3年間ほったらかしたゲーミングPCを掃除してみた。初めてのPC掃除に悪戦苦闘。

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購入して3年が経過したゲーミングPC。

Fortniteがきっかけで購入した人生初のゲーミングPCですが、一度も掃除をしたことがありませんでした。PCがおかしな挙動をするなどは一切なく、何ら問題なく3年以上動き続けています。ゲーミングPCを掃除したことない初心者ではありますが、初めてPCの掃除をやってみました。

目次

PC掃除に踏み切ったきっかけ

今年になって、今回掃除したゲーミングPCよりハイスペックPCを新たに購入しました。

掃除のきっかけは、新しいPCとの入れ替え作業の際に、配線から解放された埃にまみれたPCを目の当たりにしたことでした。

ケースファンには埃がびっしり。あまりにも汚すぎる。。狭いワンルームに布団も置いてある部屋なので、たっぷり埃を吸い込んでいるのでしょう。

薄々気づいてはいました、PCが大量の埃を吸っていることを。少々面倒くさがりな性分ゆえ放置していましたが、PC入れ替えを機に掃除することにしたのでした。

しかもゲーミング PCを掃除などのメンテナンスをすることで、より性能を引き出せるとの情報も目にします。

ゲーミングPCを掃除する利点

調べてみると、以下のような利点があるようです。

  • 冷却効果の向上
  • パフォーマンスの安定
  • 電力効率の向上
  • PC寿命を伸ばす
  • 静音化
  • デザインの美観維持

埃がファンなどにたまると、熱が効率的に放熱されなくなる可能性があるとのこと。掃除して冷却性能が改善すれば、オーバーヒートのリスクを軽減できます。仮にオーバーヒートすると勝手にシャットダウンしたり再起動するなどが発生する恐れがあるようです。

適切に冷却されていれば、ゲームや高負荷のタスクを実行する際にパフォーマンスが安定し、処理能力を最大限に活用できます。きちんと冷えていれば、システムがより効率的に動作し、電力の無駄遣いを減らせるとのこと。

また、PC内部にゴミや埃が蓄積すると、部品の寿命が短くなったり、騒音の原因になったりします。掃除によって、PCの部品をより長く健全な状態で維持でき静音性も改善。

見た目的にも埃の積もったPCは、心地いいものではありません。ガラスパネルのように、内部の埃や汚れが外部から透けて見えるケースであればなおさら。

こうやって調べてみると、定期的に掃除することで、ゲーミングPCのパフォーマンスとか耐久性とかを向上させるようです。もっと早くやっとけば良かった。

掃除するゲーミングPCの主な仕様

今回、掃除するゲーミングPCのざっくりとした仕様はこちら。

CPU(AMD)AMD Ryzen 7 3700X プロセッサー
3.60GHz [最大4.40GHz]
8コア16スレッド
32MB L3キャッシュ
TDP 65W
CPUクーラー空冷CPUクーラー
メモリ32GB(16GB×2)
PC4-21300(DDR4-2666)
DDR4 SDRAM
NVMe SSD1TB Intel SSD
ハードディスク2TB SATA
グラフィックMSI製
NVIDIA(R) GeForce(R) RTX 2070 SUPER(TM) 8GB
電源ユニット850W ATX電源 80PLUS GOLD
マザーボードASRock製AMD B450 チップセット
FRONTIERのセールで購入したものです。競技設定でFortniteをやる分には十分なスペックで非常に快適です。

いざ掃除!

まずは、外から見える限りの埃を拭き取ったり、吸い込んだりしました。
ちなみに、PC掃除のために購入したハンディクリーナーは使い物にならず。この後使うことはありませんでした。買って後悔したものの1つです。

吸引力が弱すぎて、お気持ち程度にしか埃を吸ってくれませんでした。結局PCの外側は湿らせた布巾などで拭き取るのが良かったです。

こびりついた埃は、見た目以上にたくさん部屋に散乱したためベランダで作業することに。
布巾で大部分の埃は綺麗にできました。
細かい隙間は、手が入らずエアダスターで取り除きました。

USBポートの隙間なども、指が入らないため、エアダスターの細いノズルを利用して埃を除去しました。エアダスターは掃除では必須です。

この時は8月とあって、ベランダで沖縄の強い日差しを浴びながらの作業でした。さらに、埃が舞うので部屋も開け放ちエアコンを止めた状態。結果的には、汗だくでのPC掃除が7時間ほどかかりました。

