2024年7月、沖縄の夏が暑すぎる。

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移住して10年以上経ちますが今年の暑さは異常です。平年の沖縄は、6月下旬に梅雨が明ければ長い夏に入ります。4月下旬から稼働し始めるクーラーは、日によって必要なく夜は切ることが大半です。ただ7月になればそうはいかず、室内にいる場合、1日中クーラーはつけっぱなしでなければ生きていけません。

特に今年の7月はとにかく暑い。確かに沖縄で1年を通して最も暑いのは7月です。8月は台風が直撃しやすいこともあってか、雨が降るため気温がそこまで上がらない日もあります。

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2024年7月の沖縄

7月20日までの那覇市の気温は、最高気温が毎日30℃越え、最低気温が28℃ほどが続いています。

“tenko.jpより。2024年7月那覇市の天気。

1日中30℃ほどのため、朝晩問わずクーラーは常にフル稼働。朝は涼しいとかありません。朝起きてから寝るまでずーと暑く、寝てても暑い。クーラーなしでは本当に生きられないレベル。

沖縄に移住してから、牢屋のように狭いワンルームの賃貸アパートで生活を送っています。名ばかりのこぢんまりとしたキッチンと、部屋との間にドアがあり、今までクーラーをつけている時でも少し開けて過ごしていました。密閉された狭い部屋では、空気が悪く感じるので、換気目的で半開きにしていました。

昨年まで、このドアは半開きでも部屋は十分冷えていました。閉め切っていると、寒くなりすぎるため少し開けておくぐらいがちょうど良かった。狭いのは1つの部屋だけではなく、キッチンも洗濯機が置かれる洗面所も含めた、この物件全てが狭い。そのため、クーラーをつけた部屋のドアを半開きにしておくと、全体が涼しくなっていい感じに過ごせていました。

ただ、今年はそうはいきません。狭いワンルームのドアを半開きにしているとなかなか冷えず、このままだと電気代が大変なことになりそうなので、今年はドアを閉めるようにしています。ドアを隔てて部屋とキッチンとの室温差は激しく、簡単な料理をするだけでも汗をかくため、慌てて部屋に戻るほど。とにかく今年は暑い。

“Yahooニュースより。

沖縄では7月になると、その日の最高気温が35℃以上になる「猛暑日」がすでに8回記録。例年の沖縄は、海に囲まれた島であるため、本土のような極端な気温上昇はあまりありません。多くはありませんが、夏場のその日の最高気温が北海道より低い日もあったりします。

今年の暑さは、平年以上の海水温が高さが関係しているとのこと。ここまで雨の日も台風も少ないせいか、移住してから10年以上経ちますが今までもっとも暑い。今まで、暑さのあまりクーラーの効いた部屋に駆け込むなんてありませんでしたが、今年は暑さから逃げ回っています。

電気代がきつい

一人暮らしの小さなワンルームアパートのため、冷やすべき居住スペースは極小なはず。ですが7月に請求された電気代は既に9千円を超えました。沖縄に住み始めて過去2番目に高い電気代となりました。こちらに来たばかりの夏、何かと慌ただしい生活で、クーラーをつけっぱなしで外出してしまうなど、電気代に無頓着で1万円を1度だけ超えたことがありました。この時に次ぐ高さです。

一人暮らしで1ヶ月246kWhって使いすぎでしょうか。

クーラーを使わない冬であれば月に3千円に満たない場合もあります。毎年夏になればクーラーのおかげで電気代は上がることは想定済みですが、3倍以上となると使用を控えようか考えるレベルです。日中、太陽光が差し込む窓のカーテンを閉め切るなど小さな対策はしていますが効果は限定的でしょう。

電気代が上がったのは、今年の暑さによるクーラーの使用が増えたことに加えて、沖縄電力が値上げしていることもあります。電気料金は全国的にも値上り傾向なんでしょうが、沖縄にもその波がしっかり来ている模様。

“NHK 沖縄 NEWS WEBより。

単身世帯の1ヶ月の平均的な電気料金は、検索すると7〜8千円と出てきますが、夏の沖縄では現実的にもっとかかっています。一人暮らしといっても、毎日、50万円ほど購入したクリエイターPCをフル稼働しているのも関係しているかもしれません。

クーラーと乾燥

夏の沖縄でも、もしかしたら建物の構造によってクーラーなしで過ごせる住居はあるのかもしれません。島特有の風が吹いているため、直射日光が当たらない風の通る場所であれば、案外クーラーなしでも過ごせるのでは、と想像しています。

私の住むアパートに限って言えば、まずクーラーなしでの生活は考えられません。部屋にいる時は掃除する時を除けば常にクーラーは稼働しています。部屋の窓開けていて、断続的に一定の風が室内に流れ込むのであれば過ごしやすいでしょうが、そうはいかず、無風の時もあれば急に突風が吹くことも。気まぐれな風を待つよりも、閉め切ってクーラーをつけた方が快適です。

さらに、片降い(カタブイ)も考えると窓を開けっぱなしにはできません。片側だけ雨が降る意味で、こちらは降っているのに、少し離れた場所は降っていない現象。夏の沖縄では、突発的にスコールのような激しい雨が数十分降り続き、何事もなかったかのように晴天になることも珍しくありません。クーラーをつけず窓を開けていれば、突発的に強い雨が降った場合、風に流され室内が水浸しに。外出する時や寝る時に、暑いからといって窓を開けっぱなしにするわけにはいきません。

また、常にクーラーをつけていることで、部屋はかなり乾燥します。どこまで正確か分かりませんが、20年以上前に購入した電波時計の湿度は40%切ることもあります。

精密には測れているか怪しいですが、部屋の湿気にはしっかり反応するようで、ここ沖縄では高い時で80%超えて表示されることもあります。部屋の湿り気をある程度は反映してくれているはず。

ずっとクーラーをつけていると湿度30%にもなって、目が乾いたり喉がイガイガしたり、明らかに身体に異変が起こります。特に肌の乾燥はひどく、20代の頃は無関心だったものの、30代になって乾燥が肌荒れの原因の1つと気づいてからは湿度が気になるようになりました。

ただ、高温多湿な沖縄にいながら加湿器を買うのは何となく気が引けます。梅雨の時期の沖縄は、蒸し風呂のようになるほどで、屋内の床が湿気で濡れたり、クーラーの効いた屋内から外に出るとメガネが曇ったり、東南アジアな感じです。

異様に湿度の高い時期があることを考えると、クーラーによる乾燥対策で加湿器を買うのは果たして正解なのか疑問です。蒸し暑い沖縄で加湿器を使っている人がどのくらいいるのか。これまでは絶対必要ないと思っていたので、加湿機能の無い空気清浄機は自宅アパートにはあります。

今のところ濡れたバスタオルや洗濯物を干すようにしていますが、クーラーのついた部屋ではすぐに乾き、それほど湿度の数値は変化しないようです。こまめに霧吹きで水分を部屋にまいてみましたがこちらも効果が薄い。猛暑が続く沖縄で乾燥対策に頭を悩ませています。


本州と違い真夏でも40℃近くにはいかない沖縄ですが今年はけっこうな暑さです。真夏の気温はそこまで上がらないにしても、低緯度に位置している沖縄は日差しが強く感じます。こちらに移住して、太陽の高度が高いとここまで太陽光が痛いものかと感じました。沖縄特有の肌に刺さる強烈な日光と例年以上の暑さ、台風や雨の少なさで今年は干からびそうです。

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