沖縄に移住してとうに10年以上が過ぎ、この地の1年間の気候の移り変わりにも大分慣れてきました。
ただ未だに慣れないことの1つが夏の夜。暑さなどで睡眠がまともにとれず、夜中に目が覚めることが日常茶飯事。
子供の頃、寝つけば10時間経っていようがすぐに朝が来ていた私が、まさかの睡眠難民となるとは。
睡眠不足となった日は1日中夢の中にいるようでぼーっとして気づかぬうちに時間が経過しています。
日常を精力的に活動したいので何とか夏でも快適な睡眠を手に入れるために、クーラーの絶妙な塩梅を探ることにしました。
私の望む睡眠時間
世の中の人の多くは、6時間睡寝れば十分という声をよく耳にします。中には3時間睡眠で活動される方もいるよう。
大半の方には理解しがたいでしょうが、私は出来ることなら8時間寝たいのです。少なくとも7時間は寝たい。
経験上7時間を切ると日中に集中力を切らしたり眠気を感じたりがあり、活動量や質が下がると思っています。
ただし夜中起きるなど睡眠の中断があると、トータルで7時間眠れようが睡眠不足の時と同じ状態になります。贅沢な望みですが中断することなく連続して7~8時間眠り続けたいのです。
現状の夏の睡眠状況
沖縄では6月下旬になると梅雨が明け、以降は猛烈な暑さとともに生活していくことになります。
この頃から10月頃までの3か月以上の間は、夜は寝苦しくなり眠れない日々が続きます。
現状として、クーラーのタイマーをあれこれと設定を変えても、暑くて目が覚めたり、クーラーが寒くて目が覚めたり。
自然な風を期待して窓を開けた状態で寝ようものなら、外の騒音が否応なしに室内に流れ込み、急激な天候の変化で雨が吹き込む。まず寝れません。
快適に眠り続けるための室温の調整を検証していくことにしました。
沖縄の夏に快適な睡眠を
まず、今の寝ている環境などを整理することに。
部屋のサイズは6.5帖、約10.7㎡のワンルーム。激狭。
クーラーはコロナの型式CSH-N2216Rのもの。自動で温度調整するような代物ではない、必要最小限の機能を備えたシンプルなクーラーです。
床にマットレスを引いて寝るためほぼ床に寝転ぶような高さ。冷たい空気は下へ、暖かい空気は上へいくことから、自分の寝ている高さによって室温の感じ方も変わります。
寝るときの服装は、お恥ずかしながら下はパンイチ、上はユニクロのエアリズムコットンクルーネックTシャツ。
検証した1週間の沖縄の気温は、最高32℃最低27℃でほぼ変わらず雨も降らず。
こんな環境でクーラー設定の最適解を探すことに。
Day1
クーラーの設定は、冷房27℃でつけておき、2時間後にオフになるタイマーにしておきました。
部屋を暗くし、しばらくして眠りに落ちかけたときに、やたらと寒いことに気づいてしまいました。
仕方なしにクーラーを停止し寝ることに。あっという間に眠りについたものの、午前4時ごろ尋常じゃない蒸し暑さで飛び起きることに。
慌ててクーラーを再度つけて、室温が下がるにつれて入眠するも熟睡はできず。しかも時間が経つと今度は寒さを感じ起きる結果に。寝たり起きたりを繰り返した最悪の朝。。
Day2
昨日のような失敗がないようにタイマー機能をフルに使うことに。
まず冷房の温度を28℃に変更し1時間後にオフに設定。さらに午前1時に就寝するとして午前3時にクーラーがつき、そのまた2時間後の午前5時にクーラーが切れるように設定を加えます。オン、オフ、オン、オフを繰り返す作戦。
いざ就寝。
すると、寒い。冷房28℃でもなんか肌寒い。
最高のタイマー設定をしたつもりがしょっぱなから鼻を折られ、すぐにクーラーを消すことに。明日からは冷房ではなく除湿に切り替えよう決心したのでした。
冷房を一度消して寝たためか、タイマーで冷房がオンになる時刻の直前に蒸し暑さを感じ目が覚めました。結局、手動で冷房をつけ寝ることに。
その後、クーラーが午前5時に切れたことで午前6時過ぎには暑さを感じ午前7時に諦めて起きる結果に。
Day3
