フルサイズのカメラ探し中の今、Nikon Z6Ⅲが発表されたみたいです。

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フルサイズのカメラを買おうとしている近頃、Nikonが風景写真を撮る上で最適なカメラメーカーではないかと思い始めています。既に発売されているNikon Z7Ⅱが特に気になり調べてみましたが、バッテリー持ちがあまり良くなさそうです。

Nikonのカメラを調べていると、何やら新しい一眼ミラーレスカメラが発売するとのこと。Nikon Z6Ⅲが2024年7月12日に発売予定、6月19日に予約販売が開始されます。ちょうどフルサイズカメラを探していたこともあり、もしかしたら私のような初心者にもちょうどいいカメラであることを期待して少し調べてみました。

”Nikon公式サイトより。
目次

Nikon Z6Ⅲとは

発表があった細かい仕様は、カメラ初心者には今のところ無縁のことが多く、ざっくりとした仕様だけまとめると下記の内容になります。部分積層型CMOSセンサーを積んでいることが全面に押し出されている印象。

  • 2450万画素
  • 8.0段手振れ補正
  • ISO 100~64000
  • CFexpressカード Type B・SD UHS-II
  • メカニカルシャッター 1/8000~30秒
  • 電子シャッター ~1/16000秒
  • 最大約120コマ/秒
  • ファインダー 約576万ドット 0.5型UXGA OLE 約0.8倍 120 fps
  • モニター バリアングル式 3.2型 約210万ドット
  • 動画 6K:60p 5.4K:60p 4K:120p 1080:240p
  • 撮影可能枚数 EVF 約360コマ / LCD 約390コマ
  • 約138.5×101.5×74mm
  • 約760g
”YouTube Nikon公式チャンネルより。

まず目を引くのが、最大約120コマ/秒の撮影が可能とのこと。Nikonのフラッグシップ機Z9や、SONYのα9 IIIと同じ数値。動きのある被写体もとらえられますが、個人的にここまでの必要性は感じていません。撮影の幅が広がることは間違いないので、カメラに慣れてくればありがたい性能なのかもしれません。

また、プリキャプチャ機能を搭載しています。シャッターボタンを半押ししたまま狙いを定めて全押しすると、最大1秒前から最大4秒後まで画像を記録できます。撮り逃しを防ぐ利点はありますが、先ほどと同様に、ただ単に自宅で好きなガジェットを撮ったり、散歩しながら風景を撮影したり、この程度の使い方で恩恵は無さそうです。

いつの日にか購入したiPod touch。

また、Z6Ⅲは、EVF(Electronic View Finder)がかなり優秀なようです。ファインダーからリフレッシュレートは最高約120fpsに向上したとのこと。つまり1秒間に120枚の画像を表示できる性能。ファインダーからのぞいても、カクツキはほぼ感じられず、滑らかな光景が目に映るはずです。スペックを調べる限り解像度も明るさもかなり高く、ファインダーを使用する身としてはありがたい性能。ぜひともきれいな光景をファインダーからのぞいてみたいものです。

個人的には、主に写真を撮る目的でフルサイズカメラを探していますが、Z6Ⅲは動画性能が高い模様です。

4K撮影はもちろん、6Kでは12bit N-RAWでの撮影が可能。N-RAWとは、RAW動画の記録形式の一種で、未現像の映像データとのこと。カラーグレーディングなどの編集をする前提の保存形式で、動画撮影のカメラとして高い性能であることが分かります。おまけに8段の手振れ補正と、Z6Ⅲが動きものの撮影に強い印象を受けます。動画撮影は、一眼ミラーレスカメラではほとんどやったことがないので、これだけ優れているなら挑戦したくなります。

”YouTube Nikon公式チャンネルより。

ただ、動画以外の写真撮影でも、9種類の被写体を検出し追尾するなどAF(オートフォーカス)の性能は恩恵を受けられそう。人(顔/瞳/頭部/胴体)/犬/猫/鳥/飛行機/車/バイク/自転車/列車を検出します。AFの速度も前作のZ6Ⅱよりも20%程度向上、NikonのAFが弱い印象は過去の話になった模様。

