20年以上苦楽を共にした片手鍋さようなら。新しい雪平鍋を購入。

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鍋が壊れたというどうでもいい話です。

大学に入学し一人暮らしを始めるにあたって実家から頂いた片手鍋が壊れました。物心つく頃には既に見たことがある鍋で、そう考えると30年以上使われていた代物。実際に私自身が使った期間は20年以上であることは間違いありません。

目次

洗っていて取っ手が外れました。

一人暮らしである今の食事は、片手鍋に水を少量入れて、カット野菜と肉とめんつゆを入れてただただ煮込み、容器に移すことなくチンした冷凍ご飯と食べることがほとんど。そこまで不健康な食事でもなく、かといって健康的とも言い切れない食生活を続けています。

煮るという調理法は、炒めるよりも効率的に火を通せる気がして楽なため片手鍋は重宝しています。気分で味を変えたり煮込む食材を変えたりして、多少健康に気を使い始めたここ数年この食生活が続いています。

この日もいつもの決して料理とは言えぬ煮込む作業を終えて、食べ終えた片手鍋を水につけておき就寝。朝起きて洗い物をしていると取っ手が見事に外れました。バコッと引きちぎれたような感じでした。

あらわになった太いネジ。これで固定されていたようです。

再度取り付けようと試みましたが、中が錆びているのか固定できません。

中の金属のような破片がパラパラと落ちてきて朽ち果てている模様。

零れ落ちてきた残骸。

ネジを回しても空回りするばかりで私には明らかに修復不可能。

30年使われていたであろう片手鍋は、稀に取っ手部分がグラつくことがあり、その都度プラスドライバーで締めて使い続けていました。

今回は、ネジを止める部分がボロボロと剥がれ落ちネジを締めることが困難な状況。残念ですが諦めて廃棄することにしました。私が一人暮らしを始めて実際に使い始めた頃から約20年、本当にお世話になりました。

どこぞのメーカーの片手鍋なのか?

もしかしたら鍋は一生もので、壊れず生涯使い続けられる調理器具なのかもしれません。が、私のような調理器具の素人としては、ここまで長く使えるものとは思ってもみませんでした。

取っ手部分がぐらつき始めた頃、そろそろ寿命かと思い始めて別の鍋を購入。買ったのはジオ 片手鍋 18cm。結局、先ほど書いたように取っ手はドライバーで締め直せば、何ら問題なく使えたためしばらくはこの片手鍋1つで生きていました。

こんなにも長持ちする便利な代物は、どこのメーカーかとネットで調べてみるも、似たような片手鍋は腐るほど出てきて判別ができません。

ロゴのようなものが書かれたシールがあったものの擦れて完全に何も見えません。そもそもシールにメーカーの手掛かりが書かれてあるのかどうかも不明。

定かではないですが、アラフォーおじさんが子供だった頃に、新潟県燕市?のものであることを親が話していたような気がします。かなり薄っすらとした記憶です。

ネットで「新潟県燕市 片手鍋」などで調べてみると、鍋に関わらず金物などの物作りがやはり有名のようです。メーカーは分かりませんが、新潟県燕市の会社で製造販売されたものだと勝手に断定することにしました。

この片手鍋を廃棄し新たに購入する鍋は、同じ地域で製造されたものにします。毎日使う調理器具を30年使い続けられる精巧な作りが期待できるからです。

新しい雪平鍋を購入

30年もった片手鍋に別れを告げて新しい片手鍋を購入することに。主な用途は、最初に書きましたが汁物です。野菜と肉を入れて味をつけて煮込み、食器に移さずそのまま食べる。乾麺を茹でて食材を加えて食べることも稀にあります。

今回廃棄することになった鍋の取っ手がグラつき始めた頃に、購入した片手鍋はこのジオ 片手鍋。

この鍋はかなりの万能選手で煮るだけでなく炒めることもできます。フライパンを持っていない私にとって、汁物に飽きた時にこの鍋1つで炒めることもでき、以前にも紹介しましたが本当に買って良かったものの1つです。→『買ってよかった生活雑貨7選【一人暮らし歴17年越えのアラフォーが選んでみた】

