FPSやTPSでは一般的にイヤホンよりヘッドホン、無線より有線が良いとされています。
その主な理由は以下4つの点で有線ヘッドホンがイヤホンより優れているからだと思います。
遅延、定位感、遮音性、音の種類の聞き分け。
私はFortniteをやる上でワイヤレスイヤホンを使うことなど頭にすらなく、有線ヘッドホン一択でした。
ただ、ヘッドホンがイヤホンに決定的に劣る点があります。装着の煩わしさ。
最近このヘッドホン最大のデメリットが物凄く気になり始め、イヤホンへの移行を検討中なのです。
有線ヘッドホンの煩わしさを分析
音の良さと引き換えに装着の煩わしさを伴うヘッドホン。全く気にならい人もいるでしょうが、私としては具体的に以下のような点が気になるのです。
髪が潰れる問題
毎日、長時間、ヘッドホンでFortniteをやるわけです。頭の上がへこんだ髪型がデフォルトになっています。
この髪型問題が理由で、ヘッドホンを敬遠する顔出し配信者がいらっしゃるのを見かけます。
私はゲーム中に人に見られる立場ではないですが、髪に癖がつくことで、ゲーム後に外出できなくなる制約が発生。
身支度を整え出勤前に時間があっても、髪がへこむからFortniteはやらないと判断することがあるのです。
耳から頭頂部を覆われている不快感
冷静に考えて、顔の周りに何かが覆い被さった状態で長時間過ごすことは快適なはずがないのです。
確かに以前購入したRazer BlackShark V2は、重さ262gと軽量で何とも耳に優しくかなりソフトなイヤーパッドで長時間着けることができます。最近購入したDT990PROはさらに軽く250g、イヤーパッドはふかふかした素材です。
ですが、たとえ1gだろうが頭の上に覆い被さっていることに変わりなく、何か位置がおかしいとか、何か痒いとか、何かが気になるのです。
離席のたびに着脱する面倒
長時間ゲームはやりますが、ずっと座りっぱなしでいられない体質です。
トイレにいったり、飲み物を持ってきたり、炊事洗濯など家事をやったりゲームをしながら他のことをやっていることが大半。
立ち上がる都度ヘッドホンを外して、戻ってきてまた着ける、これが面倒。有線イヤホンでも同様なことが言えるのでしょうが。
有線イヤホンでFortniteをやってみることに
最近ヘッドホンの煩わしさが気になってしょうがないので、試しにイヤホンを使うことに。引っ張り出したイヤホンは次の2つ。
- final E500
- Apple EarPods(3.5mmプラグ)
final E500は2021年に1,891円で購入したもの。
EarPodsは大昔に購入したiPod touchかiPod shuffleのどっちかに付属していたものと記憶しています。
両方ともヘッドホンから移行直後は、やはり違和感しかない。特に反響しているように聴こえます。
不思議なのは、時間が経ち慣れていくと何ら不自由なくゲームができる。確かに音の細部の表現はヘッドホンが勝り微細な音も聴こえてきます。
ただFortniteに至っては、銃声、足音、何らかの物体が移動した音がしっかり聴こえればいいので、細やかな音の表現は不要。聴こえるのならば、それはそれで楽しめるのでしょうが。
定位感も同様で、慣れの問題で時間とともに違和感がなくなっていきました。ただイヤホンを試してまだ数日なので、定位感は今後継続して体感していきゲームが不利にならないか検証したいと思います。今の所、全く問題なし。
ワイヤレスイヤホンでもFortniteをやってみることに
Fortniteをやる上で有線イヤホンで十分。ヘッドホンにこだわらなくても良いと判明。
ここでさらなる快適さを求めて、ワイヤレスイヤホンでFortniteをやってみることに。
ワイヤレスならコードがない分、取り回しも簡単。一方で気になるのは遅延と音質です。
30半ばのおじさんが既に持っていた唯一のワイヤレスイヤホンEar Fun Free 2で半ば諦めつつもFortniteをやってみることに。
諦めつつ、というのも以前気まぐれで一度だけFortniteをやってみたら、音の遅延と音の悪さで使い物にならず即断念したことがあったのです。
3千円ちょっとで購入したワイヤレスイヤホンEar Fun Free 2でいざFortniteへ。
