カメラの価格の高さにおじけづき、なかなか念願のフルサイズカメラを買えないでいます。エントリー機をのぞけば、メーカーから発表される最近のカメラは庶民が購入を即決できない価格が並びます。2024年6月に発表されたNikon Z6 Ⅲの発売価格は、ニコンダイレクトで435,600円。けっこうなお値段です。
どうしてもフルサイズの解像感を体感したいので、新品を諦め中古に目をやると、またもや現実を突きつけられました。中古カメラも案外高い。比較的新しいカメラの価格が高いのは理解できますが、一眼ミラーレスカメラは中古も値下がりしにくいようです。
ここ最近は自分の経済力の無さにむなしくなりながら、ずっと手頃なカメラを探す毎日。そんな中、カメラメーカーは定期的にキャッシュバック キャンペーンなるものを実施していることを知りました。もしかしたら、カメラの買い時はこのキャンペーンなのかもしれません。
この時期のキャッシュバック キャンペーン
これを書いている2024年6月下旬ごろは、各カメラメーカーがこぞってキャッシュバック キャンペーンをやるみたいです。実施されているキャンペーンの内容まとめてみます。キャッシュバックの対象となるカメラや金額、メーカーによって期間はまちまちのようです。
Canon 夏のキャッシュバック
対象購入期間は、2024年6月21日(金)~2024年10月7日(月)です。また、応募締切は2024年10月28日(月)。
Canonのこのキャンペーンは、期間が3か月以上あるため、キャンペーン中に慌てて購入商品を探す必要もなさそうです。ただし対象商品は限られていて、商品によって割引価格も異なります。今回個人的に探しているフルサイズカメラでは、下記の商品が対象になっています。
- 40,000円分
- 30,000円分
他にも、APS-Cセンサー搭載のカメラも対象になっていますが、フルサイズカメラはR6とR8の2機種。R6は約2010万画素、R8は約2420万画素と、高画素機を探している私としては、ちょっと物足りないかと思います。またCanonは、国内のカメラメーカーの中でちょっと高い価格帯なので、個人的には他のメーカーで購入を検討したいです。
SONY αサマー キャッシュバック
キャンペーン期間は、2024年6月21日(金)~2024年7月22日(月)で、この期間内に購入した商品が対象です。また、WEB申し込み手続きを、2024年6月21日(金)~2024年8月6日(火)で行い、専用の応募封筒による必要書類を2024年8月6日(火)までに郵送が必要です。
SONYのキャンペーンは、期間が1か月程度と短いため注意です。こちらのキャンペーンも、フルサイズカメラに絞って、キャッシュバックの対象となるものを挙げます。
- 40,000円分
- 30,000円分
- 20,000円
この中で最も気になるのはα7RⅤ。6000万画素を超える写真に重きが置かれた機種。ただし、キャッシュバックがあるとはいえ、高画素機は元々の価格が高く、α7RⅤの最安値は安くても43万円ほどで推移しています。4万円のキャッシュバックがあっても39万円と私にはきつい。
このSONYのキャッシュバックキャンペーンは、対象のレンズと同時購入でさらに10,000円の追加キャッシュバックもあります。α7RⅤにこだわらず、α7ⅣとSONY最高峰レンズのG Materレンズと一緒に購入する絶好の機会なのかもしれません。
Nikon Creators 応援サマーキャンペーン
対象製品の購入期間は、2024年6月28日(金)~2024年8月26日(月)で、この期間内に新品購入した製品が対象です。また、キャンペーン応募受付期間は、2024年6月28日(金)~2024年9月6日(金)で、専用の応募用紙のダウンロードと印刷が必要です。
NikonのキャンペーンはSONYよりは長めの約2か月ほど。最大のキャッシュバック額は70,000円と、3つのカメラメーカーの中で最大です。こちらもフルサイズのカメラで、キャッシュバックの対象商品を挙げていきます。
- 70,000円分
- 50,000円分
- 30,000円分
- 10,000円分
個人的にはNikonのキャンペーンが最も気になります。Z7IIは狙っていたカメラでもあり、7万円のキャッシュバックであれば、今の中古価格とほぼ同じ。であれば今回のキャンペーンで買っちゃった方が良さそうです。
キャッシュバック利用で心配な点
3つのカメラメーカーのキャッシュバック キャンペーンを挙げましたが、この中で最も気になるのはNikonZ7IIです。7万円が返ってくるのはかなりでかい。これを書いている時点の最安値は35万円ほど。つまり28万円でZ7IIが購入できる。4000万画素を超える高画素で、Z8やZ9ほどサイズは大きくないので持ち運びにも躊躇しにくい。そう期待してずっと狙っていたカメラです。
キャッシュバック期間にこのカメラを買うにしても、自分のカメラの知識不足ゆえに少し心配な点があります。
型落ち商品?
完全な邪推ではありますが、キャッシュバックの対象となる商品は、想定より売れずに在庫が多く余っていて、メーカーが外にはき出したいのかなと。性能面や操作性で難点を抱えたカメラ、あるいは、他により優れたカメラがあるため、在庫を一掃しようという思惑があるのでは。
カメラ初心者のため想像でしかものは言えませんが、このキャンペーンで買ったとして、この直後によりいいカメラが発売され、後悔することを考えると購入をためらってしまう。はたしてこのキャッシュバックに飛びついていいのか不安になっています。
メーカーからの、いつもより安く買える親切心を踏みにじるような自分が恥ずかしいではあります。特に気になっているNikon Z7IIをキャッシュバックで買った直後に、Z7Ⅲが手頃な値段で発表されたら…そう思うと購入に踏み切れない。どうしようか…キャンペーン期間はまだあるのでもう少し考えます。
中古価格は変化するのか?
先ほども書きましたが、Nikon Z7IIはキャッシュバックを含めて考えると約28万円で買えることになります。ちなみに、中古価格を調べると、商品の状態によって変わるものの28万円ほどの商品があるようです。
つまり、キャッシュバックを含めた価格と、中古価格がほぼ同じ。これだったら中古を買う意味はありません。
そこで疑問に思うのは、メーカーのキャッシュバック発表後に、中古カメラの価格が下がるのかどうか。カメラに詳しくないため、カメラの価格変動が読めません。
もしキャッシュバックに連動して、中古価格も大幅に下がるのであれば、中古でさらにお得に手に出来るではと思っています。キャンペーン開始直後の現時点では、価格の変動は見られません。しばし観察してみます。
キャッシュバックは適用されるのか?
キャッシュバックを適用されるのは、メーカーが指定する方法で申請しなければなりません。心配しているのは、価格.comの最安値で販売する、あまり名の知れていないストアから購入しても、きちんと申請が通るのか、という点。
Nikonダイレクトで購入すれば間違いないでしょうが、最安値と比較すると圧倒的に高い。はたしてキャンペーン期間内であれば、どのストアから購入しても適用されるのでしょうか。こればっかりは買ってみないと分かりません。
庶民にとっては高額の買い物になる一眼ミラーレスカメラ。煩雑な申請を乗り越えれば、もしかしたらキャッシュバックキャンペーンで買うのが、最もお得に買えるのかもしれません。Z7Ⅱ買おうかなぁ…。