞き取りやすくなった、といったことは今のところ実感できていません。

次に、定位感に関しては、Fortniteをやっていると、そこまで良いとは言えなかったです。。残念。期待し過ぎていたかもしれません。

銃声の方位は分かりやすいですが、宝箱が上か下かどこにあるか区別できず迷うことがある状況です。使用して3日ほどで慣れていないだけかもしれません。

個人的な定位感の良さ順位付けとしては、

オープンイヤー型イヤホン<カナル型イヤホン<インナーイヤー型イヤホン<ヘッドホン

といった感じ。当然イヤホンやヘッドホンのスペックにもよりますが。

改めてヘッドホンでFortniteをやってみると、細かい音の表現と定位の良さが際立つような気がします。ガチ勢・競技勢には圧倒的にヘッドホンを勧めます。

遅延に関しては、全く問題ないです。FortniteのようなTPS、その他FPSでは問題なく使えると思います。映像と音のずれは感じられず、何ら違和感がない。

ゲーム以外での使用感

Fortnite以外でYoutubeで動画を見たり音楽を聴いたりしての感想をざっくりまとめたい思います。

3千円程度で購入し、これまで使ってきたワイヤレスイヤホンEarFun Free 2と比べて音質が劇的に変化した、とまでの実感はありません。

2製品の音質に関わるであろうスペックを比較すると以下のようになります。

ARC2EarFun Free 2
イヤホンの形状オープンイヤー型カナル型
チップQCC3071QCC3040
ドライバー16.2mm
デュアルサイド・チャンバー構造
6mm
ダイナミックドライバー
コーデックの違いaptX AdaptiveaptX

明らかに左のARC2の方がスペックは上、お値段も8倍ほど違いました。ただし、イヤホンの形状でオープンイヤー型であることが、かなりマイナスに働いているようです。

ARC2の音質は十分ですが、オープンイヤー型であるがゆえにスペック以上の感動は得られなかった印象です。

その他に気になった点を挙げると、

  • デバイスと離れた時の音が途切れ
  • ドングル接続とBluetooth接続の切り替え
  • 再生時の音の始動
  • デザイン
  • アプリ

この5点です。

まず、ドングル接続の際に、イヤホンを着けたまま部屋を出て3回曲がって洗面台に向かうと音が途切れました。狭い賃貸アパートで部屋を出てから7歩で洗面台です。

Bluetooth接続に切り替えると途切れることなく使えます。ゲームの時はドングル接続、家事とか身支度とかする時はBluetooth接続、切り替えることで音が途切れません。

ただし、このドングル接続とBluetooth接続の切り替えがスムーズにいきません。PCでボタン一つで切り替えられればいいのですが、ドングル接続からBluetooth接続にするときになかなか接続しない。いい方法を模索中です。

また、ドングル接続の際に、Youtubeで別の動画に切り替えると、最初の1~2秒音が鳴らない現象が起きる場合があります。毎回ではなく、まれに起こるのでどういった状況で起きるか原因を調査中。

あと気になったのがデザイン。人に見られるわけではないですが、この紫がどうも好みではなく、Cleerというロゴもない方が良かった。あくまで個人的な感想ですが。

気になった点の最後に、Cleer+というアプリです。

当然スマホで使用できるのでしょうが、PCでは代替するアプリが見当たりません。音のチューニングやファームウェアの更新などができるようで、恐らく「FPSモード」と「RTSモード」の選択もアプリから出来るはずです。PCで利用できるアプリを捜索中です。

一方で良かった点は、圧倒的に取り回しが楽になったことと、耳の異物感が解消したことです。

オープンイヤー型とあって周囲の音が聞こえる状態でも、音楽や動画の音も聞こえる。完全ワイヤレスなので、作業や家事でこまめにデバイスから離れることがあっても、音を聴くこと中断しなくていいのが便利。

しかも、長時間着けていても、耳の中に何か入っている異物感もなし。眼鏡を着けながら使用していますが問題ありません。

さすがに、4時間ほど着けていると、耳に掛かっている上の部分が気になり始めますが、カナル型より断然いいです。

また、私のように室内で一人でイヤホンを着ける身には関係ないですが、音漏れに関して述べておきます。オープンイヤー型とあって音は漏れます。

普段聴く音量でイヤホンを外して机に置き、2~3mほど離れてもうっすら音が聞こえるレベルです。図書館などの静寂を要する環境での使用は、音量を下げるなどの配慮が必要です。


総じて、購入して良かったと心から言えるかというと、答えに窮するというのが本音です。購入価格が25,080円に対して快適さは得られたのか、長期観測が必要です。

今言えることは、

Fortniteなどのゲームのためだけの用途であれば買わなくても良い、

ゲームだけでなく離席して音を聴きつつ作業もする人にはお勧めできる、といったところです。

いわゆる競技勢やガチ勢はやはりヘッドホンかと。エンジョイ勢やカジュアル勢はARC2は全然ありです。

装着感に違和感がないため、つい長期時間着けっぱなしになりがちになっています。耳への負担も考えつつ適度にこのイヤホンと付き合っていこうと思います。

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