Apple Vision Proが登場。VRゴーグルを買おうか物欲発生中。

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2024年2月Apple Vision Proが海外で発売開始。日本在住の方でもわざわざアメリカで購入し、一足先にレビューしているのを見かけます。

似たようなVRゴーグルは、以前からMeta Questなどが知られていますが、Vision Proは3,499ドルと高額。日本円で約52万円と他の製品より遥かに高いので、既存の製品と比べて何が優れているのか気になり始めました。

はたしてVision ProをVRゴーグルのくくりに入れていいのかも定かではありませんが、ここにきてVRゴーグルを買おうか悩み始めています。

“apple.comより
目次

VRゴーグルを欲する理由

VRゴーグルは何一つ持っておらず触れたこともない立場なので、VRゴーグルで何が出来て何が出来ないのかも分かっておりません。

パッと思いつくのがゲームとか映画鑑賞とかのエンタメ目的。正直なところ、VRゴーグルを初めて耳にした際は、自分には要らない、と直感的に思ってました。あんまり魅力を感じていなかったというのが本音です。

わざわざいかついゴーグルをつけてまで、映画の迫力を求めたり、身体の動きと連動したゲームがやりたかったり、とかは一切ありませんでした。顔周辺に何かついているのも煩わしそうで、PCとモニターがあれば十分だろと。

これが最近になって心変わりし始めています。最大の理由は、仰向けの状態で作業をしたいから。

誰にも共感できないことですが、普段は狭い自宅アパートで適当にブログを書いたり動画を見たりして過ごしています。仕事がない日は、ほぼPCの前に座りっぱなし。

こんな生活を長らく続けてた結果、気味悪いぐらいのストレートネックと猫背が身体に染み付いてしまいました。姿勢の悪さは意識だけではどうしようもなく、過去には矯正ベルトのようなものにも手を出すも改善せず。あまり意味がなかった。

部屋では電動式昇降デスクFlexiSpotを愛用していますが、スタンディングで使用し続けると疲れてしまい、結局立った状態でも自然と楽な姿勢をとろうとして姿勢は悪いまま。座りっぱなしよりはいいですが、姿勢の改善には至らず。

そこで考えたのが、仰向けで過ごすこと。

仰向けでタイピングを含む作業をやったり動画見たりして過ごせば、姿勢は悪くならないだろうと考えたわけです。

これを思いついた私は、早速モニターアームの位置を変え、モニターを目一杯下向けて、仰向けでもモニターが見える状態に変更。ディスプレイの拡大/縮小を250%に設定し、モニターから顔が離れていても見えるようにしました。

モニターアームは、グリーンハウス GH-AMEH1U-GYですがモニターを真下に向けることはできないものの、仰向けでも十分見ることが出来ました。動画鑑賞では全く問題ないです。

タイピングをともなう作業では、マウスとキーボードはデスクから離れるため無線のものを使用することに。マウスは普段ゲームで使うGpro X、キーボードはJIS配列のKeychron K2 V2。仰向けになりキーボードを下っ腹に置いて作業してみると、タイピングはそこそこ出来ます。

無線接続のキーボードは今のところこれしか持っておらず、仰向け作業用として久しぶりに操作してみましたが、非常に使いにくい。JIS配列ということと、特殊配列ということでミスタイプの連発で作業が進みません。

打鍵音は心地よいですが、操作感はいつまでたっても慣れないキーボードと再認識しました。使っていくうちに誤操作が多くなり、けっこうなストレス。

さらに、下っ腹にキーボードを置きながらのタイピングは長くは出来ず、もしかしたら分割キーボードを身体の左右に置いて作業するのがいいかも。以前は全然興味のなかった分割キーボードにも手を出そうかと思い始めています。

仰向けの作業では、キーボードの打ちにくさもありますが、ディスプレイを拡大したことで、モニター1枚から得られる情報が少なくなったのはちょっと見にくさを感じました。普段はサブモニターもあるのでなおさら不便に感じます。

そこで、VRゴーグルやARグラスが気になり始めたのでした。VRゴーグルやARグラスであれば、視界に大画面のディスプレイを複数枚見ることが出来るのではないかと。このバーチャルデスクトップならば仰向け作業が実現すると期待して、VRゴーグルへの物欲がむくむくと膨れ上がっていったのでした。

Apple Vison Proで気になること

誰からも共感されない仰向け作業が、Vison Proで可能になるのか、気になる機能やら性能やら気になる点を調べてみました。

マウスが要らなくなる

アイトラッキングとジェスチャー機能によって、間違いなくマウス操作は不要になるはず。仰向けで作業中にキーボードからマウスへ持ち替える必要はなくなるんでしょう。

アイトラッキングは、目の動きを追跡して映像に反映する機能。視線を送ったり見つめ続けることでPCを操作ができるようですが、一部のレビュアーからは操作性はあまり良くないとの声も耳にします。

ただ、ジェスチャー機能の操作性は好意的なレビューが多いようです。人差し指と親指をタップしたり、引っ張ったりすることで操作ができ、間違いなくマウスの代わりになると期待できます。

“apple.comより

キーボードは要る、と思う。

YouTubeで使用者のレビューを見ていると、Vision Proの視界にバーチャルキーボードのようなものを映し出すことが可能。物理的なキーボードがなくとも入力作業は出来るんだと思います。

ただ、実際に使っている方を見てみると人差し指で慎重に入力しているようです。現状では、決して高速で入力作業が出来るわけではなさそうです。使用者の多くは、PCと接続して作業する際、実際のデスク上の物理的なキーボードを操作しているのを見かけます。

そうなると、仰向けでタイピングをする場合は、寝転んだ状態で、腰あたりの両サイドに分割キーボードを左右に分けて置いてタイピングするしかなさそうです。

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ディスプレイの解像度

文字が見やすいのか気になりました。

Vision Proをつけて仰向けで作業する場合、細かい文字が見えるか心配ですが、どうやら問題なさそう。片目あたり3,800×3,000ピクセルのマイクロOLED(有機EL)ディスプレイを積んでいます。

数値上、厳密には4Kディスプレイとは言えないものの、目の前にディスプレイがあるためか、かなり高精細な映像との評判です。多くのレビュアーからブラウザ上の文字もはっきり見えるとのことで、自分の想定する作業においては問題なさそうです。

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体調面

心配な点は、長時間使用による体調面への影響。いわゆるVR酔いと呼ばれるものが起きるのか気になります。

これを書いているVision Proの発売直後では、好意的な意見もあれば、返品した方もいるようです。個人的にも身体が強い方ではないので、頭痛やめまいの恐れ、目への負担がちょっと心配です。姿勢を改善するために仰向けで作業できても、ゴーグルをつけることで別の身体への負担が増すのであれば考えようです。


Vision Proは50万円ほどすることや、2024年2月時点で国内での取り扱いがないこともあり、購入のハードルは高い現状です。他の製品で、国内からより安価に手にすることができ、仰向けでも作業が出来るVRゴーグルを探してみようと思っています。今のところ無難にMeta Quest 3がもっとも現実的な選択肢なのかもしれません。

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