途中で休み休みやったことや、作業に慣れていないこともありましたが、PC掃除はそれなりの覚悟がいるなと実感しました。沖縄の夏場はきつい。

次にサイドパネルを外し、PC内部を見てみるとことに。サイドパネルはプラスドライバー2箇所を外した後、パネルを横にスライドさせると簡単に外れました。

当たり前ですがプラスドライバーは必須です。
2か所のパネルロックを手前に引きます。
サイドパネル中央左寄りのへこみを利用して、左にスライドさせると外れました。

中を見ると、さほど埃が積もっていないように思えました。見る人にとっては汚いでしょうが、以前別のPCの内部の方が埃は酷かった記憶があります。ゲーム用途でないPC5台を処分する際に、ハードディスクを取り除きました。この時のPC内部の画像の一部が、こちらに載せています。

さすがにファンに埃がこびりついていました。
もしかしたらFRONTIERこのモデルは、内部に埃が入りにくいのかもしれません。
全体像。

内部の掃除をやる前に、フロントパネルをとって拭き取りました。

フロントパネルはネジでは固定されておらず、下部の取手を引くと、パカっと外れます。
細かい所はやはりエアダスターが必要です。だいぶ綺麗になりました。

PC内部の部品を外していく前に、外に持っていき内部全体にエアダスターで噴射。目に見える埃を取り除いていきました。

ここで想定外のことが。缶のエアダスターは、本来2〜3秒間隔で使用するもの。ですが、PC全体の大量の埃を取り除くため、噴射し続ける必要がありました。2〜3秒噴射したところで埃が一掃できるレベルではない量。

PC全体にエアダスターを噴射し続けると、何やら噴射力が弱まっていることに気づきました。しかも、缶が異様に冷たくなって、結露もできている。

缶が爆発でもするんじゃないかと、慌てて調べると、長時間の使用でこういった現象は起きるようで、しばらく放置すると噴射力はもとに戻るとのこと。

エアダスター3本セットを購入してあったため、1本噴射力が弱まったら次に缶へ交換。これを繰り返すものの、3本とも噴射力が弱くなることもあり、作業を中断せざるを得ませんでした。

電気で粉塵を噴き上げられる工業製品があれば、たぶんもっと楽なんでしょう。プロご用達のmakitaのエアダスターとかは使ってみたいものです。

何はともあれ一通り噴き上げたところで、この後は、部品を外しながら掃除をしていきました。

ちなみに、私のような初心者は、部品を外すとケーブルがどこに差さっていたか分からなくなるので、写真をとっておいた方が良いです。

まずはグラボの取り外し

ツメを押しながら電源ケーブルを外しました。
プラスドライバーで2か所のネジを外しました。
グラボを差し込む左側のツメを奥に押し込み、グラボを引き抜くことに無事成功。

目に見える部分は拭き取り、軽くエアダスターで埃を除去。狭い所は綿棒も使用しました。

続いて、2か所あるケースファンの取り外し。

ネジ4本で固定されていました。
ケーブルも抜いて取り出しました。
汚い。。

エアダスターでは、汚れはピクリとも動かなかったものの、湿った布巾で拭くと簡単に汚れは取れました。

2か所のケースファンを掃除した後は、CPUクーラーを取り出し掃除することに。しかし、これが惨劇を生むことになるとは…

CPUクーラーの取り外しは、保持クリップを上げてロックを解除しました。ただ、これがやたらと固く、指が折れるんじゃないかと思えるほど。埃が詰まっていたことが原因のようで、30分以上かかりました。

ここから、最悪の事態に。

結論を申しますとCPUクーラーにCPUがくっついてくる「すっぽん」が発生。

それどころか、CPUソケットが破損する惨劇。詳細はこちらに書いています→「やってしまった… 17万円のゲーミングPCのCPUが破損し起動不可能に。「すっぽん」とは?

CPUは2つのケーブルを外した後、CPUがくっついてこないように、上に持ち上げる前にグリグリと左右にひねってから持ち上げるべきでした。

とりあえず、取り出したCPUクーラーも軽くエアダスターで掃除しました。

この「すっぽん」により、CPUソケットが破損、CPU自体のピンも曲がり、圧倒的虚無感にさいなまれることに。

当初、電源も取り外して掃除しようと目論んでいましたが、虚無感と疲労感に負けてここで部品を取り外す作業は終えることにしました。

最後に、部品を取り出したPC本体に再度全体的にエアダスターで埃をとり、部品を組み直し作業は終了。疲労困憊。。


本来やりたかったのは、掃除する前と後では、PCのパフォーマンスに変化があるかを調べたかったのです。

掃除前にベンチマークをして、掃除後にベンチマークをする。そんなことを企んでいましたが、まさかのPCが起動不可能に…皆さんはお気を付けください。。

CPUは使えるかどうかわかりませんが、確実にCPUソケットはダメになりました。調べる限りマザーボードを買い替えるしかなそうです。このPCには思い入れもあるので、マザボを探す旅に出たいと思います。

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