今さらNikon Z7Ⅱ買おうかな…カメラ初心者が欲しい理由と心配な点

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フルサイズのカメラを探す旅が続いています。人生で始めて一眼ミラーレスカメラを2年ほど前に購入し、誰に見せるでもない写真を気の向くままに撮っています。写真のセオリーやルールなども分からず、また、知ろうともせず自分の好き勝手に身近にあるガジェットを写し、目で見る世界との違いを楽しんでいます。

薄暗い室内で撮る時は、光の量が足りないせいか、あるいは三脚を使わず手持ちで撮っているせいか、くっきりとした解像度の高い写真が取れないことが多い。上の写真はF2.8のSIGMAのズームレンズで、絞り開放で撮っているためボケ感が強くなっていることも、解像感が低くなっている原因なんでしょうか。

個人的にはこれはこれでいいかと思っていますが、出来ればカリッとした写真も撮りたい。基本カメラを手に持って気になったものをカジュアルに撮ることばかりです。たまには、しっかり三脚を使ってF値を絞りISOを下げて、写真1枚に時間をかけてみようと思います。

ずっと使っているカメラはFUJIFILM X-S10。フジフイルムのXシリーズは全てAPS-Cセンサー搭載のカメラです。センサーはフルサイズでない分、軽量でコンパクトな筐体のためカジュアルな撮影には最適。フィルムシミュレーションで簡単に発色やコントラストを変えられ、被写体によって適当に使い分けて楽しんでいます。

鮮やかでメリハリの写りにしたり、柔らかい色合いにしたり、普段現像をやらずjpg撮って出しが基本の初心者にとっては、簡単に写真の面白さを体感できます。けっこう面白いです。これからさらにカメラにはまっていけば、徐々に時間をかけて色の微調整などの現像をやりたくなってくるのかもしれません。

日頃、FUJIFILMの独特な色味を楽しみながら思うのは、他のカメラの写りも見てみたいということ。特にカリッとした解像度の高い写りを体感したい欲が強く、カメラメーカーを変えてセンサーを一回り大きいフルサイズにしようと目ろんでいます。

所有するFUJIFILM X-S10であっても撮り方次第で、くっきりとした画は撮れるのでしょうが、初心者がシャッターを切っただけできれいな写真が撮るには、フルサイズセンサー搭載のカメラが手っ取り早いのかなと。実に短絡的な考えで、試行錯誤する楽しみを放棄している人間のよう。

自分のような人間は、撮り方を工夫する前に、さっさと高性能のカメラ買っちゃった方がいい気もします。いいカメラできれいな写真を目にすれば、なおのこといい写真を撮ろうと、自然に身体が動き工夫し出す人間だと自覚しています。

目次

フルサイズカメラで気になるZ7 ⅡとNikonの強み

ガジェットとか風景とか、身近な光景をきれいに写真に収めたいがために、フルサイズセンサー搭載のカメラをずっと探す中で注目しているのが、Nikon Z7 Ⅱです。

”Nikon公式サイトより。

Nikon Z7 Ⅱは、2020年12月に発売したカメラで最新機種とは言い難いカメラではあります。主な仕様は下記です。

  • 4575万画素
  • 電子ビューファインダー 0.5型 Quad-VGA OLED 約369万ドット
  • ISO 64~25600
  • ハイブリッドAF(位相差AF/コントラストAF)
  • 撮影可能コマ数 ファインダー使用時 パワーセーブ有効で約380コマ
  • 動画撮影可能時間 モニターモードで約105分
  • 約134×100.5×69.5mm
  • 約615g(本体のみ)

このカメラが購入したい理由として、一般的にNikonのカメラが風景写真に適していると言われているからです。カメラ初心者なりに調べる限りではありますが。

まず、Nikonのカメラで写した色が、実際の色に近い自然な発色であるらしいのです。カメラによって、目で見る光景よりも色を際立たせ鮮やかに表現したり、落ち着いたトーンで表現したり、様々な特徴があります。RAWで撮って現像で調整すれば、いかようにでもなるかと素人の私は思っていましたがそうでもないみたいです。

