最近は脳内の半分がフルサイズのキーボードのことで占められ、もう半分はFortniteのことで頭の中はいっぱいです。ゲーム以外の普段の作業用として使うキーボード探していて、仕事から帰ったらネットでずっと調べ続けて夜中の3時に。加齢からか睡眠時間を削るだけで体調を崩すので、寝ないといけないと自分に発破をかけてついにポチりました。
作業キーボードはフルサイズがいい
ついこの間までは、フルサイズなんてでか過ぎてデスク上に置いてあるだけで何かセンスない、とか自然と思えていました。60%キーボードのDucky One 2 Miniを購入して以来、ショートカットを自在に操りコンパクトキーボードを平然と日常使いする自分に軽く酔っていました。初めて買った本格的なゲーミングキーボードというのもあって、Fortniteでもその他の作業などでもしばらく使い続けることになりました。今でも大好きなキーボードの1つ。
使い始めた当初は、人生初の60%キーボードに不慣れで操作に戸惑い、知らないショートカットをネットで調べながら使っていました。次第に慣れてきて、普段のタイピングを伴う作業でも自分のよく使うキー入力は、どう指を動かせばよいか頭の中に入った状態にはなっていました。
が、徐々に気づき始めました。指を動かすのが面倒であることに。本来は指1本で1つのキーを入力すれば良いところ、両手を使って操作しなければならない場面が多々出てきます。例えば、入力した文字をカタカナに変換したい時に、F7を押せば一発でカタカナに変換できますが、Duckyの場合Fnキーを押しながら数字の7を押さなければならない。両手でやる必要があるんです。思っていた以上にファンクションキーはあった方が良いことにも気づきました。
そこで作業用として、当時国内から買えずに個人輸入し手に入れたKeychron Q3を普段使いすることになりました。
TKLキーボードでフルサイズの数字部分がないモデルで今も使っています。CNCアルミニウム加工のボディは約2kg、打鍵音も穏やかで文句は何一つありません。ここ沖縄への追加配送料など含めて当時の為替レートで31,520円かかりました。
個人輸入の壁を乗り越えて購入したこともあり、愛着もありますが最近になって気づいたのです。テンキーがあった方が良いと。横並びになった数字がやたらと打ちづらく、いざ数字を入力場面に出くわすと、キーを入力する一連の流れをぶった切り作業が止まるのです。自然と数字を打つことを避けるようにもなっていました。
ミニマルなキーボードが1つ置いてあるデスクは、何ともシンプルで目の保養になります。私はそのシンプルなデスク周りは諦めて、作業における使い勝手を優先するためフルサイズにすると決めたのでした。
キーボードで譲れない条件
大昔にPCを購入する際に付属してきた事務用のフルサイズキーボードは、リサイクルショップ行きとなっていましたので、フルサイズキーボードは1つも持っていません。新たに購入するキーボードに求める条件を整理すると、ざっくり下記のようになります。
- フルサイズ
- US配列(英語配列)
- 特殊配列ではない
- 打鍵感・打鍵音が良い
- できれば3万円以内
キー配列に関しては、JIS配列(日本語配列)は使用していないので、数は少ないでしょうが日本メーカーが国内向けだけに製造したキーボードは除外。また、テンキーがありながらコンパクトに設計されたものではなく、ごく一般的なキーレイアウトに限定することにします。例えば、下記のようなYUNZII Keynovoの96%キーボードなどは対象外。
このキーボードの場合、DeleteキーやInsertキーなどが排除され矢印キーの位置も特殊です。使用頻度の少ないキーをなくすのは悪くないですが、会社にあるような事務用PCのキーボードとは異なります。昭和生まれのアラフォーの私としては、小さい頃に触っていたキーボードと同じキーレイアウトであってほしい。身体に染み付いたお馴染みのキーボードの配列であれば、指が迷うことなく作業できるからです。慣れればどうってことない、というのは私には当てはまりません。おじさんは慣れません。
また、打鍵感・打鍵音は絶対に妥協したないことの1つです。好みが別れることではありますが、ガスケットマウントである点は外したくないです。
ガスケット構造は、持っているKeychron Qシリーズにも採用されているもので、柔軟性のあるガスケット(クッション材)でスイッチマウントプレートを挟み込むことで、心地よい打鍵感を実現するものです。比較的ハイエンドのキーボードで採用されています。
こういったざっくりとした条件に見合うキーボードで、できれば3万円以内に収めたい。過去に、Keychron Q3が31,520円、Wooting 60HEが30,228円と、3万円をわずかに超える価格でした。小さいな会社勤めの身としては、これを大きく超えるような値段には踏み切れません。
ポチった製品
条件に見合うキーボードになかなか出会えず夜中まで探し続け、ようやく1つの選択肢が見えてきました。
MonsGeek M5です。
上の画像は公式サイトに掲載されていたキーボードの例であって、これそのものが販売されているわけではありません。販売されているのは、あくまでキースイッチとキーキャップが付属していない、ベアボーンキット。Amazonで19,250円。これに自分でキースイッチとキーキャップを別途購入する必要があります。
質感はかなり良さそうで、Keychron Qシリーズ同様にCNC加工されたアルミニウムのケースに、ガスケットマウントでもあります。フルサイズでガスケットマウントのキーボードは、これしか見つからず、意を決して自作キーボードに挑戦することにしました。
続いて打鍵音を大きく左右するキースイッチとキーキャップ選び。MonsGeek M5は、中国の主にキーボード関連の製品扱うAkkoが手掛けるブランドです。同じメーカーからキースイッチとキーキャップを選べば、後々トラブルは起きにくいのではと考え、Akkoのキースイッチとキーキャップを探すことに。
まずキースイッチは、Akko V3 Cream Yellowをポチることに。
海外のレビュアーが、MonsGeek M5にこのスイッチを搭載しているのをYouTubeで発見し、問題なく使えるだろうということで決定。45個入りを3セット購入。
続いてキーキャップ。キーキャップの形状はプロファイルと呼ばれ、いくつかの種類があります。例えば、Keychron Qシリーズは、やや背が高めのOSAプロファイル。他にもさまざまなプロファイルがあり、キーボードを販売するMelGeekのサイトに掲載されている次の画像が参考になるかと思います。
YouTubeでプロファイルごとの打鍵音を聴いていくと、この中ではSAプロファイルの奏でる音が最も気になり始めました。ただAkkoのキーキャップでSAプロファイルの買えるものが見つかりませんでした。SAプロファイルの種類が非常に少ない。
そこで、Akkoのキーキャップを諦め別メーカーで探すことに。SAプロファイルを探しているとKBDiyというメーカーと遭遇。このメーカーの次のカラーのキーキャップをポチることにしました。
160キーが入っているのでフルサイズに対応し、PBTダブルショットとも記載されていてこれに決定。
今回注文したのは次の3つ。
購入先はAmazonではなく中国のAliExpress。こちらの方がブラックフライデーというのもあって価格が抑えられるためです。購入価格は上から、16,751円、4,792円、2,785円で合計で24,328円、さらにブラックフライデー割引で2,000円が差し引かれ、22,328円となりました。3万円に収まりました。
とはいえ届くのか…けっこう不安です。過去に中国のECサイトからキーキャップを購入したことがあり、無事商品は到着しましたが、国内から買うのとは一味違います。偽物かもとか、到着しないかもとか、勝手な想像が膨らみます。無事届くことを心からお祈りしております。
勢い余ってAliExpressを利用し価格は抑えられましたが、到着時期は遅れるでしょうし、トラブルの可能性を最小限にとどめるには無難にAmazonが良いのでしょう。おびえながら到着を待ちます。