カメラって本当に高い。好きなガジェットが増えれば増えるほど、しみじみお金の無さを嘆いています。
最近は特に自分の中のカメラ熱が高まっていて、写真撮影を主な用途として一眼ミラーレスカメラを探しています。動画性能より写真を撮ることに比重を置かれたカメラが欲しいのです。
普段は、APS-Cセンサー搭載のFUJIFILM X-S10を使って、身の回りにある物を適当に撮ったり、外に風景を撮りに行ったり、難しいことは考えず撮影しています。この前は、ここ沖縄の日没時刻に散歩がてら撮ってみました。空の青さと夕日の薄いオレンジの色合いは、あまり外に出ないこともあってか、沖縄に移住して初めて出会う光景でした。
カメラに詳しくなくとも、きれいな光景をよりきれいに写し出したい欲がむくむくと湧き出ております。この欲を満たす最善の方法は、カメラの撮り方をしっかり学んで撮る回数を増やすことでしょう。
ただ、若干めんどくさがりな性分で、手っ取り早くきれいな写真を撮りたい私は、カメラの性能が高ければすぐにきれいな写真を撮れると安易に思っています。最近は、APS-Cより大きいセンサーのフルサイズであれば、もっときれいな写真が撮れると、変な暗示にかかっています。
きれいな写真が撮れるフルサイズカメラを、毎日ネットで探し回っていますが、とにかく高い。年収300万ほどの庶民の生活を脅かすほどの高価なカメラばかりです。
中にはCanon EOS RPやNikon Z5のように、10万円台と手が届きやすい価格帯のフルサイズカメラもあります。ですが妥協したくはない。画質に影響する画素数であったりダイナミックレンジであったり、画像処理エンジンの性能であったり。こういった性能は出来る限りいい物を選びたい。
先ほど挙げた2つのカメラが悪いわけではなく、エントリー機にはない性能に触れてみたいのです。今使っているX-S10も12万円で購入したこともあり、あえてまた同じ価格帯のカメラを選ぶ必要もないのでは、と高性能のフルサイズカメラをずっと探し続けています。
Canonの高画素機EOS R5
写真を撮る目的でカメラを探していると、王道のカメラメーカーCanonではEOS R5が購入候補として挙げられます。これを書いている2026年6月時点で、Canonの一眼ミラーレスカメラの中で最も高画素のカメラです。
Canon EOS R5のざっくりとした仕様は下記です。
- 約4500万画素
- ISO100~51200
- 最高約20コマ/秒
- 8.0段の手ブレ補正効果
- 撮影枚数 ファインダー使用時220枚
- 138.5×97.5×88mm
- 約650g(本体のみ)
カメラに詳しくない身としても、高画素が必ずしも高い高解像度になるとは限らないことは、何となく分かっています。ただ、カメラメーカーから販売されている高画素機は、決まってスナップ向けのカメラであることがほとんど。高画素のカメラを選んでおけば、私の理解が及んでいない、写真機としてのその他の性能も高いのでは、と簡単に考えるようにしています。
Canonの既存のカメラでは、写真撮影に重点が置かれたのがEOS R5と理解しています。このR5のMarkⅡが近日中に出ること確実視されています。今まさに写真機を探しているものの、どのフルサイズカメラを買うか定まっていないタイミングとあって、気が気ではありません。
Canon EOS R5 MarkⅡの噂
EOS R5 MarkⅡが発売されることは間違いないようですが、スペックなどの詳細まだ噂段階。ただカメラに関する噂の中には信憑性が高い情報も紛れているらしく、実際に発売された内容と大差がないこともあります。
自分自身が目にしている情報が、正確な情報ではないのでしょうが下記のことが言われています。
- 7月中旬頃に正式発表?
- 2024年8月後半に出荷される?
- 4500万画素積層型センサー?
- 視線入力AF?
- 最高約30コマ/秒?
- 新しい冷却システムの導入?
- 動画に特化した新機能が搭載?
- 価格は3999ドル?
発売はもう秒読みの状況でしょう。積層CMOSセンサーは既にEOS R3に搭載されていて、従来より光の取り込み効率が上がり、読み出しが高速になったとのこと。このセンサーと映像エンジンのDIGIC Xにより、高いノイズ抑制と解像感を実現しているようです。
素人がCanonの写りを心配するまでもなく、最高の撮影体験が期待できます。個人的には、連写機能の向上や動画の新機能などはあまり求めていませんが。物撮りと風景をとにかくきれいに撮りたいだけ。
1つ引っ掛かるのは価格です。3999ドルが事実であれば、1ドル160円で計算すると約64万円。はたして私のような貧乏人に買える価格帯になるんでしょうか。
貧乏人がEOS R5 MarkⅡに手を出せるのか
そもそもEOS R5の発売価格を知らなかったため、調べてみると、2020年7月に発売され、公式オンラインショップでの販売価格は税別46万円、税込で約50万円だったらしいです。
カメラの販売動向はよく分かりませんが、MarkⅡがこの価格より低いことはあり得るのでしょうか。バージョンが上がるということは、確実にこれより高くなるのが当たり前のことと思います。となると、私のような庶民には分不相応の代物なのかもしれません。貧乏人はお呼びでない感じの高額カメラになりそう。
おとなしく購入を断念する方向に進むんでしょう。ただ今回Canonのカメラの価格帯を全く知らなかったので調べて勉強になったことは良かったかと。別のカメラメーカーの高画素機と比べて高いようです。SONYであれば6000万画素越えのα7R Vは50万円以下で、Nikonであれば4000万画素越えの Z7 Ⅱは40万円以下で価格が推移しています。
あまり資金に余裕がない人間で、高画素機を買うのであれば、潔くCanonは諦めた方が無難ではないかと思えてきました。フルサイズカメラの高画素機は、とにかく高い印象でしたが、Canonと比べると他のメーカーの方が安いみたいです。もちろん画素数以外にも価格を決める性能の違いはあるんでしょうが。
また、レンズのことも考えると、なおさら貧乏人にはEOS R5 MarkⅡは厳しそうです。
きれいな写真を撮る目的で高画素機を買うわけなので、ボディだけでなくレンズもそれなりのものを付ける必要があります。ボディだけ高性能で、レンズがチープなものでは、撮影本来の目的が達成されません。どちらかというと、レンズの方が、写真に与える影響が大きいらしいのです。
Canonの純正レンズは豊富で選択肢が多くあります。ただカメラメーカーの純正レンズは高価なものが多く、例えば、F2.8通しの標準ズームレンズEF24-70mm F2.8L II USMであれば16万円ほど。
現段階ではサードパーティ製のレンズも非常に少ないのがCanonの特徴です。SONYやFUJIFILMは、SIGMAやTAMRONといったレンズメーカーから、純正より安価で品質の劣らないレンズが多数出ています。
Canonは、レンズのライセンス方針が消極的なのか、CanonのRFマウントのサードパーティ製レンズはかなり限定的なようです。もしかしたら、今後、方針転換で他社のレンズが増える可能性もありますが、現段階でレンズの選択肢は純正レンズに限られるといっても過言ではありません。
個人的にCanonの一眼ミラーレスカメラを初めて調べてみましたが、ちょっと庶民には手が届きそうにありません。と同時に他社メーカー、特にSONYはけっこう価格的には悪くないことも分かってきました。知らないことばかりでフルサイズのカメラ選びはまだ続きます。