今喉から手が出るほど欲しいのがフルサイズのキーボード。ゲーム用途ではなく作業用として。
普段使っているKeychron Q3は数字部分のないTKLキーボード(80%サイズ)ですが、最近テンキーが心の底からあってほしいと願っているのです。気づいたら朝起きて仕事の向かう直前まで、フルサイズのキーボードをネットで探し回っています。
結局テンキーはあった方がいいんです。
普段はFortniteをやる時はWooting 60HEを使用中です。マウスを激しく振ってもキーボードに激突する心配が少ないため、ゲームはやはり60%サイズが最適。ラピッドトリガーと可変アクチュエーションポイントに対応しているため、なおのことゲームではWootingが良いのです。
Wootingは見た目の安っぽさに似合わず、打鍵音もいいので普段使いとしてもずっと使っていたいゲーミングキーボードです。タイピングを伴う作業では、ショートカットキーやMod Tapを活用することで省かれたキー入力をやっています。
WootingのMod Tapは、キーを押す時の挙動によって、1つのキーで2つの異なる入力ができる機能です。例えば、数字の「7」キーを通常通り押すと「7」が入力され、長押しすると「F7」キーが入力される、こういった設定が可能。自分でカスタマイズできます。
とはいえ、ショートカットキーにしてもMod Tapにしても、キーを1回押して操作するのが結局一番楽なんです。面倒くさがりな私は、結局ボタンがたくさんあった方がいいと今更気づきました。コンパクトでミニマルなキーボードを扱っている自分自身に軽く酔っていましたが、もはや面倒くささが大きく上回っています。
特に、数字を入力する際に、キーボード上部に横一列に並んだ数字キーを使うのが、かなり入力しずらくスムーズにいかない。文章を入力するなかで、日付やガジェットの型番、住所、IDなどなど、数字を入力する機会は案外多く、その都度数字を探しながら打っています。数字入力に出くわすと、タイピング作業の一連の流れが止まってしまう。であればやっぱりテンキーはあった方が良い。
たまらずテンキーのみを購入するも…
テンキーの必要性に気づいた私は、1年以上前にWireless Number Padを購入はしていました。
かなり薄型でデザインも悪くなく、最大3台にBluetoothで接続できます。WindowsPCであれば、左上の計算機のマークを押すと、自動的にWindowsの計算機アプリが起動し入力が反映される機能もついています。購入価格は3,500円でしたが、これを書いている時点ではAmazonで4,890円と表記されていました。
ただ、これがどうしても私には慣れませんでした。考えられる原因はいろいろ。かなり薄型とあってKeychron Q3と高さが違い操作感が違うこと、パンタグラフ式でペタペタした打ち心地なこと、キーボードと一体化していないこと、久しぶりに使うとすぐに起動しないこと。
これらの理由からなかなか出番は少なくインテリア状態になってしまっています。正直、私には買わなくてもいいガジェットとなってしまいました。
逆に普段から超薄型のパンタグラフ式のキーボードを使っていてる方には、操作感が似ているので違和感なく使えるのかもしれません。
フルサイズのキーボードを探す旅へ
作業用フルサイズのキーボードを探すにあたって、絶対に妥協したくないのは打鍵感・打鍵音です。ここは譲れません。仕事以外は1日中PCの前にいる生活の私にとって、心地よい打鍵感と打鍵音はキーを入力するたびに自分の作業を後押ししてくれるんです。
Keychron Q6は?
まず考えたのはKeychron Q6です。TKLサイズのQ3を購入したことで、Keychronの品質に間違いないことは分かっているので、KeychronのフルサイズであるQ6を買う方向で動こうとしました。
国内からはAmazonといったECサイトでは正規品を購入できず、現状では販売されていたとしても5~6万円する転売価格になっています。となれば、本家の公式サイトから、送料を覚悟してまたしても個人輸入することになります。公式サイトでは、この時期はブラックフライデーで下記のような価格で在庫がありました。
ただし、カラーは既に持っているシルバーグレーのみ。他のカーボンブラックなどは在庫がなく、ベアボーンもありません。全く同じカラーを購入するとなると、テンキーがついただけのほぼ同じキーボードを所有することになります。せっかくなら、別のカラーであったり、別の打鍵感であったりするのがいいかと。Keychron Q6を購入する線は消すことにしました。
MonsGeek M5は?
「フルサイズ ガスケット」などで調べるとやはりKeychron Q6ぐらいしか目ぼしいものは出てきませんでした。ガスケットマウントは、キースイッチを支えるプレートを柔らかいクッション材で挟むことで、心地よい打鍵感を実現できます。75%や60%キーボードであれば、EPOMAKER CIDOOのようにガスケットマウントは存在しますが、フルサイズとなるとなかなか該当するものがありません。
引き続きよーく調べていくと、MonsGeek M5というキースイッチとキーキャップがついていないベアボーンキットを発見。これに狙いを定めようと思います。
遊舎工房で取り扱いされており、Amazonにも出品されていて現時点で価格は19,250円。なかなかのお値段。ここ以外でもAliExpressで中国から買うルートも考えられます。
重さは2.5 kgと重量級、サイズは44.6cm×14.6cm×3.3cm、コイルケーブルが付属するようです。カラーはブラック、シルバー、パープル。
すぐにでもフルサイズのキーボードを手にしたいものの、ベアボーンのため自分でキースイッチとキーキャップを探す必要があります。ただ、それも楽しそうではあるので、人生初の自作キーボードに挑戦する方向で動こうと思います。
自作キーボード未経験なため、このベアボーンキットにはどんなキースイッチが適合するかとか、キースイッチとキーキャップとで適合しない組み合わせがあるのかとか、現時点では分からないことが多いです。とりあえず、耳障りでもなく、かといって静かすぎない、自分好みの打鍵音をYouTubeなどで探してみることにします。
現時点で何となく目星をつけているのが、Akkoのキーキャップとキースイッチ。そもそもMonsGeekはAKKOが展開ブランドです。自作キーボードに詳しくなくても、同じメーカーのベアボーンキットにキーキャップとスイッチであれば、適合しないなどのトラブルは起こりにくいと考えました。そもそも適合するとかしないとか、そんなの気にしなくていいのかも…と疑問に感じております。
どうやら、作業用のフルサイズのキーボードはそう早くは手に入りそうにありません。とりあえずMonsGeek M5に搭載するキースイッチとキーキャップを早々に見つけて、注文して届き次第キーボードの自作に初挑戦します。先は長いですが、どうか余計な出費が重なるようなトラブルが起きませんように。