いまだに購入に踏み切れていないフルサイズのカメラ。欲しいと分かっていながら買い時を伺い続けています。
最近なって一眼ミラーレスカメラを買うタイミングは、メーカーのキャッシュバック キャンペーンがベストではないかと思い始めました。2024年の初夏あたりには、Canon、SONY、Nikonとカメラの3大メーカーがキャッシュバックを開始。対応機種は限られるものの、購入を考えていたカメラがキャッシュバックの対象となれば絶好の買い時です。
キャッシュバックは割引と違い、購入時には通常の販売価格を支払い、その後メーカーの指定する方法で申請を行い、指定する銀行などにいくらかのお金が戻ってきます。その場で安くなってくれれば分かりやすいですが、キャッシュバックはその後の申請手続きがちょっと面倒です。
私もフルサイズを買おうと考えていたものの、この申請方法を調べてから購入しようとしていました。商品を買った後になって、やはりキャッシュバックされない事態になっては困ります。仕事がない休日にでも、申請方法をじっくり確認しようとしていました。
お目当てのZ7Ⅱの価格を見てみると…
休日の午前中、平日には手が回らない家事をやり終えて、午後ゆっくりと自宅PCでカメラを調べていました。特に目をつけていたのがNikon Z7Ⅱ。2024年6月下旬の時点で、ニコンダイレクトで429,000円、Amazonで390,000円になっています。
主に物撮りと風景写真を目的にカメラを探していたところ、高画素機で最も手に届きやすい価格帯ということで、現状ではZ7Ⅱが一番かなと。SONYのα7R Vとα7CRも気になっていましたが、α7R Vは少し価格が高く、α7CRは大きいレンズをつけると逆に小さすぎるかと考えZ7Ⅱに行き着きました。
カメラに詳しくないため、買うべきタイミングも分からず、ひたすら価格.comの価格推移を調べる日々。するとニコンダイレクトやAmazonよりも安く買えるショップがあると知りました。この時点で最安値は349,000円でした。ニコンダイレクトより8万円も安いとなれば、庶民としては安い方で買いたい。
しかも2024年のNikonのキャッシュバック キャンペーンで70,000円分も戻ってくる対象になっているため、実質279,000円で買えることになります。これは完全に買い。そう思い休日に、申請方法を調べてから注文しようとしていました。
ただ、キャンペーンが始まって数日しかたっていませんが、価格が明らかに変動し始めました。明らかに高くなった。次の画像は、2024年6月30日に価格.comでZ7Ⅱの価格を調べた結果です。
数日前は、349,000円で並ぶショップが複数ありましたが、今はニュースタイルというショップたった1つのみ。他は最安値より3万円以上高い価格です。ではこのニュースタイルで買えばいい話ですが、実際のこのサイトに移動してみると、下記の表記になっていました。
思いっきり売り切れ状態。在庫がないようです。
つまり、価格.comの実際の最安値は、385,880円です。70,000円分のキャッシュバックが適用されたとしても、30万円オーバー。個人的な感情として、まだカメラに30万円越えを即決する価値観にはなっていません。30万の大台を超えるか否かは、カメラ初心者には敷居が高く感じています。
この他にも買いたいガジェット類は切りがなく、先日もキーボードLofree FLOW100を買ったり、財布usuha-petaをポチったり、何かと出費が続いています。お金はいくらあっても足りません。
しかも、カメラのボディだけ買ったとしても、NikonのZマウントのレンズを買いそろえる必要もあります。持っているカメラはXマウントのFUJIFILM X-S10で、今持っているレンズ3本を流用できるわけがありません。レンズを買うんだったら、妥協せずに憧れのNikon純正レンズであるS Lineにしたい。となればさらなる出費は避けられません。ズームレンズであればNIKKOR Z 24-70mm f/2.8Sを、単焦点であればNIKKOR Z 50mm f/1.2Sを狙っています。いずれも20万越えの代物です。
出来る限り出費を抑えたかったところで、キャッシュバック開始直後に各販売店が値上げ傾向となるのはショックです。早めに注文しておけば良かったと今さら後悔しています。価格.comでZ7Ⅱの直近1か月の価格推移は下記のようになっていました。
平均価格がキャッシュバックキャンペーン直後に上昇。最安値は変化がないように見えますが、実際のショップに行けば売り切れ状態。カメラのキャッシュバック キャンペーンが始まると、価格は上がるということが今回勉強になりました。
他のメーカーも同じか。今後の買い時は?
他のカメラメーカーでは、Canonが2024年6月21日にキャッシュバックキャンペーンを開始しました。対象となったカメラの1つEOS R8の価格推移を価格.comで見てみると下記のようになっていました。
EOS R8の場合、販売店の最安値は、キャンペーンが始まって間もなく急激に上がっていることが分かります。
また、SONYは、2024年6月21日にキャッシュバック キャンペーンを開始しています。先ほどと同様に、対象となったカメラの1つα7RⅤの価格推移を価格.comで見てみました。
SONY α7RⅤの場合は、価格変動はそれほど大きくないようです。最安値に変化はなく、平均価格はキャンペーンが始まる21日前にわずかに上昇している程度です。
カメラによってもキャッシュバック キャンペーン後の価格変動は異なることが分かりました。一概にキャンペーンだからといって上がるわけではなさそう。とはいえ価格上昇は覚悟したほうがいいのでしょう。
おそらく、Nikon Z7Ⅱは今回のキャッシュバックが70,000円と他の商品やメーカーの中で最大だったことも影響していると考えられます。人気の度合いとキャッシュバック額により、カメラによっても価格の推移の仕方が異なるのでしょう。いずれにしても、メーカーからキャッシュバックがアナウンスされた場合、すぐに行動すべきことが分かりました。
今回私が目をつけていたNikon Z7Ⅱは、2024年8月26日(月)までに購入し、2024年9月6日(金)までに申請しなければ、キャッシュバックは受け取れません。
もう少し在庫の状況と価格を観察し、下落するようであれば買う方向で考えています。
注意が必要なのは、注文後にここ沖縄にどのくらいの期間で商品が届くかです。注文したのはいいものの、商品がキャンペーン期間内に届くとは限りません。注文先のストアに事前に問い合わせるなど、事前確認はやらないといけなそうです。
また、中古価格も継続して追っていこうと思います。これを書いている時点で28万円ほどと、新品を買ってキャッシュバックを受けた場合と大差がない状況。もし20万円切るようなことがあれば、個人的には中古で全然OK。
さらに、今回は我慢して新機種のZ7Ⅲを待つのもありかと。ただZ6Ⅲがニコンダイレクトで435,600円というのを考えると、価格はあまり期待できません。少なくとも私が即決できるような価格にはならないはず。いつ発売かも分かりませんし。
カメラメーカーのキャッシュバックは詳しく調べたことはありませんでしたが、今回キャンペーンに伴って価格が上昇することを知れました。やはりおいしい話を仕入れ次第、即座に決断して行動せねば、時すでに遅し、となるのでしょう。次回に生かします。