狭いワンルームアパートの一室では何かと作業が捗りません。他人の目がないので自堕落に過ごそうと思えばいくらでもだらしない生活が送れます。この日は、真夜中の蒸し暑さとエアコンの冷気の調整がうまくいかず睡眠不足で、油断するとぼーっと放心状態になるような体調。つい横になったり、面白くもないYouTubeを見たり、朝起きてから着替えもせずだらだらと過ごしてただ時間が流れています。
自宅で本来やりたいことが手につかないのは、勉強に気持ちが向かない学生の頃からアラフォーになった今でも変わっておらず、自分の弱さが情けなく思います。現状を打破しようと、iPad Air 5を持ち出して喫茶店などの外出先で作業することも増えています。
iPad1つ持って外出先で作業する機会が増えて気づいたのは、自宅のメインPCがないと出来ないことがけっこうある点。そこでiPadから自宅のWindows PCを遠隔操作できるように、Chromeのリモートデスクトップを頻繁に利用しています。
Chrome リモートデスクトップで不便な点
Chrome リモートデスクトップであれば自宅PCを外出先から操作できます。自宅PCにしかないデータを操作できるので作業の幅が広がりました。
ただ、操作性の悪さが気になります。iPadにSmart Keyboard Folio(US配列)を取り付けて、タイピングを含む作業をしていると、反応しないキーが存在します。その1つが矢印キーです。全く反応しません。
Chrome リモートデスクトップを利用して、自宅のWindows PCを、iPadで操作する際に矢印キーが反応しません。矢印キーはカーソル移動などで利用頻度が高いため不便です。
また、ショートカットキーも使えません。例えば、Macのショートカットキーで、cmd+Cでコピー、cmd+Vでペーストですが、これも反応しません。通常通りiPadだけで作業する際に、当たり前に使えるショートカットキーが、Chrome リモートデスクトップを使ってWindows PCを操作する際には使えません。めっちゃ不便なんです。
Macのキー配列とWindowsのキー配列が異なることが影響してのかも。ただ、cmdはAltキー、OptionはWinキーのように代替できそうではあります。
もしかしたら、これらは単に私の知識不足によるもので、設定を変更すれば容易に解決できることかもしれませんが未解決のままです。
また、Chrome リモートデスクトップの不便な点として、iPadからWindowsのフォルダやファイルを開きにくい点も挙げられます。
「タップモード」と「トラックパッドモード」がありますが、特にタップモードの時は、指でタップした範囲が広く認識されるせいか、正確にフォルダやファイルを選択できません。正確性で言えばマウスポインターの方が断然扱いやすい。これまでは、2本の指を広げるピンチアウトをして、選択したい箇所を拡大してから選択するようにしています。
いっそのことWindow Surfaceを買おうか
これらの不便さは、Windows PCをiPadで操作するのが原因だとすると、いっそのことWindow Surfaceを買った方がいいのではと思い始めています。WindowsとAppleで相性が悪いのであれば、外出先でWindowsのノートパソコンとかタブレットを使えば解決するのではと。
そこでWindow Surfaceを調べることに。出来れば今使っているiPad Air 5並みのスペックで、同価格帯であって欲しいところ。ちなみに今使っているiPadとアクセサリの当時の購入価格は下記です。
- iPad Air 5(256GB):92,800円
- Apple Pencil(第2世代):15,950円
- Smart Keyboard Folio(US配列):26,800円
3点合計で135,550円。2024年8月時点で、ペンとキーボードも付いたWindow Surfaceを探してみます。
最新のSurface Proは第11世代。価格は207,680円からとなっていて、ちょっと自分には手が届きません。
Surface Pro 第11世代は、Microsoftの設けた条件を満たす、特にAI処理に強い「Copilot+ PC」に位置付けられています。ペイントにAI画像生成機能がついたり、動画などの音声をリアルタイムにテキスト化し英語に翻訳できたり、現状のiPadでは出来ない機能があるようです。
Copilot+ PCには触れたことがなく興味をそそられますが、20万円越えの代物をすぐに買えるほどの富豪ではないので手が出ません。庶民にとっては今持っているガジェットを工夫して使用し続けるのが良さそうです。
他のリモートデスクトップを試す
外出先で自宅のWindows PCをiPadで遠隔操作することを目的に、Chrome リモートデスクトップを使ってきたものの、WindowsとAppleの違いからか不便な点がある。かといって新たにWindowsのSurface Proを新たに買うのはお金がかかる。
であれば、Chrome リモートデスクトップ以外の方法を試そうと思います。目を付けたのがAnyDeskです。基本は無料で使えるようです。
2014年に設立されたAnyDeskは、ドイツのリモートデスクトップソフトウェアを手がける企業。公式サイトを見ると、異なるプラットフォーム間でも互換性の高さを売りにしています。つまり、iPadのiOSとWindowsでもスムーズに操作できるのではと期待して試してみることにしました。先ほど挙げた、矢印キーやショートカットキーが使えなくなる不便さが解消するのでは。
AnyDeskの導入方法(WindowsPCをiPadで遠隔操作する)
まずWindows PCでAnyDeskをダウンロードしてインストールします。小難しい操作は一切ありませんでした。
インストールして起動すると次のような画像が表示され、「このワークスペース」の右側にID(リモートアドレス)が掲載されていました。接続する時に使用する10桁の数字です。
次に右上の4本線を選択し、設定画面に移動します。
次に右側のメニューから「セキュリティ」を選択し、「セキュリティ設定を解除しています…」を選択します。
「接続を常に許可する」を選択し、「Set password」を選択して、パスワードを自分で決めて入力します。
パスワードはiPadで接続する場合に必要になります。
これで、Windows PC側の設定は終了です。
続いて、iPad側の設定です。
まず、iPadでApp Storeから「AnyDesk リモートデスクトップ」を入手します。
後は、Windows PCで表示されたID(リモートアドレス)と、自分で設定したパスワードを入力すれば完了です。かなり簡単でした。
ID(リモートアドレス)とパスワードは、次回以降入力する必要がなく、一度接続したことがあるID(リモートアドレス)を選べば自動的に接続できます。
ざっくりとした使用感
結論としては、Chrome リモートデスクトップと比較してかなり良い。
不便だった矢印キーとショートカットキーは普通に使えます。やはり下記のようにMacとWindowsとの互換性もあります。
- cmd→Winキー
- option→Altキー
- control→Ctrlキー
さらに、AnyDeskはChrome リモートデスクトップと比べると、かなり画面がスムーズに動き見やすい。サクサク動きます。マウスポインターが表示されるためファイルやフォルダの選択もしやすく、圧倒的にAnyDeskの方がいいです。
今のところ使ったばかりの状況で、全角と半角の切り替えがうまくいっていないのでもう少し触って検証してみます。画面四隅から指を動かすとメニューが表示され、いろいろ設定の変更ができるようです。
iPadから自宅のWindows PCを操作する上で、Windows Surfaceの購入も考えましたが、AnyDeskで十分そうです。だいぶ操作性が良くて動作もスムーズで、Chromeのリモートデスクトップと段違いでいい。ただ、調べる中でシンプルにCopilot+ PCそのものに興味が出てきました。物欲にはきりがありません。