GRⅢ買っときゃ良かった…スナップに丁度良すぎるカメラ。

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最近やたらと写真への熱が高まっています。かといって写真に詳しいわけでもなく、AモードとかPモードとか正直あいまいなほどの初心者ではあります。日常の目で見る単純な光景が、レンズを通すときれいに写る不思議な感覚を楽しんでいます。

唯一持っている一眼ミラーレスカメラFUJIFILM  X-S10で身近にあるものを、特にあまり考えず撮っています。撮り始めた当初は、オートでただシャッターを切っただけの写真にいちいち感動していましたが、最近はしっくりこない感じが多い。ちょっと撮り方を勉強せねばと思っているところです。

干している布団カバーを撮るという、もはや意味わかんない物まで撮っています。

ここ沖縄は青空や海はかなりきれいですが、とにかく暑い日が多く、梅雨が明けたこの時期からしばらくは、昼間に外に出るのは危険なほど直射日光が強い。写真を撮りに出かけたいけど、日の落ち始める早朝か夜7時ぐらいに絞られます。その時間帯に限って雨が降るようなことがあれば、結局外には出られず、いつものように室内の物を適当に撮ることになります。

週1日の休み以外は毎日職場に勤務している身なので、写真を撮りに行く時間は限られています。X-S10はAPS-Cセンサーということもあって、そこまで大きなカメラではありません。ただボディだけで約465g、126.0×85.1×65.4mmのサイズ感。レンズをつければもっと大きくなるので、スマホのようにそう簡単に携帯できません。

出来れば常にカメラを身に付けておき、自宅アパートと職場との行き来などのちょっとした時間で、気になった光景を撮影したいと考えています。時間がそこまであるわけでもないので生活品の買い物の途中でもいい。持ち運びやすいサイズ感でスマホ以上のクオリティの写真を生み出せるカメラが欲しいのです。

スマホの中には、Leicaと共同開発された、1インチセンサー搭載のXiaomi 14 Ultraのようなコンデジ並みのスマホも存在します。結局、スマホで一眼ミラーレスカメラのような写真が撮れるのが最もいいのでしょうが、現状はカメラで撮った写真の方が上回っていると感じています。

コンパクトで大きいセンサーを搭載するカメラを探してみると、現段階ではやはりRICOH GRがNo.1だと改めて思います。

目次

APS-Cセンサー搭載の小さすぎるカメラ GR

RICOH GRは、高画質と携帯性を両立するコンパクトデジカメです。2024年6月時点で、APS-Cサイズ大型CMOSセンサーを積んだGRシリーズは、ざっくりGR/GR Ⅱ/GR Ⅲの3つが発売されています。

GR Ⅰ

  • 2013年5月発売
  • 約1620万画素
  • 23.7mm×15.7mmサイズCMOS
  • 5群7枚(非球面レンズ2枚)、35ミリ判換算で約28mm相当、F2.8~16
  • 約117.0×61.0×34.7mm(操作部材、突起部を除く)
  • 約245g(電池、SDメモリーカード含む)

GR Ⅱ

  • 2015年7月発売
  • 約1620万画素
  • 23.7mm×15.7mmサイズCMOS
  • 5群7枚(非球面レンズ2枚)、35ミリ判換算で約28mm相当、F2.8~16
  • 約117.0×62.8×34.7mm(操作部材、突起部を除く)
  • 約251g(電池、SDメモリーカード含む)

GR Ⅲ

  • 2019年3月発売
  • 約2424万画素
  • 23.5mm×15.6mmサイズCMOS
  • 4群6枚(非球面レンズ2枚)、35ミリ判換算で約28mm相当、F2.8~F16
  • 約109.4×61.9×33.2mm(操作部材、突起部を除く)
  • 約257g(バッテリー、SDメモリーカード含む)

焦点距離の異なるものや、HDF(Highlight Diffusion Filter)モデル、限定カラーなどの派生モデルもあります。

最新のGR Ⅲの仕様を見ると、圧倒的にコンパクトなサイズ感が目を引きます。大げさでもなくポケットに入るレベルで小さい。そして約251gと意味わかんないぐらい軽い。APS-Cセンサー搭載カメラとは思えません。

”RICOH公式サイトより。

さらに、ミニマルなデザインも魅力的です。多機能のカメラは、複数のダイヤルやボタン、ジョイスティックなどが搭載され、使いこなせれば便利ではあります。その分ボディは大きくなり、見た目もいかにもカメラといった機械のような雰囲気が出ます。それはそれでいいですが、GR Ⅲは必要最低限の機能以外はそぎ落とされた印象です。

最強のスナップシューターと言われるだけあって、すぐにポケットから取り出し、余計な設定は考えずスナップするにはこれ以上ない名機に思えます。他社のカメラメーカーで、APS-Cセンサー搭載のコンデジを調べてもここまでコンパクトなものは見当たりません。APS-Cセンサー搭載のCanon PowerShot G1 X Mark IIIであれば、約115.0×77.9×51.4mmで約400g。GR Ⅲほどのコンパクトさはありません。

”RICOH公式サイトより。

少し気になったのはバッテリー持ち。撮影可能枚数が約200枚と、一眼ミラーレスカメラと比べると大きく性能は落ちるようです。このコンパクトさゆえに大きなバッテリーは積めないのでしょう。唯一気になった点です。

数か月前に買っておくべきだった

気軽に持ち運べて高画質な撮影が期待できるため、日々の生活でまとまった撮影時間がとれない人間にとってGR Ⅲは最適です。ポッケに入れとけばいつでも撮れる。

数か月に買おうか本気で悩んだ末に保留していました。今でもフルサイズの高画素カメラも欲しいこともあって、コンデジと迷っていました。ただお金持ちでもないので、湯水のようにお金は使えずGR Ⅲはいったん見送っていました。

最近になって再びGRが欲しくなって価格を調べてみると、何と19万円程度。以前調べた時は12万円ほどだったはず。

過去1年の価格推移を見ると、2024年3月頃までは12万円程度でしたが、それ以降は急激に価格が上がったようです。何があったのか。

”価格.comより。

しかも、RICOHは現在受注を停止していて、流通量が大幅に少なっています。中古価格は跳ね上がり、当たり前のように30万ぐらいで販売されています。

こんなんだったら、買っときゃ良かった…と今さら後悔しております。

GR Ⅳを待つべきか

GR Ⅲは2019年3月に発売されました。発売からはもう4年以上が経過していることもあり、もしかしたらGR Ⅳが出てもおかしくはないと思います。何の根拠もありませんが。

ただ、これを書いている時点で、最新のGRは2024年4月に発売されたGR III HDFGR IIIx HDFです。2024年にGR Ⅲの派生モデルのようなカメラが発売されたことで、2024年内に発売の可能性は薄くなったようです。

となると2025年なんでしょうか、首を長くしてお待ちしております。心配なのは、円安の影響などによる値上げです。良心的な価格設定が魅力でもあるので、庶民に手の届く価格であることを祈るばかりです。


最近フルサイズのカメラを調べていて、200g台のカメラはまず見ません。もちろんAPS-Cでもありえない軽さ。そういった意味でGRがいかに稀有な存在か改めて実感しました。次回作のGR Ⅳが待ち遠しいですが、お金がいくらあっても足りません。

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