今さらGR III HDFポチる。けど直後にGR IIIも受注再開したっぽい。

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常にカメラを持ち歩きたい欲望にかられて、ついにRICOHのGRを購入することにしました。1年以上前から迷いに迷い続けて購入に踏み切らなかった結果、気づけば容易に買えないカメラになっていました。2024年3月あたりから価格が急騰し4月には、最安値でも20万円までに上昇。メーカーが製造・販売を一時停止したことで流通量が大幅に減り、最近は定価で買えない状況が続いていました。

2024年8月時点でAmazonでは19万円で売られていました。
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楽天のRICOH公式ストアでは、まず買えない

2024年5月以降は、不定期に数量限定でGR IIIが販売されることがありました。といっても当初はHDFバージョンのみでした。HDF(Highlight Diffusion Filter)は、光を拡散させることで柔らかい写りになるとのこと。

正直なところ、GRのシャープな写りを期待していたので、個人的には無くてもいい機能かと直感的に思っていました。RICOHの公式サイトには、このフィルターがあることでフィルム写真や映画のような描写ができるとあります。FUJIFILMのX-S10を普段使っていることもあり、フジのフィルムシミュレーションで十分な気がしていました。できれば通常版GR IIIがいい。

”RICOH公式サイトより。

とはいえAPS-Cセンサーでありながら異常なぐらい小さいカメラは魅力でしかありません。NDフィルター非搭載なのは目をつむり、HDFはオン/オフの切り替えが可能なので買うことに決めました。

楽天のRICOH公式ストアで数量を限定して販売すると告知があり待ち構えまえることに。最初の挑戦は2024年7月8日の正午。販売時刻と同時にブラウザを更新し続けるも在庫なしと表記されます。繰り返しリロードしても変化なし。しばらくすると、予定していた販売分は売り切れたとの表記に変わり、売り切れたことに落胆。

数日置いて、焦点距離の異なるGR IIIx HDFの購入にも挑戦。こちらも開始時刻に待ち構え、ひたすらブラウザを更新し続けるも先ほどと同じく買えず。

これで諦められず、8月にも楽天のRICOH公式ストアで販売が予告されたので挑戦することに。が、またしても撃沈。買えませんでした。楽天の数量限定品って買える人いるのでしょうか。人力ではまず不可能ではないかと。ボットか何か使わない限り買えないのではと疑いの目で見ています。

毎回、販売が開始されてしばらくして受付が終了。買える気がしません。

公式サイトの抽選販売に応募することに

楽天では買えないと踏ん切りをつけ公式サイトの抽選販売に申し込むことにしました。

最初に申し込んだのは7月。公式サイトでも通常版のGR IIIは販売されず、HDFバージョンのみでした。GR III HDFGR IIIx HDFも両方申し込んだものの見事に抽選には外れました。

メーカーの説明によると、過去に同一モデルを購入していると判明した場合は抽選から外れるとのこと。過去に購入したことは無いので、シンプルに抽選から漏れたことになります。ちなみに応募期間から数日後に、当選者のみにメールが送られます。音沙汰なしでした。

やはり購入は厳しいのかと半ば諦めながら、8月の抽選販売にも再度申し込むことに。抽選販売へのエントリー自体は、氏名と住所、連絡先を入力するだけなので手間ではなく、ダメもとで応募しておこうと。数日後、次のメールが送られてきました。

見事当選。

「厳正なる抽選の結果」の信憑性に少し疑問があるものの素直に嬉しい。買いたい気持ちが自然に高まります。

こうやって、販売する数量を限定し、買えるという謎の権利を与え、顧客の購買欲を高めるメーカーの術中にまんまとはまっているのかと、冷めてしまう自分もいます。

うたぐり深くなっていますが、受注量が多く、生産が間に合っていないことを事実と見なして購入手続きを進めることにしました。メール内のURLにアクセスして、パスワードを入力し購入手続きを完了させました。

かつてGR IIIが12万円ほどだったことを考えると、146,600円はやや高い印象を受けます。それほど求めていないHDFがついて価格が高くなるのは間違った買い物をした気がします。何かと否定的に考える性分なので、実際使ってみて買って良かったと思えることを祈ります。商品の発送は8月20日。首を長くしてお待ちしております。

ただ、通常版GR IIIも抽選販売が開始

年収300万ほどの庶民にもかかわらず、コンデジ1つに15万円ほども支払うようになった自分が怖いではあります。かつての自分なら絶対に買うことはなかった価格帯。ゲームをきっかけにガジェットを買い始め、クリエイターPCやら一眼ミラーレスカメラやら、30代になってから買い物のハードルが一気に下がりました。

GR III HDFは自分にとっては分不相応な高価な買い物だったかもしれません。今後は、一時的に惹かれただけではないかよく吟味して、本当に必要な物かどうか見定めて慎重になりたいと思います。でないと散財しかねません。

そんなことを考えていた矢先、RICOHの公式Xで、2024年8月21日(水)より一部の製品の受注を再開するとポストされました。掲載されたURLにアクセスすると以下の文面がありました。

”RICOH公式サイトより。

受注再開する商品に通常版のGR IIIではないですか。HDFではない最も欲していたGRです。

なぜこのタイミング…。GR III HDFを注文して数日後に発表された内容です。これを事前に分かっていれば、HDFバージョンのGRの購入は見送っていました。今さらキャンセルも出来ないでしょうし、両方買う度胸もお金もあるわけなく、どうすることも出来ません。

上の文面をよく読むと、今回受注を再開するGR IIIも抽選販売になるので、申し込んだところで必ず買えるわけではありません。仮にHDFバージョンを買わずに、通常版に申し込んでも買えないことも考えられます。そう考えれば悲観的になる必要はないのかもしれません。


写真を撮る機会を増やすために、常に携帯できるコンパクトカメラをずっと探していました。Xiaomi 14 Ultraなどのようにスマホのカメラ性能も上がっているとはいえ、APS-Cセンサーを搭載するスマホは現段階ではありません。そこでAPS-Cセンサーでありながら、257gで109.4×61.9×33.2 mmのサイズ感のGR IIIに目を付けました。

普段はガジェットやカメラと何の関係もない仕事に追われる生活。労働時間の合間に、とっさにカメラを取り出して気になった光景を切り取るには、一眼ミラーレスは大き過ぎます。携帯性に優れたGR IIIは、電源を入れてから約0.8秒で起動し、時間にそれほど余裕がない自分には適していると期待しています。

GR IIIは2019年発売と時間は経過していて、今更感は否めませんが、センサーサイズと筐体サイズを考えれば買いだと思いました。カメラの値段は上がる一方で庶民にはより一層手を出しにくくなっています。もしかしたらカメラの一番の買い時は、発売が予告された直後なのかもしれません。時間が経てば経つほど値上がりする印象です。今回は腹をくくって注文しましたが、値段以上の撮影体験が待っていると信じます。

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