5月ごろの沖縄が1番好きかも。移住して10年以上が経過して。

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ゴールデンウィーク前後の沖縄は私にとって1年で最も過ごしやすい時期です。大学卒業後に沖縄に移住して10年以上が経ち、沖縄の自分の済む地域に限っては1年間の季節の流れは何となくですが把握しています。今年も早くも3分1が終わり5月中旬になって、改めて4月後半から梅雨に入るまでのこの時期が最も心穏やかに過ごせていると感じています。

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沖縄といえども冬は寒い

こちらに来るまでは沖縄の冬は寒くなり過ぎず、さぞ過ごしやすいのだろうと勝手に期待していました。確かに本土と比べると気温はそこまで下がらず寒い時期は短いですが、沖縄でも冬はしっかり寒さを感じます。外は特有の島風が吹くため、実際の気温よりも遥かに寒い。風を通さないジャンパーのようなシャカシャカした素材をまとう人が多い印象です。本土の真冬で着る衣類とさほど変わりません。

また、沖縄に来て冬が何かと面倒に感じるようにもなりました。沖縄では1年を通して薄着だったりと冬物を使うシーズンは短く、クローゼットにしまっておく期間が長くなります。短い寒い期間だけ、わざわざ冬物の準備をするのがけっこう手間に感じるようになり、「この短い冬のために衣替えがめんどう…」と思うようになりました。冬物の衣類や寝具はかさばるので、狭い部屋や広くない収納スペースをことごとく奪っていくこともちょっと嫌。沖縄に来て薄手のものだけ洗濯したり収納したりするのに慣れてしまい、短い冬だけ厚手の寝具や衣類の取り扱いが煩わしく感じてしまっています。

3月から4月にかけては早くも暖かくなるものの、私の住む狭いワンルームアパートでは、寝る時にはまだ毛布や掛け布団があった方がいい時期。毛布や掛け布団は毎年4月からゴールデンウィークあたりでクローゼットにしまっています。同時期にはハンガーに掛けてある厚手の衣類を畳み、夏物をハンガーに掛けるのが毎年恒例となっています。気温が上がり衣類や寝具が少なるのは、やはり4月下旬ぐらいです。

梅雨前の5月あたりが1番過ごしやすい

4月下旬になれば室内では半袖短パンで十分になります。日によっては冷えることもありますが、強い日差しに暑さを感じる日が徐々に増えてきます。毎年エアコンの清掃を専門業者に依頼していますが、ゴールデンウィーク後は予約が殺到し3〜4週間待たされることもあるため、4月中に予約しています。沖縄のエアコン清掃の繁忙期を知らなかった私は、ゴールデンウィーク前に急激に気温が上昇した日に蒸し暑くて目が覚め、やむなくカビ臭い風を浴びながら過ごしたことも。エアコン清掃は4月中がマストです。

とはいえ、クーラーが必要な日はこの時期はまだ少ないので、自宅ではつけない日がほとんどです。クーラーをつけないと汗が一生出続けるような夏の蒸し暑さもなければ、冷たい風の吹く冬の寒さもない。この時期は半袖で快適に過ごせるので、面倒に感じるクーラーの温度設定に気を配る必要もなく、窓を開ければ穏やかな風も室内に流れてきます。

夏場となれば、晴れの日は窓から差す強烈な日差しによってフローリングは熱くなり室温は上昇、突発的な雨が降れば強風で雨が吹き込むのを防ぐため閉め切り湿度も上昇。エアコンは1日中フル稼働で電気代も夏場が最も高くなっています。仮に窓を開けようもんなら一気に室温は上がるので、空気の入れ替えさえ躊躇しちゃいます。夏の強烈な日差しが入らぬようカーテンを閉めれば部屋は暗くなり、何となく気分も落ちやすい。それに比べると、この5月頃の気温は個人的に最も心穏やかに過ごせます。普段の家事だったり適当にブログを書いたりするだけでもどこか楽しくなります。