Nikonのカメラが風景写真に適していると評価される理由に、ダイナミックレンジが広いことも挙げられます。ダイナミックレンジは、カメラがとらえられる、明るい部分から暗い部分への再現可能な幅のこと。この幅が広いため、いわゆる白飛びや黒潰れの少ない写真が期待できます。

”Amazon Nikonストアより。

また、外での風景写真を撮るにあたり、気温の変化や持ち運ぶ時の衝撃にも強いとされます。頑丈で堅牢な作りだからこそ使う時に安心して使い込めそうです。高温多湿なここ沖縄で、日々会社に勤め時間に追われている身としては、繊細な機械の扱いに神経を削られたくない。壊れにくさはありがい限りです。

さらに、NikonのS Lineのレンズが使えるのも強みです。NikonのS Lineは、独自の設計指針と品質管理をさらに厳格化したNIKKOR Zレンズの中でも、特に高い基準を満たすレンズ。高い解像力や、立体感を生み出す美しいボケが期待でき、画像のゆがみ、色のにじみを極限まで抑制されるとのこと。

”Nikon公式サイトより。

2024年6月時点で、数える限りS Lineのレンズは22種類のようです。あらゆる焦点距離をカバーしレンズ選びで困ることはないはず。ただお値段もけっこうします。同じ時期に価格.comで調べると、最も安くてもNIKKOR Z 50mm f/1.8 Sで82,170円、最も高いレンズだとNIKKOR Z 600mm f/4 TC VR Sの190万円。もうはや意味の分からない価格。

ただ、SIGMAやTAMRONといったNikon純正レンズより安価のサードパーティ製のレンズも豊富です。私のような庶民にも手が届く価格帯であるため、CanonやSONY同様レンズの選択肢が多いのは嬉しい点です。

心配な点もある

Nikon Z7 Ⅱは、4575万画素と高画素で風景写真を撮るカメラとして最適に思えますが、個人的に少し心配な点もあります。

サイズ感

必然ではありますが、今使っているAPS-Cセンサーのカメラと比べると大きくサイズアップすることになります。仮に、Z7 ⅡにS Lineの標準ズームレンズNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sをつけると、軽く2kgほどになります。

普段使っているFUJIFILM X-S10は、普段使っているSIGMAのズームレンズをつけても800gを切りコンパクト。Z7 Ⅱは気軽に散歩しながら写真を撮るには無理があるのかもしれません。解像度の高い風景写真を求めるためには、フルサイズの筐体に大きく重いレンズをとりつけ、三脚をしっかり使って撮るのが大前提でしょう。

バッテリー

Z7 Ⅱはバッテリー持ちの評判はあまり良くないです。仕様としては、ファインダーのみの使用で、パワーセーブが有効の場合、撮影可能枚数は約380枚となっています。

今使っているFUJIFILM X-S10の撮影可能枚数は、ファインダー使用時、約300枚。さすがに12万円で買ったエントリー機よりバッテリーは持ちますが、大きな差はありません。

普段X-S10を使う中で、すぐに電池が消耗するのを目の当たりにして、次のカメラは絶対にバッテリー持ちの良いものを買うと決意したんです。正直、Z7 Ⅱのバッテリー持ちの悪さは不安でしかない。予備バッテリーは必須な感じがしますが、持ち物は出来るだけシンプルにしたいところ。

価格

2024年6月時点で、Nikon Z7 Ⅱは35万円ほどで推移しています。カメラ初心者がすぐに購入を決断できる値段ではありません。しかもこれにNikonのZマウントのレンズをそろえていく必要もあります。狙っているレンズは先ほどの標準ズームレンズNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S。お値段28万円ほど。この2つだけで63万円…きつすぎる。。

ただ、中古価格を調べてみると Z7 Ⅱボディが28万円ほど。こちらはありかと。NikonのS Lineの単焦点レンズなら10万円切るものもあります。また、レンズをS Lineにこだわらず、サードパーティ製のズームレンズであればもっと手に取りやすい価格帯になります。個人的には、TAMRONのF2.8通しの標準ズームレンズがいいかと思います。


Nikon Z7 Ⅱの写りは体感したいですが、サイズ感とバッテリー持ちが引っ掛かります。今の自分であれば買うなら中古、もしくはNikon Z7 Ⅲが出るのを待つか。答えはまだ出ません。

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