この日はクーラーを除湿27℃に。冷房よりも除湿の方が室温設定を低くしなければ室内が冷えない勝手なイメージがあったので。何となく除湿の方が寒くなり過ぎないのかなと。
設定は機能とほぼ同じ。1時間後にオフ、さらに午前1時に就寝し午前3時にオン、その3時間後の午前6時にクーラーがオフになる設定。
いざ寝てみてすぐに寒いことに気づきクーラーを消すことに。やはり床に敷いたマットレスに寝転ぶと、普段より低い位置になるため、下にある寒い空気を感じやすくなるようです。沖縄では嘘のように部屋の上と下の温度差がかなりあります。立って手を挙げると上の方の暑さが手に伝わるのが分かります。
寝ているときは、活動時間でやや暑いかなぐらいの温度設定が丁度いいのかもしれません。明日は寝る直前でクーラーを消しておこうと思います。
Day4
今度はクーラーを寝る直前までつけておき、電源を切って午前1時過ぎに就寝。
クーラーの設定は、除湿27℃で午前2時30分にオン、午前6時30分にオフとなるようにしました。さらに、部屋の扉を少しだけ開けておくことで、冷気を逃がし寒くなり過ぎないようにしておきます。
寝付いたあとに、肌寒さを感じ目が覚めたのが午前5時半頃。やむなく体を起こしクーラーを消し再び眠ることに。現実を意識しながら目を閉じ続けること2時間半が経過し起床。
除湿27℃で4時間つけっぱなしは寒いことが判明。クーラーのついている時間を短くするか気温をあげるか明日試すことに。
Day5
クーラーの設定は、除湿28℃でつけておき4時間半後の午前6時に切れるようにタイマーを設定。部屋は完全に閉め切っておきます。
午前1時30分に眠りにつくと、蒸し暑さで意識が戻り時計を見ると6時過ぎ。クーラーがタイマーで切れて数分後に蒸し暑さを感じ目が覚めたことになります。
どうやら除湿28℃ではタイマーは設定せず就寝中はつけっぱなしにするといい模様。
睡眠の失敗に落ち込みながら水を飲み、クーラーを除湿26℃にして再び寝ることに。2時間ほど浅い睡眠が続き、外の音がはっきり耳に入ってきたところで目をつぶっているのを諦め起床。
トータルで6時間半ほどの睡眠時間。今日1日体調が悪くならないことを祈るばかり。
Day6
昨日の反省を踏まえて今日はクーラーをつけっぱなしにすることに。除湿28℃。
1時半ごろに就寝し目が覚めたのが7時半ごろ。連続して6時間寝ることに成功!
久しぶりに中断なしに寝ることができました。欲を言えばもう少し長く眠っていたいですが、季節がら室内を閉め切っていても蝉の声が否応なしに耳に入り起床。
思いのほか早く良い結果が出ました。
ただ、今まで連続した睡眠がとれておらず、単に異様に疲れがたまっていたため寝れただけなのかもしれません。明日も同じ除湿28℃つけっぱなしで寝てみようと思います。
Day7
昨日同様クーラーは除湿28℃でつけっぱなしに。午前1時30分頃に就寝、気づくと午前8時30半ごろになっていました。
7時間睡眠に成功!素晴らしい。もはや検証は不要。
結論としては、クーラーを除湿28℃のままでつけっぱなしで寝れる。と異常にしょうもない結果になりました。
がこれでいいのです。安眠できるのがはっきりしたことで精神的に落ち着けます。
いままで、タイマーで何時間後に切って、さらにオンの時刻は何時でオフの時刻は何時でとか、色々試行錯誤してきました。そのたびに夜中に目が覚めないか不安になっていました。はっきりしたことで目が覚める不安がなくなったのは自分にとっては喜ばしいことです。
ちなみに自宅のクーラーに付属していたリモコンには、時刻を指定してオン/オフにするタイマー機能はついていなかったので、家電量販店で別に購入しました。これ。
今回検証した時期は梅雨明け直後で、1日の最高気温が32度最低27℃ほどで晴れの日が続いた期間でした。
気温や天候によっても温度の感じ方が変わってくるはずなので、時期の変化に応じたクーラー設定の最適解を探りつづけようと思います。しばらくは除湿28℃のつけっぱなしに。
今後もどうか安らかに眠れる日が続きますように。。