ゲーミングキーボードELECOM VK720Aが良さげ。

当ページのリンクには広告が含まれています。

最近FortniteをやっているとFPSが異常なことに気づきました。カクついたり画面が飛んだり、まともにプレイ出来ない状況でした。これまでは設定した上限値240FPSに、ほぼ張り付いてプレイ出来ることがほとんどでした。

ここ数日はなぜかFPSが急激に変動し、30FPS以下に下がったりわずかに上がったりの繰り返し。ひどい時は画面が固まるほどでした。

FPSドロップと呼ばれる現象らしく、フレームレート(FPS)が急激に落ちるトラブルで、いくつかの解決策がネットに転がっています。多くの人が言及している、可能性の高そうな改善策から1つ1つ試していきました。

ところが、その日には一向に解決せず。改善策を施してはFortniteをプレイしてを繰り返し、カクついた画面を見続けたことで目も痛み、頭痛もひどくなったため放置していました。しばらくはFortniteをやっていません。30FPSで一定というわけではなく、今にも画面が止まりそうになったりスムーズに動き出したり、小刻みカクつくのでプレイ出来ていませんでした。

ところが昨日Fortniteをやったところなぜか240FPSで安定しています。原因はよく分かっていません。Fortniteを嫌いになる寸前でしたが、やはりちゃんと画面が見えると面白い。めっきりゲームの時間は減っていましたが、またプレイ時間が増えそうです。

ゲームをやる頻度が増えると、ついゲーミングデバイスも気になってきます。ゲームが出来なかった期間には、もっぱら一眼ミラーレスカメラやコンデジに夢中になり、今でも何を買おうか息巻いております。個人的に再びゲーム熱が高まりそうで、特にゲーミングキーボードが気になり始めています。

目次

ELECOM VK720Aがかなり良い

個人的にはエレコムと聞くと、安価な充電器とか電源タップとか小物のコンピュータ周辺機器メーカーというイメージがあります。この印象が変わったのが、V-customと呼ばれるエレコムのハイクラス・ゲーミングデバイスシリーズ。

”ELECOM公式サイトより。

特にゲーミングマウスのVM610は54gでPixArt PAW3395DM + Dsensorを搭載し、他社メーカーに引けを取りません。それでいながらメーカー公式ショップで13,980円(2024年7月)と決して高くもない。大手メーカー最新マウスのLogicoolのG PRO X SUPERLIGHT 2やRazerのViper V3 Proは軽く2万円越えです。

また、エレコムのゲーミングキーボードは、一足先にVK600Aが発売されています。こちらも可変アクチュエーションポイントとラピッドトリガーと同様の機能を搭載。ともに最短0.1mmの設定が可能です。

そんな中、2024年6月下旬に75%サイズのゲーミングキーボードVK720Aが発売されました。

以前のVK600Aは65%サイズのコンパクトキーボードでしたが、VK720Aはキーボード上部にファンクションキーも搭載するサイズ感です。

”ELECOM公式サイトより。

VK720Aの主な仕様は下記です。

  • コネクター形状:USB-Aプラグ
  • 接続方式:USB有線
  • 対応OS(Windows):Windows 11/10
  • キー配列:US配列/JIS配列
  • キー数:82~83キー
  • キーピッチ:19.0mm
  • キータイプ:磁気式アナログ検出スイッチ
  • キーストローク:4.0mm
  • アクチュエーションポイント:0.1mm~3.8mm
  • 動作圧:30g~50g
  • レポートレート:最大1000Hz
  • バックライト:1677万色RGBライティング
  • USBポート:USB-A×1
  • ケーブル長:約2.0m
  • 外形寸法:約325.4×143.8mm×20.1mm
  • 重量:約785g

カラー展開はブラックとホワイトの2色。JIS(日本語)配列もUS(英語)配列も用意される点はありがたい限り。

エレコム公式サイトでは、32,980円となっています。安くはありません。

ゲーミング性能

上記の仕様の通り、アクチュエーションポイントとリセットポイントが追従して変化します。0.1mm単位で調整できるなど、申し分ない数値ではないでしょうか。中には0.01mm単位で調整できるHM66のようなキーボードもありますが、正直、性能の頭打ち感が否めません。0.1mmで十分かと。

また、操作するキーの押し込む深さによって、異なる動作を設定できる2ndアクション機能を搭載しています。

打鍵感が秀逸

かなりの静音です。レビュアーが挙げている動画を拝見すると、静電容量無接点方式を採用しているREALFORCE GX1のような静けさです。これは人を選びそう。コソコソとした感じの打鍵音です。

音がかなり静かな分、誰かがいる環境やボイスチャットの際に、周囲に配慮できる点はいいかと思います。打鍵音が無駄に響かず落ち着いた感じなのはけっこう好きです。

打鍵時の初動圧が30gというのも、かなり軽い部類。底では50gになるとのことで、キーを徐々に下に押すごとにわずかに重く感じるはずです。ここはREALFORCE GX1と異なる打鍵感になりそうです。


”ELECOM公式サイトより。

キー配列がいい。絶妙な隙間。

ゲームと作業の両方で使えるキーボードとしては、個人的にキー配列が完璧だと思っています。

まず、普段はキーキャップのカスタマイズ性が高いことから、US配列を使っていますが、VK720Aは国内メーカーながらUS配列もあります。以前のVK600Aは日本語配列のみでした。

また、キー配置の絶妙な隙間を残している点が、個人的には高評価です。例えば、ファンクションキーのF1~F12が一般的な位置に配置されています。全て左に寄せられれ敷き詰められた配列より断然いい。

”ELECOM公式サイトより。

ファンクションキーと数字キーの間とのわずかな隙間がある点、EnterキーやBackspaceキーと右端のキーとの間にわずかな隙間がある点もいい。この隙間があることで、2つのキーを同時に押す誤入力を防げるので、タイピングを含む作業ではありがい。

面白いのは、英語配列でありながら、Spacelキーの左に無変換キーを設置できる点。通常Spaceバーの左はCtrlキー、Winキー、Altキーの3つです。が、短いSpaceキーに入れ替えることで、Ctrlキー、Winキー、Altキー、無変換キーの4つのキーを設置できます。

”ELECOM公式サイトより。

事実上の分割Spaceキーの状態になり、FPSやTPSなどのゲームで、親指に割り当てられるキーが増えそうです。私のようなアラフォーには慣れるまで苦労しそうですが、適応力がある人にはプレイの幅が広がるでしょう。

Spaceキーの交換は、一部のネジを外すだけで切り替えられるため、自作キーボード未経験者であっても簡単なはずです。

安心の国内メーカー

大きな国内メーカーであるため、在庫が枯渇して買えないとか、商品が届くのが遅いとか、初期不良の対応とか、余計な心配がなく何かと安心です。海外から高価なデバイスを個人輸入してトラブルに出くわした際は、身動きがとれず詰みます。

また、ゲーミングキーボードを使う上で欠かせないソフトウェアも、当然日本語に対応しているので安心。使い勝手もシンプルで良さそうです。海外メーカーのゲーミングキーボードは謎の日本語に翻訳され難解なことも珍しくない。


ゲームとタイピング作業を1台のキーボードでやりたい人には、VK720Aは向いていると言えます。隙の無いゲーミングキーボードという印象を受けました。私の場合は、作業では比較的背の低いロープロファイルで、テンキーもあった方がいいので、作業ではLofree FLOW100を使用しています。ワイヤレス接続もできるので。ゲームではWooting 60HEを使っていて性能に不満はないで、今すぐにこのキーボードは買わなくてもいいかと。

  • URLをコピーしました!
目次