個人的に気になるところ

写真撮影をメインとしたフルサイズセンサー搭載のカメラを探していますが、購入するにあたって気になる点もあります。

画素数

今回発表されたNikon Z6Ⅲは2450万画素。これに物足りなさを感じます。

普段使っているAPS-Cセンサー搭載のFUJIFILM X-S10は、約2610万画素。動画より写真をメインで考えるので、今使っているカメラよりあえて低い画素数を選びたくないのです。画素数=解像度、ではないのは承知の上ですが、どうしても気になってしまいます。どうせフルサイズカメラを買うなら、今以上の画素数がいい!というカメラ素人の想いがございます。富士フイルムの写真の色味もまだ楽しみ尽くせておらず、新しいカメラを買わずにまず持っているX-S10を使い倒すのもいいかと。最近は、身近にある目にとまったものを、何も考えずに手軽に撮る面白さにはまっています。

目の前にあるG Proモニターアームに巻き付けてあるG Pro Xのケーブルをただ撮ったやつ。

Z6Ⅲの画素数はそこまで高くないものの、フレキシブルカラーコントールで色味や質感を調整することも出来るようです。他にも、イメージングレシピと呼ばれる、色味や明るさ、コントラストなどが調整されたレシピを、ダウンロードできるサービスもあります。

バッテリー

撮影可能枚数に注目すると、ファインダーを使用した場合は約360コマとなっています。この数値は本当なんでしょうか。素人が見る限り、いかんせん少ないように思えます。

今持っているFUJIFILM X-S10は、ファインダーを使用した場合で約325枚。あまり変わりません。日頃このカメラを使っていて、感覚的には一瞬で電池が減っていくのでもう少しバッテリー持ちが良いものを期待していました。

写真に詳しい方々にとっては、予備バッテリーを持つことは常識なんでしょうか。個人的には、できる限り持ち物は少なく、身軽でシンプルな撮影がしたいところ。

サイズ感

Z6Ⅲは、138.5×101.5×74mm。

X-S10は、126.0×85.1×65.4mm。

フルサイズのカメラと、APS-Cのカメラを比較するとかおかしなことやってますが、やはりけっこうなサイズアップです。

また、重さがボディだけで約760gと、普段使っているSIGMAのズームレンズ着用時のX-S10とほぼ同じ。Nikonの最高品質のS Lineの標準ズームレンズを取り付けようものなら余裕で2kgぐらいになります。

SIGMAの18-50mm F2.8 DG DN Contemporaryを使うことが多い。

大きく重くなれば、外でのカメラの取り扱いは慣れていないので、持ち運ぶだけでも大変そう。日頃から超望遠レンズで野鳥撮影をされている方からしたら、かわいいもんでしょうが、これまでAPS-Cのコンパクトなカメラしか触れてきていない人間からすると、ちょっとした覚悟が要ります。

使うカメラが大きくなれば、カメラバッグや三脚といったカメラ周辺の道具も、大きさと重さに応じて変更したり買い足したりする必要も想定されます。もしZ6Ⅲを購入するなら、撮影の際に機動力が失われるかもしれません。

価格

Z6Ⅲのお値段、ニコンダイレクトで435,600円なり。びっくりです。

カメラ初心者であるため、Z6Ⅲの性能と機能を価格と照らし合わせて、この価格が妥当だと判断できるだけの知識もありません。また、この価格を許容出来るほどの蓄えもなければ、人間としての大きさもございません。今の私には高いと言わざるを得ない。

当然、これに加えてレンズ代も乗っかってきます。庶民にはきつい。


Nikonの新製品発表ということで、胸が高鳴ったことは間違いありません。私の永遠の課題は資金力のなさゆえに、なかなか手が出そうにありません。今ところ購入は見送ることになりそうです。ただ、この製品のYouTube紹介動画を見ていると、動画撮影や動画制作も面白そうに思えてきます。時間もお金もいくらあっても足りません。

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