今更キーケースを買ってみた。usuha-kullmuを選んだ経緯と使い心地。

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10年前の自分であれば、鍵をケースに入れて持ち運ぶ必要性など一切感じることはありませんでした。貧乏性の私は、生きる上で不要なものには手を出さない性分で、特に身に付けるものにはお金をかけず無頓着に近い状況でした。ましてや鍵専用の入れ物を買うことなど、もったいない行為の最たるものという認識。そんな性格が歳を重ねるにつれて徐々に変わっていき、最近は物を買うハードルがずいぶん下がりキーケースに手を出すまでになっています。

目次

キーケースに手を出したきっかけ

30代半ばになって100均で購入した財布を人前で取り出すのが急に恥ずかしく感じることがありました。歳をとって人目がやたらと気になるようになり、身に付けているものが年相応でなく大学生の頃から何一つ進歩していない。徐々におじさん化を進めることにしたのでした。

さっそく使うのを躊躇するようになっていた100均の財布を買い替えることに。一万円を超える財布を最初は抵抗がありましたが、コンセプトに惹かたusuha-mini smooth verをクラウドファンディングのリターンという形で購入し使用中です。

使い始めはカードを取り出すのにも一苦労でしたが、慣れてくると全く問題はなくコンパクトさと革の質感に惚れ込んでいます。この財布は、工房artigianoが発信するブランド「ten-to-sen.」の1つ。キーケースを探していたところに、このブランドのプロジェクトを目にしたことも購入のきっかけになりました。

財布はバーコード決済、鍵はスマートロック。そもそも、スマホ1つで生活している人には財布もキーケースも不要でしょうが、私は不安から現金とカードは手放せず、鍵も携帯しない生活は今のところ考えられません。会社の鍵、自宅アパートの鍵、おんぼろ軽自動車の鍵、今の生活ではどれも必要です。

この財布を手にしたことでブランドの魅力を知り信頼感が生まれ購入の決め手となりましたが、キーケースそのものを持つと決めた理由は財布と同じです。これまでは、あらゆる鍵に付属する銀色の輪に4つの鍵をまとめていました。キーリングとでも呼ぶのでしょうか、この輪に鍵を複数つけて持ち歩くとジャラジャラと安っぽい音を発します。鍵を取り出す時は、子どもが常に身に付けているお気に入りのおもちゃを、意気揚々と取り出すかのようで気恥ずかしくなってしまいました。

結局のところ、誰も気にも留めていないことを必要以上に気にする自意識過剰が原因なのかもしれません。こんなことにこだわるより、好きなことに没頭したり稼いだりと気にすべきことは山ほどあるはずが、相変わらず浪費ばかりの日々を送っております。

usuha-kullmuをMakuakeで応援購入

以前購入した財布usuha-mini smooth verは、CAMPFIREを利用しましたが今回はMakuakeで応援購入することになりました。クラウドファンディングで応援購入は、早期に申し込むことで一般販売予定価格よりお得に手にすることができます。ただし、数量が限られ情報を知った時点で売り切れているケースは珍しくありません。キーケースusuha-kullmu単品では以下のような応援購入の方法が用意されていました。

  • 一期生産37%off→先着150名
  • 二期生産31%off→先着150名
  • 三期生産25%off→先着550名

一般販売予定価格は8,800円とあり、私は上から2番目の二期生産31%offの6,050円で購入できました。残念ながら商品を知った時点で一期生産分はすでに売り切れていました。早期に購入することは価格の面でも利点があり、さらに商品到着の面でも1か月ほど早く手にすることができます。カラーは下記の全6色。

  • ワイン
  • ブルー
  • ブラック
  • 生成
  • チョコ
  • キャメル
”Makuake usuha-kullmu プロジェクトページより。

以前購入した財布はブラックだったこともあり、それに合わせてブラックを選ぶことにしました。Amazonでも「キーケース ブラック」などと検索すればより安価のものもありましたが、usuha-kullmuほど金属部品が少なくミニマルなデザインのものは見当たらず、ブランドへの安心感もあって二期生産でしたが迷わず購入しました。

商品の到着!