一般的な片手鍋は、炒めることができないものが多いですが、この鍋であれば少量の油で調理でき焦げつきにくく、お手入れも簡単です。15年もの保証で耐久性も高い。

あえて欠点を挙げるとしたら、やや重い。重さ1.29kg。

そして、冷めにくいという利点が、私にとっては逆に扱いづらかったりします。

この点については誰も共感されないような話なのでご容赦ください。汁物を作り冷まして食べる際、鍋がなかなか冷めずに、鍋に口をつけて汁を飲む時に熱いことがあるのです。鍋に直接口をつけて食べるのは私だけでしょうが。。

ゲオの片手鍋はあらゆる調理に対応する万能調理器具で、料理が冷めづらく保温性も高い代物です。

ただ、できたばかりの汁物に、冷ますためにすぐに氷を入れ、容器に移すことなく鍋に直接口をつけて食べる愚行をする私にとっては、逆に小さな不満点となっています。

この誰にも共感されぬ小さな不満を解消するには、熱しやすく冷めやすい片手鍋が良いわけです。

また、大きさの面でももう少し小さい鍋にすることにしました。

破棄することになった直径18cmの片手鍋は、一人分の汁物を作る場合に、食材が完全に水に浸かるまでに水量が結構多くなってしまいます。作った汁物の水量が多すぎる事態が度々発生し、お腹がパンパンになるのです。

もう少し鍋の直径が小さい鍋にして、水量を抑えながらも水の深さを確保できる片手鍋にすることにしました。

こうして、新潟県燕市で製造され、軽く、熱しやすく冷めやすい、直径18cm以下の片手鍋を天下のAmazonで探すことに。

そして購入したのがこちら。

アーネストという会社が販売する雪平鍋 15cm。購入した価格は1,680円でした。

購入した雪平鍋を開封し使ってみることに

早速開封することに。

ビニールに包まれた状態で到着。
鍋と注意書きが1枚とシンプル。

注意書きをよーく見ると、アーネストという会社は燕市ではなく三条市にあるようです。どうやら金物で有名な地域は燕市だけではなく、三条市も同様で、一括りで燕三条と呼ばれている模様です。

また、今回購入した鍋は雪平鍋という総称。一般的に雪平鍋は、片手鍋と以下の点で違いがあるようです。

  • 表面が凸凹になっていて熱が伝わりやすく耐久性も高い。
  • 注ぎ口がある。
  • 蓋がない。

確かに蓋はついてきませんでしたし、完全な円形ではなく僅かに注ぎ口があります。

本体サイズは、幅16cm×奥行29.5cm×高さ8.5cm(内径15cm)です。

満水容量は1.2L。

重さは335g。

材質はステンレス鋼(クロム16%)。

対応熱源は、ガス、エンクロヒーター、ハロゲンヒーター、シーズヒーター、ラジエントヒーター、200Vの電磁調理器(IH)など、あらゆるクッキングヒーターに対応。

今回片手鍋を探していると、以外と小さめの鍋はIHに対応しておらず、ガス専用のものをよく目にしました。この点でIHでもガスでも使用できるのは便利かと。

最初に手に取ると、とにかく軽くて小さくコンパクトな印象。ゲオの片手鍋より約3分の1とあって扱いやすいです。

内径15cmで市販の乾麺が丁度すっぽり入るぐらいの大きさもグッド。期待していた通り、汁物を作る時に水量が多くなり過ぎず、一人分の調理には最高な調理器具でした。

左が15cm雪平鍋、右がゲオ18cm片手鍋。

この鍋は使用頻度が高くなるので基本出しっぱなしですが、小さいので収納するときにスペースを取らないことにも気づきました。重ねられるのは良き。

廃棄することになった片手鍋は、取っ手部分が壊れました。この鍋の取っ手と鍋との接合部分の耐久性が気になりますが、やわな感じはなくしっかりと接合されています。シンプルな構造で長く使えることが期待できます。


長年使い続けた鍋のどうでもいい話でしたが、毎日使う調理器具を少しこだわるのも悪くないと思い自己満足で紹介しました。今まで無頓着だった生活雑貨は他にもいろいろありそうです。残りそこまで長くはない人生で普段触れるものが、ほんの少し良いものであれば普段の生活が充実できそうな気がします。

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