ここ最近、FUJIFILMからX-E5かX-Pro4、あるいは全く別の新たなカメラが出るとか出ないとか、噂を見かけます。人生で初めて買った一眼ミラーレスカメラがX-S10ということもあって、ついFUJIFILMの新製品には目が行きます。
普段は身近な物を撮る程度なので、わざわざ一眼ミラーレスを使わなくてもスマホで撮れば十分でしょうが、少しでもきれいに撮りたいがためにX-S10を購入。自己満足で物撮りをしていますが、その色合いというのか雰囲気というのか、レンズを通した写した画に魅了されています。
FUJIFILMの一眼ミラーレスカメラは、中判サイズのセンサーを搭載したGFXシリーズと、APS-Cセンサーを搭載したXシリーズに分けられます。比較的コンパクトなXシリーズは、持ち運びやすく価格も抑えられるため自分のような初心者にも手に届きやすいカメラです。2024年7月初旬の時点で、公式サイトで下記の6つが掲載してありました。
この他にもプレミアムコンパクトカメラX100VIもあります。こちらはレンズ一体型のコンデジです。
SNSで新製品の情報を目にして気づいたのが、Xシリーズを使っておきながら、FUJIFILMのカメラがいまいち分かっていないということ。HとかTとかSとか、数字の意味とか、よく分からなかったので初心者なりに調べてまとめてみることにしました。
FUJIFILM Xシリーズの分類
製品名の末尾の数字
先ほど挙げた製品の中でX-T5とX-T50を例に挙げると、製品名は末尾の5と50の違いしかありません。まず、この末尾の数字の桁数は、どういった人に向けたカメラであるか、下記のように分類されているようです。
- 1桁→プロからハイアマチュア向け
- 2桁→ミドル向け
- 3桁→エントリー向け
桁数が小さいほど、シャッタースピードを速く出来たり連写速度を上げられたり、あるいはファインダーが見やすかったり。一概にこれらが当てはまるとは限りませんが、一般的により高性能であると言えます。
一方で、数字の桁数が大きく、性能はさほど高くなくても、よりコンパクトで手頃な価格であるというメリットもあります。
また、X-T5やX-T4のように、末尾の数字の違いは、単純に大きい数字ほど新しい製品で性能も進化していると言えます。
これらを踏まえると、私の使っているX-S10はミドル向けで、X-S20の一世代前のカメラとなります。確かにX-S10のバッテリー持ちは悪く、X-S20で大幅に改善されています。ただ他社メーカーを含めた他のカメラと比べても、12万円で買えたカメラの写りとしてはかなりいいのではと思っています。
アルファベットの違い
Xシリーズには、先ほど挙げたカメラのX-H/X-T/X-Sといった、H/T/Sなどアルファベットの違いによっても種類が別れます。以下のような種類があるようです。
- H
- T
- Pro
- E
- S
それぞれのアルファベットの意味をネットで調べてみましたが、曖昧なことが多かったため、ざっくりとした特徴を自分なりにまとめることにしました。的外れなこともあるかもしれませんが、ネット言われているざっくりとした
X-Hは、動画も写真も高画質で撮れる、フラッグシップと呼ばれるモデルです。深めのグリップと上部のサブ液晶が特徴的で、操作感はFUJIFILMらしさより他社メーカーに近いものがあるらしいです。
FUJIFILMのカメラの中では、よりAF機能や手ブレ機能が優れ、高精細なファインダーや防塵防滴でタフな構造のようです。その一方でサイズはやや大きく重い。ハイエンドであることは間違いありませんが、フジの中では携帯性がそれほど高くないようです。
X-Tは、Xシリーズの原点である「小型・軽量・高画質」にこだわった、写真を最優先に設計されたカメラです。
X-Hよりやや軽く写真性能に重きが置かれ、操作感はFUJIFILMらしい複数のダイヤルがついたモデルのようです。TはTraditionalのことらしいです。
X-Proは、ハイブリッド ビューファインダーが特徴的な、伝統的な写真撮影が体感できるカメラです。一般的な電子ファインダー(EVF:Electronic View Finder)だけでなく、光学ファインダー(OVF:Optical View Finder)でも撮影が可能です。
OVFであれば、写真に収まるフレームの外も見えるため、シャッターを切る前に被写体の動きを予想して、シャッターを切ることが出来ます。
クラシックでミニマムなボディと、機械式ダイヤルを多用した昔ながらの操作感が楽しめるようです。
X-Eは、FUJIFILMのハイエンド機と同等の性能ながら軽量でコンパクトなボディが特徴的なカメラです。
X-E4に関して言えば、364gの軽さと32.7mmの厚さのフラットなデザインで携帯性に特化したモデルと言えます。一方でボディ内手ブレ補正がなかったり連写性能であったりは、他との差別化されています。10万円を切る価格で発売された比較的安価な部類。
X-Sは、動画も写真も申し分なく撮れる、コストパフォーマンスに優れたモデルです。
エントリーからミドル向けで、X-Hの性能を抑えながらも、より軽量でコンパクトにしたカメラ。X-S10を2年以上使っていて、1つの大きなの不満点はバッテリー持ちでしたが、X-S20で大幅に改善。Sの後に続く数字が10と20と二桁のため、ハイエンドの位置付けではないのでしょうが、初心者には十分すぎる機能が詰め込まれています。
新製品が楽しみで仕方がない
2024年には、X-E5かX-Pro4、あるいは全く別の新たなカメラが登場すると噂されています。個人的には、X-Proのファインダーをのぞきながらスナップしたい気持ちが強く期待しています。
買うかどうかは価格との相談になりますが、X-Pro3が24万円前後での発売だったと思うので、同価格帯であれば買いかなと。
また、X-E5がAPS-Cセンサーを積んでいながら、とんでもなく小型軽量化されたら、これも面白そうです。GRに迫るようなサイズ感だったら間違いなく買いです。
FUJIFILMのカメラは、大量生産しないことが明言されているので、新製品が発売されたら即断即決せねばならないでしょう。ここで悩むのが、フルサイズカメラとどちらにするかという点。
今、個人的に他社メーカーのフルサイズセンサー搭載のカメラを悩み中。ASP-CはFUJIFILMで体感したので、次はフルサイズを欲する気持ちが強い。散歩しながらスナップするのであればフジは最高ですが、しっかり三脚を使って風景写真を撮るのであれば別のメーカーでもいいかと。一番気になっているのがNikon Z7Ⅱ。風景写真と言えばNikon推しの方が多いようです。
Nikonは中古市場に出回っている反面、FUJIFILMは新品も中古も圧倒的に少ない現状です。新製品が出るようであれば迷っている場合ではなさそうです。