6月20日、梅雨の明けた沖縄での生活

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2024年のここ沖縄では6月20日に梅雨が明けました。今年は、5月21日から1か月ほどの梅雨の期間で、例年より短く個人的には喜ばしい限り。朝から曇り空が続き太陽が顔を出さない日中は、薄暗い室内で過ごし気持ちも晴れません。洗濯物はなかなか乾かず、布団も干せない。クローゼットは開ける度に湿り気と嫌なニオイを感じます。沖縄特有のスコールのような激しい雨が降れば、警報が発せられるほどの豪雨に見舞われ、ちょっとした外出でもずぶ濡れに。

何かと好きになれない梅雨ですが、最近になって梅雨明けが発表されました。本土より一足早く梅雨が明けた直後、さっそく30℃超えの蒸し暑さに襲われています。こちらに移住して10年以上が経過し、今年も6月の梅雨明け直後、沖縄の長い夏が始まりました。

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梅雨明け直後の過ごし方

梅雨明け後から7月にかけては毎年雨が少ない印象です。梅雨の間は異常なほど降る雨のため、なかなか大きめの寝具などを洗濯したり干せたり出来ません。晴れ間を見て干すにしても、突発的に嵐のように土砂降りになるので、外に干すのはためらいます。仮に干しても湿度が高すぎて生乾きに。

梅雨の時期に避けていた大物の洗濯が、この時期になってようやく思いっきり出来ます。梅雨明け直後は、毎年ここぞとばかりに洗濯して干しています。沖縄特有の風が吹いていることから、ベランダに干した洗濯はすぐに乾くことが多い。ただ注意したいのが、直射日光が強すぎるので、長時間干しておくと生地を痛めること。南向きに干す時間帯には気を配っています。

比較的に湿度の低い日は、クローゼットを開けておき、梅雨の時期にたっぷり吸い込んだであろう湿気を逃すようにしています。どれだけ効果があるかは不明ですが。

この時期に明るい時間帯に外出して気づくのは、この時期の強い日差しが明らかに身体にいいわけがないこと。強い日差しが肌を差し、痛みを感じるほど。本当に肌が痛いです。低緯度の沖縄では太陽の高度が高い。太陽の高度が高いと、地面の単位面積あたりに差す光の量が増え、日差しが強くなります。シミが出来始めたおじさんの肌には辛すぎる。

肌への影響を考えると、おのずと昼間に外出する機会は減ります。天気のいい日こそ、一眼ミラーレスカメラを持って外に出たいものの、日光が強すぎて無理。写真を撮りたい時は、朝早い時間と日が落ち始める夕方に限って外に出るようにしています。

周囲の人も外に積極的に出る人は少ないようで、いても子どもや、長袖長ズボンで顔を布で覆った人など、日焼け対策をした人が見受けられます。出歩く場合は男女問わず日傘が必需品です。

休日は、ショッピングモールなど太陽を浴びない施設がごった返し、その周辺は渋滞になりがちです。梅雨の時期も強い雨が降るため室内の施設が賑わい、梅雨が明けたら日差しが強すぎて室内の施設が賑わう。沖縄は外に出る機会は意外と少ないかもしれません。

本土の田舎であれば太陽が沈んで夜になったら、人の活動は収まりますが、沖縄は夜になっても人が多い印象です。強烈な日差しもなくなり、多少は気温が下がるため、夜の方が活動しやすい。夜であっても人気の少ない駐車場やコンビニで若者を見かけます。

6月下旬の日没時刻は1年で最も遅いのもあって、夜7時を回ってもまだ明るい。この時期は特にそうですが、沖縄は暗くなるのが遅いこともあって、活動時間が夜になりがち、こちらに来て明らかに就寝時刻が遅くなりました。

外での作業は過酷

日中、車で職場に向かう途中に、建設中の新築マンションが目に入ります。マンションは至る所に建てられ、よく自宅アパートのポストに新築マンションのお知らせが投函されています。庶民が買えるはずもない価格が並んでいるのを見ると、今住んでいる劇狭ワンルームアパートに高級マンションのチラシを入れる人の気持ちが理解できません。

