スマホが欲しい、最近はもっぱら物欲にまみれて自分に最適なスマホをただひたすら探し求め時間が溶けています。先日、国内で購入できるスマホとしては珍しい、1インチカメラを搭載したXiaomi 14 Ultraを発見。自分の中で一気にスマホ熱が高まり、カメラ並みの撮影体験ができるXiaomi製のスマホを本気で買おうか悩むことになりました。
スマホに20万円はちょっと…
ライカのカメラ技術とズミルックス光学レンズを搭載したXiaomi 14 Ultraは、発売価格は199,900円。20万ほどするスマホはそうたやすく手が出ません。どちらかといえば自宅アパートにいる時は、スマホより大奮発して購入したクリエイターPCをフル活用。自宅でスマホは使う場面は、席を離れた家事の時や出勤前の準備の時などであくまでサブ的なガジェット。超がつくほどのスマホヘビーユーザーでもないのに、すんなり20万円をはたく勇気は出ません。
欲しい、でも高い…葛藤が続く中で発売日を同じくしてXiaomiから発表されたのが、Redmi Note 13 Pro+ 5G。これがなかなか良さそうです。
Redmi Note 13 Pro+ 5Gの価格と主な仕様
発売直後のRedmi Note 13 Pro+ 5Gの販売価格は、最も安いショップで256GBモデルが59,800円、512GBモデルが72,000円。先ほどの20万ほどのXiaomi 14 Ultraと比べるとだいぶお手頃価格。
XiaomiのRedmiシリーズはXiaomiスマホの廉価版という位置付けです。とはいえ、高画素のカメラや大容量のバッテリーを搭載し、コスパの面で国内販売されるスマホより頭1つ抜けている印象を持っています。
主な仕様は下記です。
OS | HyperOS(Androidベース) |
カラーバリエーション | ミッドナイトブラック オーロラパープル オーシャンティール |
画面サイズ | 約6.67インチ |
リフレッシュレート | 最大120Hz |
CPU | MediaTek Dimensity 7200-Ultra |
RAM | 8GB/12GB |
ストレージ | 256GB/512GB |
イメージセンサーサイズ | 1/1.4インチ |
リアカメラ | メインカメラ:2億画素/f値1.65 超広角:800万画素/f値2.2 マクロカメラ:200万画/f値2.4 |
フロントカメラ | 1,600万画素/f値2.4 |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
防水/防塵 | IP68 |
生体認証 | 指紋認証 顔認証 |
サイズ | 約161×74.2×8.9mm |
重量 | 約204.5g |
とにかく目を引くのがメインカメラの2億画素。ここまでの画素数は、最安モデルでも20万円ほどするハイエンドスマホのGalaxy S24 Ultra並みです。新しいスマホを探す理由の1つに、高いカメラ性能を求めていることもあって思わずポチりそうです。ただ少し冷静になるために、本当に自分に適したスマホなのか考えたいと思います。
冷静になって気になる点を挙げる
価格やカメラスペックは申し分なさそうですが、すぐに購入に走って失敗する前に少しでも気になる点を挙げていきます。
2億画素で撮った写真のファイルサイズ
そもそも画素は、デジタル画像を構成する最小単位の点のこと。別名ピクセル。色情報(色調や階調)を持っています。
2億画素ということは、約2億個の点で写真が構成され、綺麗で細かい描写が期待できることは間違いないでしょう。一方で、色情報を持った点の数が多ければ、2億画素のカメラで撮った写真のファイルサイズも重くなり、スマホの容量を圧迫しかねません。
そもそも写真の美しさは画素数が多ければ良いというわけではないようです。画素数が多ければきめ細やかな表現ができる一方、高感度ではノイズが出てザラザラした画になる恐れがあるとのこと。高画素で安いからといって飛びつかない方がいいかもと思い始めています。
ちなみに、Redmi Note 13 Pro+ 5Gは、光学式手ブレ補正(OIS)と電子式手ブレ補正(EIS)によるデュアル
スタビライゼーション技術によって、手振れをかなり抑制できるとのこと。
本体サイズ
約161×74.2×8.9mmで約204.5gと、ちょっと大きく重いかなと。出来ればポケットに入れておいても違和感がない程度のサイズ感がいいですが、今使っている約166×76.7×8.8mmで約209gのRedmi Note 9Sとほぼ変わりません。
今このスマホをポケットに入れていると、ちょっと大きく感じています。出来れば今より小さいスマホがいい。また自分の手の大きさもさほど大きい方ではないので、Redmi Note 9Sは片手で操作はけっこう無理があるので、もう少しコンパクトなスマホを望んでいます。高性能とコンパクトを両立するスマホってあるんでしょうか。「コンパクトハイエンド」を今後調べてみます。
Xiaomi製スマホ
以前にも言及しましたが、Xiaomiのスマホは独自のアプリが自動的にインストールされ、アンインストール出来ないものもあるので気になっています。削除出来たとしてもアップデートでホーム画面に謎アプリが急に現れるといったことも。不要なアプリはスマホの容量を喰うので勿体無い気がします。
また、所々Xiaomi独自の仕様になっていて戸惑うこともあり、例えばQRコードの読み取った時に自動的に独特の鐘の音が鳴り響いたりします。静かな環境で急に音が鳴るので、消音設定を調べましたが可決策はなし。ダウンロードしたアプリのアイコンも所々おかしく、本来のアイコンになっていないアプリもあり分かりにくい。
もっと言うとXiaomi製スマホで不具合の報告はけっこう耳にしていて、現に今使っているRedmi Note 9Sは通話がスピーカー設定でないと相手の声が聴こえません。価格のわり意味わからんぐらい高性能のXiaomiスマホですが、仕様が他のAndroidスマホとわずかに異なる点や不具合を心配してしまいます。
エッジスクリーン(エッジディスプレイ)
Redmiシリーズでは初のエッジスクリーンを採用。フレームレスな曲面スクリーンは好みが分かれそうです。レビュアーの方の動画で質感を確認しましたが、出来れば通常のフラットなディスプレイが良いのでは、と実機に触れてもないのに勝手な想像をしてます。見やすさの面は問題ないのでしょうが、スマホの枠の部分はどのように表示されるのか気になります。加えて、どちらかと見栄えという点でスマホの端っこが凹んでいるのはどこか違和感を覚えます。これがスタンダードになるとは思えませんし、ちょっと周囲と違うディスプレイは浮いちゃうかなと。
いろいろ懸念点は挙げたものの、Xiaomiのコスパの高さは他と比較にならないほど高いメーカーです。国内メーカーではまず無理でしょう。今回のカメラは夜景などの暗所でも強く、12種類のフィルムカメラモードも備え、AI処理によるボケ味も表現できるようです。カメラと言えば日本が強いイメージですが、スマホカメラにおいては中華メーカーの勢いを感じます。また、今持っているスマホは家事などをしながら音楽を聴く時に使っていますが、どうしても籠ったような音になります。Redmi Note 13 Pro+ 5Gであれば、立体音響技術のDolby Atmosに対応するためスピーカーなしでも音質の良さが期待でき、感じるメリットは多いでしょう。あとは6万円ほどする価格との相談になりそうです。