Ear Fun Free 2でFortniteをやるための設定
Fortniteをやってみると、クソほど音が悪い。。音が遅れてやってくる。。やっぱり無理か、と諦めかけて気づきました。マイクが入っていると。
Ear Fun Free 2は通話にも対応しているためマイク機能がついています。
このマイク機能を無効にすることに。
Windows11でEar Fun Free 2のマイクを無効にする方法は下記。
「設定」→「システム」→「サウンド」→詳細設定の「すべてのサウンドデバイス」→入力デバイスの「ヘッドセット EarFun Free 2」→全般のオーディオを「許可しない」を選択して完了です。
さらに、このマイクを無効にするために色々調べていたら、Ear Fun Free 2の設定で低遅延モードがあると確認。すっかりこの機能を忘れていました。そもそもゲーム用途で買ったわけではないので使うつもりもなく流していました。
低遅延モードへの切り替え方法は、左のイヤホンを2秒押し続けるだけ。リスニングが苦手な私には聞き取れない流暢な英語で「Low latency on/off」とアナウスが聴こえます。
マイクをオフに、低遅延モードこの設定で再度Fortniteをやってみることに。
Ear Fun Free 2でFortniteをやってみると
設定後Fortniteをやってみると、音が良い！全然違う！さらに遅延もあまり感じないではありませんか！
この音なら全然大丈夫。
ちなみに公式からは、低遅延モードにすると通常200msのところを最小60msまでに遅延を抑えることができるとのこと。
まさかのビクロイをとってしまいました。普段なかなか取れないビクロイできるのであれば、もはやワイヤレスイヤホンで十分です。今さらながらEar Fun Free 2にはかなり衝撃を受けました。
とはいえ、耳を澄ませ目を凝らして銃声を聴くと、やはり映像とのずれはごくわずかにあるようです。が気にならない程度。
もしかしたら、やったことないですが音ゲーは遅延を感じるレベルなのかもしれません。少なくともFPSやTPSでは致命傷にはならないかと。
今後使い続けて、あまりにも遅延が気になったり、遅延が原因でうまくいかなったりがあればEar Fun Free 2でのFortniteは諦めることにします。同様に定位感もしっくりこないかしばらく検証してみます。
Ear Fun Free 2でFortniteをやるようになって色々と快適に
最も快適なのはイヤホンをつけっぱなしで過ごせることです。
最初に書きましたが、座りっぱなしでは居られず、席から離れ諸々なことをやりつつFortniteをやる現状。
ワイヤレスのため、立ち上がるたびに有線ヘッドホン・イヤホンを着脱する手間がなくなりました。これが思った以上に楽。最高。
しかも、音楽を聴いたりYouTubeを流している場合、席を立つ都度一時停止しなくても、音が流れた状態で室内をうろつける。音の中断というのがいかに不便だったのか実感しました。
しかも、Fortniteも含めてワイヤレスイヤホン1つで事足りるならば、机周りがだいぶシンプルになります。
インテリアとしてヘッドホンを見える所に置いておくのはありですが、いかんせん埃が被るのが耐えられません。布団も置いてある狭いワンルームのアパート住まい。布団がある限り埃から逃れらないのでしょう…寝室が別の部屋に住めるほどの財力もなく、貧乏人は埃からも逃れられない現実。これを機に埃の出にくい布団を探すかなぁ。
ワイヤレスイヤホンを部屋で使うときの唯一の不満点
FortniteをしたりYouTubeを流したり、ほぼ半日、耳にイヤホンを入れていて感じたことが1つ。耳の中の異物感。
異物が常に耳の穴に入り込んでいる感覚があるのです。
Ear Fun Free 2がカナル型だからというのもありますが、Apple EarPodsのインナーイヤー型であっても異物感を感じます。
さらなる快適さを求めると、ゲームもできる耳をふさがないワイヤレスイヤホンに手を出すことになりそうです。
まさかワイヤレスイヤホンでFortniteが快適にできるとは思ってもみなかったです。
しばらくはヘッドホンをお休みして、イヤホン派で生きようかと思います。