また、5月前後の時期は梅雨前ということもあって雨が少なめなのもありがたい。雨の日も悪くないですが、沖縄の雨は強い風と伴った豪雨になることがほとんどで、雨に出くわせば靴も服もけっこう濡れるので、その後がちょっと面倒です。厚い雲に覆われると日中でも暗くなるので出来れば晴れていてほしい。ただ今年は例年にくらべて特に雨が少なく水不足になるほど。ニュースでも貯水ダムが枯渇し、貯水率の変化と節水が呼びかけられる結果に。降らなすぎるのも問題ですね。また、沖縄は1年を通してジメジメした日も多い一方で、乾燥する日も多い。30代になってようやく乾燥が肌に強敵であることを自覚しました。歳のせいか肌が乾いて粉をふいたり肌荒れがひどく、湿度計を見て乾燥している日は保湿が欠かせなくなりました。直射日光の強さと乾燥という点では、沖縄はあんまり肌に優しい場所ではないのかも。

”https://news.yahoo.co.jp/より

職場でもストレスが気持ち減ってる気がする

私の職場では冬場スーツ着用ですが、4月後半からかりゆしウェアが解禁されます。沖縄でも衣替えの時期としては少し早い方でしょうが、街中でも会社員らしき方のかりゆし姿を目にします。4月でも天気によってはスーツを着ていると、サウナのように暑くなりこの時期でも辛い、ベタベタのギトギトになります。この時期は半袖のかりゆしでちょうどよく、スーツの蒸し暑さとネクタイのめんどくささから解放されるので仕事中も気持ち楽になります。

単純にゴールデンウィークがあるので仕事の休みが多いのもストレスが減っている要因。連休が近づくと同僚らも明らかに温厚になっているのを感じます。普段ご機嫌斜めで嫌味と愚痴を吐く人間も面白いように朗らかになっています。毎日こんな感じで仕事できたらいいのに。。気温もいい感じで仕事のストレスも少ないのは、1年でこの時期ならではかと。

夏の夜の寝苦しさもない

暑くなれば沖縄ではクーラーが必要不可欠ですが、5月頃の夜は基本クーラーを必要とせずタオルケット1枚でよく眠れる日が多いです。個人的に1年間で最も睡眠をとれる時期になっています。沖縄の夏場はとにかく蒸し暑くクーラーなしで寝られる人間はこの世にいないはず。寝る前に、気温や湿度に応じてエアコンのタイマーの設定を考えるのにけっこう神経を使ってます。夏によくあるのが、蒸し暑い日に27℃で4時間後に切れる設定にして就寝、ところが夜中に寒過ぎて目が覚めて寝ぼけながらクーラーを消すと、数時間後に蒸し暑くてまた目が覚める。こんな室温の調整に悩まされる心配もないこの時期は、睡眠があまり得意でない身としても助かる時期です。

私の場合、沖縄に来てとにかく夏場の睡眠が上手くいかなくなりました。毎年決まって夏場は気温調整が出来ず、まとまった睡眠時間の確保が出来なくなります。正直、沖縄に来たことを後悔しかけたぐらい。睡眠に関して言えば、私にとって夏は最悪になりつつあります。涼しくなってくる11月頃、気温が下がってくるにつれて睡眠時間が徐々に増え始め、ほぼ存在しない超絶短い秋になると安堵する。クーラーの寒さが苦手な人間にとって、睡眠と沖縄の夏は相性が悪い。

梅雨に入って終われば真夏へ

この5月ごろの短い快適な時期はまもなく終わります。梅雨に入れば、日中でも雲に覆われ暗くスコールのような雨が連日降るでしょう。ジメジメと湿度が高い日が続き、洗濯物がなかなか乾かず生臭くなり、クローゼットに湿気がたまり、なんとなく気分が沈んでくる梅雨。

そして梅雨が明ければ、ここからの沖縄はただただ暑い時期に。本当に暑い日が続きます。冬の冷たい風が収まり、蒸し暑くなる前、束の間の5月ごろの気候が永遠に続いてくれたら嬉しいのですが。大学を卒業し、沖縄に来てアラフォーになった今、もうしばらくはこの島で楽しく生きていけるか検証してみます。

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