この時期に、マンション建設作業の様子を見ると地獄としか思えません。30℃越えで肌を突き刺すような日差しを浴びながら、過酷な作業をされる方には本当に頭が上がりません。空気で膨らんでいる作業服をよく見ますが、あれで何とかなるもんでしょうか。

また、沖縄の道路脇には異常なほど草が生い茂っていることがあり、定期的に除草作業が行われます。梅雨の時期に大量の水を吸い込み、十分すぎる日光を浴びて、必要以上に植物が成長している感じです。炎天下でこの除草作業も大変そうです。クバガサと呼ばれるクバの葉で作った笠を頭にかぶり、作業される方も見受けられます。

一見すると、たかが草刈りと感じるかもしれませんが、尋常でないほど植物が強く頑丈なのでかなりの重労働。数回だけやる機会がありましたが、簡単に手で引っこ抜けるほどやわな植物は少なく、木の枝のような植物が地面にこびりつき、なかなかはぎとれないケースもあります。灼熱の中この作業はきつい。

夜中の室温調整がムズすぎ

梅雨が過ぎた後の沖縄はとにかく暑い。個人的に最も困るのが、寝る時の室温調整です。沖縄の蒸し暑い夜に、クーラーなしで過ごすのはまず不可能。窓開けて風が入るでしょうが、急な天候の変化も珍しくないため、急な雨が降れば風で吹き込み室内は水浸しに。さらに、私の住む地域は夜中でも外の騒音が聞こえるため、窓を閉め切らないとうるさくて眠れません。

窓を閉め切りクーラーをつけて寝ることになりますが、これがいかんせん難しい。クーラーの設定温度が高いと蒸し暑くて目が覚め、設定温度が低いとクーラーの寒さで目が覚めます。

クーラーの設定温度は高すぎず低すぎない、いい塩梅を探りますが、しょっちゅう暑いか寒いかで目が覚めます。正直、夏の沖縄の夜は非常に寝苦しい日が続くので、ちょっと嫌いになるぐらいです。連続して眠れず夜中に起きてしまうため、慢性的な寝不足になり体調を崩すことも珍しくありません。

6月後半から11月頃までは夜でも暑い日が続くので半年近くは睡眠が不安定に。急に気温が下がることもあるので、一概に特定の温度に設定できませんし、決まったタイマーに設定もできません。その日に気温に応じて変更するしかなく、寝る前はいつもクーラーの設定に頭を悩ませています。毎年、暑さが落ち着きクーラーの必要ない季節が来ると安堵しています。

蒸し暑いはずが乾燥もする

梅雨が明けたとはいえ、雨は降ることもあり、台風が来ることもあります。雨があがった直後に晴れた場合などは、急激に外気がむしむしして、クーラーが効いた所から外に出るとメガネが曇る時もあるくらいです。外気は湿度が80%超えることもある一方、室内では基本クーラーは付けっぱなし。クーラーなしでは生きていけません。

そうなると、外は湿度が高いのに室内はかなり乾燥する現象が発生。室内にずっといると、肌が乾燥したり喉がイガイガしたり、明らかに乾燥しているのが分かります。湿度が高いからといって乾燥対策を怠れません。

また、夏になると決まってインフルエンザが流行ります。クーラーの効いた乾燥した室内で、暑くならないように閉め切ることが多いため、学校や職場など人が集まる所で感染しやすい。換気はすれどたかが知れています。しょっちゅう窓を開けていたら、その度に暑くて勉強も仕事もままなりません。


こちらに移住したざっくりとした理由は、冬に寒くなり過ぎず年中温暖な気候だから。いざ住んでみると夏が暑すぎます。昼間に外に出るのが危険なぐらい暑いことと、夜の睡眠に影響するほどの暑さは、完全な想定外でした。その反面きれいな海は最高です。

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