注文したのは3月中旬、商品が届いたのが7月下旬、注文から4か月以上が経過しましたが予定通り配送していただきました。クラウドファンディングは今回で2回目なので、Amazonのように注文から数日で届くことはないのを心得ており気長に待っていました。一般に、商品を即座に手にしたい方にはクラウドファンディングでの商品購入はお勧めできません。

商品は前回同様、ゆうパケットでポストに投函されていました。他にネットで購入する場合と異なり、かなり簡素な配送方法でトラブルが起きないかやや心配ですが無事到着。

商品と不釣り合いな物々しい段ボールに小さな製品が入っているのもどうかと思いますが、ホチキス3点止めの小さな茶封筒とかなりシンプル。開封すると小さな箱がお目見え。

財布を購入した時は木箱に納められていましたが今回は厚紙の箱。

箱の中には、ブランドのHPとSNSへの案内が書かれた名刺サイズの紙と薄い布に包まれたキーケース。

布からキーケースを取り出すと革製品の独特の匂いが嬉しく財布を開封した時を思い出します。革はイタリアンレザー「ブッテーロ」とのことで牛革のショルダー部分を使用。表面はなめらかで手触りも良く艶感もあります。月日が経つにつれ色が深まりより艶が現れるようで経年変化も楽しみです。

右は1年以上使っているusuha-mini smooth ver。

大きさは、8.5cm×4.3cm×1.5cm。縦の長さがusuhaと同じで統一感がありいい感じです。

収納できる鍵の本数は1~5本とのこと。重ねたときに合計約8mmまで収納できると書かれていました。普段使う鍵4本を収納した状態↓。

使い始めて2週間ほどの使い心地

到着して間もないため、まだ使って2週間ほどの個人的な感想になります。

まず鍵の取り付けは全く苦にはならないですが、一般的な鍵に付属する銀の輪(キーリング)よりは多少時間がかかります。頻繁に鍵をキーケースから外したり付けたりする場合は手間がかかるでしょうが、しょっちゅう鍵を入れ替えることはないでしょう。使用する定番の鍵は決まっているはず。

取り付けは簡単で、カラビナ(輪の部分)を外して紐を穴から抜いていき、鍵に通し元に戻すだけで、義務教育で図工をやったことのある人なら誰しもできます。

ちなみに、よく取り外す鍵は、紐に通さずにカナビラに取り付けておくこともできます。

普段、車の鍵はスペアキーを使っているので、職場の鍵2本と自宅の鍵とまとめて計4本をキーケースに入れています。車はスマートキーなど使えるような代物ではない激安軽自動車で、かつリモコンのようなキーが壊れたのでスペアキーを使っています。今のところケースに入れたままでも車で問題なく使えています。

鍵の出し方としまい方は「片手で可能」と記載がありましたが、使用して2週間ほどではできていません。4本収納していると、鍵をケースから取り出す際に3~4本いっきに鍵が出てくるので、そこから使う1本の鍵を選んでさしている現状。両手で使っています。

4本収納した状態で、片手でスムーズな鍵の出し入れは、この先も難しいのではと少し心配。ただ使い始めた当初に四苦八苦していた財布のusuhaは、今はなんら問題なく使えていることを考えると、慣れると簡単に扱えるようになるのかもしれません。

もう1点心配な点を挙げるとすると耐久性。取り付けてある紐が切れやしないか、紐を通す穴から破れたりしないか、革製品のど素人は勝手に不安になっています。


財布に続き2つ目の革製品を手にして日々ニヤニヤしていますが、人生初のキーケースはまだまだ使い慣れていません。毎日触れるものなので自然と手に馴染んでくるを期待して長く使い続けたいと思います。

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