6月初旬、梅雨の沖縄の生活

当ページのリンクには広告が含まれています。

沖縄の生活で、4月の後半あたりからゴールデンウィークを過ぎるまでが、最も快適に過ごせる気がします。今年もこの短い期間は何かと生活しやすかったものの、心地よい時期はすぐに終わり梅雨に突入しました。

こちらに移住してから10年以上が経過し、何度も梅雨の時期を経験しましたが、いまだに穏やかな過ごし方がよく分かっていません。今年も沖縄の天候に振り回されているような感じで、体調も崩しやすくなっています。

目次

沖縄の梅雨の生活

例年は、5月中旬あたりから6月下旬あたりが梅雨の時期です。とにかく雨量が多く、6月の降水量は1年で最も多い時期になります。日中も曇り空で暗い日もありますが、一時的に強く降ってまもなくしてやむケースによく遭遇します。

車でスーパーに行き、買い出しを終えて建物を出ると、豪雨となっていることも。その際に、豪雨をしばらくして弱まることを知っている現地の人が、スーパーの出入り口付近でいったん雨宿りしている姿をよく見かけます。

スコールのような強烈な雨に出くわすこともありますが、長続きしない場合が多いため、次の予定があっても無理に外に出ない習慣がつきました。職場や催しものなどで、雨が原因で遅刻しても、どこか許されるような風潮を感じます。

万が一、激しい大雨を回避できなかった場合は最悪。全部、濡れます。沖縄特有の強い風も伴うため、傘を差していても、ひどい時は顔面まで水をかぶることも。たかが雨ぐらいで外出を控える人の気持ちが分かっていませんでしたが、何年も沖縄に住んでいると大雨なら屋内にいることが常識になりました。

正直なところ、この時期の沖縄の気候はあまり好きになれません。好きになるほど心の余裕がないだけですが、1日中外が暗いのは気分が良くない。突発的に降って、すぐに晴れる日はまだいいですが、暑い雲がかかっている日は困ります。いつスコールがくるか判別が難しく、外に出ることも躊躇し、昼間なのに薄暗い室内でいることがつらい。なかなか乾かない洗濯物に囲まれ、じめっとする狭いワンルームアパートの生活がよりむなしくなる時期。

車の運転

沖縄で車なしの生活は考えられません。バスやモノレールはあるものの、私の生活圏では利便性が非常に悪く使う機会はありません。こちらに来た当初はバスを使いましたが、時刻表通りに来ることはなく本数も少ない。複雑でもあるので、結局、激安の軽自動車を買うことになりました。

梅雨の時期というか雨が降った日は、沖縄では交通量が爆増します。ただでさえ車の量が多い沖縄ですが、雨の日は至るところで渋滞が起きるので、普段より余裕を持って出発する必要があります。

車の運転で驚いたのが、視界がさえぎられるほどの大雨に出くわしたこと。車のワイパーを最も速く動かすモードを、人生で使う日が来るとは。本当に前が見えなくなるほどの滝のような雨。フロントガラスに突風が大量の雨を叩きつける中の走行は本当に恐怖でした。

えぐい湿度

異常なほど湿度が高くなる梅雨の沖縄では、エアコンの除湿を使う頻度は多くなっています。気温が高い日に雨が降れば、室内の湿度は連日70%超えが当たり前。沖縄に来て湿度80%超える表示は生まれて初めて見ました。

室内の状況以上に気を配るのがクローゼットの中。除湿剤は必須です。以前住んでいたアパートのクローゼットには、ケチって除湿剤を置きませんでした。過度な貧乏性で除湿剤を買うのをケチった結果、しまっていた服を含めたあらゆる布類はカビだらけに。これを教訓に調湿用の木炭なども入れるようにしています。

湿気によるカビは車にも。小雨の時に窓を少しだけ開けて走行していたり、雨に濡れた身体で車に入ったりしたことが原因かと。こまめな掃除を怠った結果、カビが点々とちりばめられた車内で運転しています。車の助手席の背もたれにかけておいたスーツもダメにしてしまいました。沖縄では車に荷物を保管するのは、高熱になるうえに湿度も高くなるので基本NGと心得ています。

