質感がかなり良さげなゲーミングキーボードが登場。しかもラピッドトリガーに対応と機能面でも不足なし。
機能特化の味気ないゲーミングキーボードに飽きた人は、ちょっと苦労して購入してみるのも良さそうです。
Takka60とは【概要と価格】
購入先は、KBDfans。キーボード関連を販売している中国ブランドです。国内のAmazonといったECサイトから購入できない点は、少し購入のハードルは高いかもしれません。
ただ、現時点では国内でなかなか手に入らないようなキーボードがKBDfansにはあります。これを機に購入に踏み切ってみるのも良いかもしれません。
Takka60は、このKBDfansで主要なキーボードケース「Tofu」シリーズと、「Rakka」を組み合わせた製品です。
「Rakka」とは、キーボードの回路基板であるPCBのメーカーのようで、Rakka 60HEが搭載される模様。以下はrakka.devに掲載されていたものですが、公式サイトには情報が少ない印象です。
ただし、ケースに関しては「Tofu」とは別に「Holy」と呼ばれる肉抜きされたような軽量ケースも選択できます。
購入価格は、2023年12月時点で下記のようになっています。
- Takka60 キーボードキット(Holy60)→279ドル
- Takka60 キーボードキット(Tofu60 Redux)→199ドル
それぞれ日本円で約40,000円と約30,000円と、決して安くはないですね。しかもキーキャップは付属していないので、別に自分で購入する必要もあります。内容物は下記。
- ケース(USBブロッカー付)×1
- 底部フォーム×1
- フォームキット×1 (スイッチパッド×1、PCB フォーム×1)
- ねじ止め式スタビライザー(Cherry MX 互換)60本セット×1
- ネジ×1セット
- 長尺ゴム足×1セット
- プリント基板×1
- プレート×1
- スイッチ×1パック
これらが組み立てられた状態で届くのか、自分で組み立てるのか表記されていないようです。キーキャップがついていない点などもあって、自作したい人とすぐにキーボード本体を使いたい人とで、少し好みは別れそうです。
Tofu60 ReduxケースもHoly60ケースも、アルミニウムとあって質感は間違いなさそうです。Tofu60 Reduxは、Wooting 60HEと互換性があることが以前から注目されていました。ややチープさを感じるプラスチックケースのWootingからTofuケースに変更する方も目にします。
カラー展開が豊富で質感も変わる以外に、プラスチックより重量が増すことでキーボードがずれにくくなるメリットもあります。アルミニウムということもあり重量級になりますが、Holy60はアルミでありながら軽量設計を試みたケースのようです。
Holy60ケースは約300gとアルミニウムケースとしては軽量で、ブラックとホワイトの2色展開。大きく肉抜きされた外観が印象的です。
Takka60の性能面
ゲームをやる上で気になる性能面もかなり期待できます。
スイッチは、Gateron 2.0磁気スイッチを搭載。ホワイトとオレンジの2種類のスイッチがあります。
以下主な仕様です。押下圧とスプリングの表記のみ、左が白スイッチ、右がオレンジスイッチです。
押下圧 | 30/38gf |
スプリング | 15/20mm |
キーストローク | 4.1±0.2mm |
タイピングスタイル | リニア |
耐久性 | 1億回 |
PCB | RAKKA 60HE |
接続 | 有線 |
入力インターフェース | USB Type-C |
RGB | なし |
ラピッドトリガー | はい |
アクチュエーションポイント | 0.1mm~4.0mm |
ポーリングレート | 8000Hz/ms |
ネジ穴 | GH60規格 |
互換性 | MacOS/Windows/Linux |
FPSやTPSなどのゲームで気になるアクチュエーションポイントは、最短0.1mmに設定が可能。特徴的なのは、調整単位が0.02mmという点です。私の見てきた限り最も細かく調整できるレベルかと。正直なところ、ここまでの細かさは個人的には要りません。
さらに、ポーリングレートが8,000Hzに対応する点は、ラピッドトリガー対応キーボードではそれほど多くありません。挙げるとするとフルサイズのCorsair K70 MAXがあります。入力遅延は、現時点で世に出回っているゲーミングキーボードの中では最小クラスと言っていいでしょう。
全てのスイッチはルブされており、潤滑油が塗られてあることで性能だけでなく打鍵感への配慮も見られます。RGBが無いのも特徴的です。CapsLockキーのインジケータライトのみとのこと。好みは別れますが、個人的にはRGBは不要派なのでむしろ好感が持てます。
各種設定は、Webベースのソフトウェアで調整ができるとのこと。Wootingにあるようにソフトフェアを自分のPCにダウンロードしなくても、ネットが繋がっていればブラウザでアクチュエーションポイントなどの変更ができるようです。最近こういった方式が多く、今後の主流になってくるのかもしれません。
当然キーマッピングも可能で、キーボードの設定は最大4つ保存できるオンボードメモリにも対応しています。
高いカスタマイズ性
ラピッドトリガーに対応するゲーミングキーボードは数多くあります。今回のTakka60のように60%サイズであれば、Apex ProやHuntsman V3 Proが真っ先に思い浮かびます。今のゲーミングキーボードでは間違いなく性能面で最高レベル。
ただ、キーボードの外観や打鍵感といった性能以外に目を向けると、ありふれたゲーミングキーボードのように感じる人もいるかもしれません。特に今まで多くのゲーミングキーボードに触れてきた人であれば、なおのこと物足りなさを感じます。
その点、Takka60はカスタマイズ前提で販売されているといってもいいのかもしれません。ケースのカラー展開も豊富で、スイッチも2種類から選べる。そもそもキーキャップが付属しない時点でけっこう自由度が高く、同じKBDfansのストアで好みのキーキャップも選べます。
デスク周りに応じてキーキャップを選べる楽しみもありますし、気分に応じてキーボードの模様替えも面白いです。
こういったカスタマイズ好きで、ゲーム性能もトップクラスのゲーミングキーボードを選びたい人にはお勧めできます。難点を挙げるとしたら、費用がかさむ点と購入のハードルが少し高い点。
他の人とかぶらないキーボードは作れるでしょうが、キーボード本体だけでも3万~4万円、キーキャップは安い物で15ドルと約2千円ちょっと。高い物は倍ぐらいするものもあります。また、KBDfansから購入経験がない人にとっては、国内から購入するのと違い不安も感じる人もいるでしょう。そういった意味では、Takka60はやや大人向けの代物といっていいでしょう。
性能も質感もハイグレードなキーボードTakka60。欲しいは欲しいですが、私のような庶民は、そうあれこれと買えるほどの財力がないですので、購入はしばし検討いたします。