食品への影響も大きく、高温多湿とあって冷蔵庫に入れていない食材は、賞味期限は関係なく早くにダメになります。すぐしける感じ。調味料の入れ物に統一感をもたせようと、律儀に入れ替えていました。容器の密閉度が低いせいか白っぽかったコンソメは、見事に黒っぽくなり底でかたまる結果に。使い物にならず廃棄。

他にも、一度開封してチャック付きの袋で常温保管していたナッツ類もすぐしけるので、基本は冷蔵庫に入れています。冬場は別として、この梅雨あたりから本土であれば冷蔵庫で保管しない食品も、沖縄では冷蔵するものが多くなります。冷蔵庫も冷凍庫も入れる食品が多くなるので、一人暮らしであろうが大きい方がいい。

真夏のような暑い日も

梅雨の時期といえども、太陽が出れば真夏のようで30℃超えの日もあります。雨が降った直後から太陽が出て、急激に気温が上昇すると、水蒸気をたっぷり含んだ空気が漂い蒸し風呂のようです。ベトベトとして服は肌に張り付き居心地がいいもんではありません。

仮に、梅雨の時期で湿度が低い日であれば、絶好の洗濯日和。家中のものを洗濯しては干すことを繰り返し、洗濯できていなかった大物寝具も洗ったり布団などを干したり。さらに、雨の日だと持ち帰るのが億劫になる少し重く大きめのものを、ここぞとばかりに買い出しに外出するなど大忙し。梅雨の時期の貴重な晴れ間は、この日を逃さぬように、やれる事は全部片付ける。けっこう忙しくなります。

暑くなる日がある一方で

梅雨の時期でも30℃ほどになる日がある一方で、今年の6月初旬の最低気温は20℃を下回る日もありました。室温は16℃ほど、めちゃくちゃ寒かった。

この時期は、衣替えもすっかり終わり薄手の半袖ばかりで、厚手のものは全てしまっています。寝る時は基本タオルケット1枚で、毛布などの掛け布団はクローゼットの奥深くに眠っています。

沖縄でこういった急に寒むくなる日は地味に困ります。薄手の衣類と寝具で過ごすことがほとんどのため、厚手のものをすぐ取り出して使えるようにしていない。「もう6月だから冬までは厚手の衣類や寝具は使わないな」と毎年のように油断して、急に訪れた寒波に2〜3日間は耐えることになる6月。急に気温が下がっても対応できないため、ただただ寒さに耐えしのぐだけ。

厚手のものはかさばり、狭いアパートでは邪魔になるので、極力しまっておきたい心理になりがち。6月頃は蒸し暑い日が続けど、冬物の衣類と寝具はすぐ出せるようにしておこうかと。たぶん来年忘れる。

寒暖差が読めず寝不足に

蒸し暑かったり急に冷えたりするこの時期、寝る時の服装を失敗して目が覚めることが多くなっています。4月からゴールデンウィーク過ぎまでは、室温を心配する必要もなく快適に眠れる日がほとんどですが、この時期から睡眠が難しくなってきます。

日中は蒸し暑さで1日中クーラーをつけていても、夜は雨が降ることで気温が下がりクーラーをつけておくと寒さで目が覚めたり、その逆で夜中も蒸し暑いままで目が覚めたり、温度管理が難しい。

寝不足のせいか、季節の変わり目のせいか、おなかの調子が悪くなったり頭痛がしたり、体調を崩しやすくなっています。ゴールデンウィーク前後は、職場の同僚もご機嫌そうに働いていたものの、この時期は皆カリカリしているように見えるのは、自分の体調がすぐれないからでしょうか。毎日、気分良く過ごしたいもの。


この時期は、夕方から夜にかけても雲がかかっていることもあり、気づきにくいですが徐々に日が長くなっています。移住した当初は、夜の7時すぎても明るく不思議な気分を味わっていました。暗くなるのが遅くなるせいか、夜の時間が長くなり寝る時間が遅れがちに。寝不足には気を配り、健康管理に努めながら沖縄の梅雨を過ごします。

  • URLをコピーしました!
目次