沖縄の生活で出くわしたこと【移住して10年以上が経過。日常で体感した自然環境】

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大学卒業後に沖縄に移住して早10年以上が経ちました。どちらかというと寒い地域のど田舎から来た者なので、沖縄の自然環境は印象に残ることばかり。

沖縄の比較的人口が多い地域に住んでいますが、それでも自然環境の違いを感じつつ日常を送っております。

誰のためにもなりませんが個人的なちょっとした体験を書いておこうかと。

目次

草刈り渋滞

沖縄の植物とか虫とかがやたらとでかいと感じます。

年中暖かく雨も降り日差しも強い。気温とか日光とか水分とか、植物が育つための条件がそろっているのでしょう。

植物は主要な道路脇にも生い茂り、放置しっぱしにすればドライバーの視界を妨げます。それだけでなく行く手も阻むほどに成長することもあります。

そのため、おそらく市町村なのか県なのかに委託された業者が不定期に草を刈っているのを目にします。

ただ、植物の巨大さや量の多さもあってか草刈りも大規模。車の行き来が絶えない国道で草刈りが始まれば渋滞が発生するのです。

モノレールとバスはあるにせよ、車社会である沖縄では草刈り渋滞に遭遇することは珍しくないです。

少なくとも50cm以上あるような葉っぱも。

ヤモリとの激闘

深夜0時。

お風呂を入れようと浴室に入って目に留まったのが、程よく太った10cmはある白いヤモリ。

沖縄に来てこのヤモリが数年に1度は部屋に侵入してきて室内でも出くわします。

真っ白でカエルのような手を持ちトカゲをやや太くした容姿は、沖縄に来るまで見たことはなく不気味でなりません。

時折キュッキュッキュッキュッ…と鳴き、黒い米粒のような糞を室内にも落としていきます。

この時にいたヤモリではないですが、たまたま外にいた小さい灰色がかったヤモリさん。

沖縄では家の守り神として縁起の良い生き物とされていて、害虫を捕食するものの人や食べ物にはダメージを与えないようです。ただ私にとっては無理です、ヤモリとの共同生活は。

お風呂に入ることを中断し捕獲を試みることに。深夜0時にヤモリとの格闘開始。

ヤモリの表皮は柔らかく傷つきやすいため、優しく箱の中に閉じ込め外に放出する作戦。

洗っておいたブルガリアヨーグルトの箱を右手に、15年以上使っていなかった下敷きを引っ張り出し左手に、ヤモリの動向を伺います。

こちらがわずかに動くだけでヤモリは目にも止まらぬ速さで瞬間移動。その度に恐怖で震えなかなか捕獲できずに1時間以上が経過。深夜1時過ぎに、ブルガリアヨーグルトの箱と下敷きを手に全裸のおっさんが打ちひしがれていました。

ようやく、不規則で俊敏な動きに四苦八苦しながらも浴室の床に佇むヤモリにブルガリアヨーグルトの箱を被せることに成功。

ブルガリアヨーグルトの箱と床の隙間に下敷きをゆっくりとねじ込んでいき、箱に下敷きで蓋をする格好で持ち上げます。

ブルガリアヨーグルトの箱は思っていたより薄く、中でヤモリが激しく動いているのが手のひらに伝わってきます。

生き物に申し訳なさを感じながら、慎重に持ち運びベランダから外に放出し事なきを得ました。

鳥との駆け引き

おそらく誰しも沖縄に来ると沖縄にカラスが少ないことに気づきます。

ゴミを荒らすなど個人的にイメージの悪いカラスが少ないことは、沖縄の良い面かもしれません。カラスがゴミを漁る心配もないからか、ごみ収集の際にアパートの駐車場にそのまま出したり、個人個人が家の前に出す光景が見られます。

ただカラス以外の困り者もおります。

ベランダのある部屋に引っ越してから、名前も知らない鳥がベランダの塀や室外機、物干し竿に佇み、毎度のように用を足して去っていくことが度々起こりました。

調べてみるとおそらくイソヒヨドリでないかと。

ベランダの床や塀の上には、見るからに鳥の体内から排出されたであろう黒い汚れや白い斑点が散乱。

そこで対策を講じることに。

まず試したのは、鳥よけミラー。

直径10cmの円盤を600円で購入し、入っていた3つを吊るしておきます。

が、全く効果なし。

悠々と鳥がやって来ては用を足しベランダを汚し続けます。

続いては、鳥よけスプレー。900円なり。

鳩が苦手な強いローズの香りをスプレーでベランダ一体に噴射しておきます。

効果が1~2日続き繰り返す噴射することで鳥が寄り付かなくなるとのこと。

が、こちらも全く効果なし。

鳥には嗅覚がないのでは、と疑うほど毎日スプレーをかけておいても毎度いらっしゃいます。

そこで、鳥よけネットをベランダ一体にかけておくことにしました。2000円以内で購入できたかと思います。

ついに効果がありました!鳥が来ない!これにて一件落着。最初からネット張っとけばよかった…

台風の停電

沖縄の安アパートに住んでいれば、台風の影響による停電は覚悟しておく必要があります。

私の場合は最長で3日間停電が続いたことがありました。

停電になればクーラーが使えず、窓を開ければ強烈な雨風が吹き込むため閉めきっておかなければなりません。

そのため蒸し暑さの中で過ごさなければならず、夜は暴風の騒音と蒸し暑さで寝れたもんではありません。

加えて、冷蔵・冷凍している物は全てダメになり、スーパーやコンビニも閉まることも多く、開いていたとしても食料品は売り切れ状態、食事はいつも通りとはいきません。

また、沖縄県内でも住む場所で停電のしやすさと復旧する速さは異なるようで、那覇市などの中心部であれば停電の復旧は早いと聞きます。

台風が来たら、停電しなければラッキーぐらいに割り切っておくことで、後に苛立たずにいられると学びました。まぁ大容量の蓄電池があれば何も心配はいりませんが。

スコールのような大雨

台風以外の天候の急な変化は本土とは少し違います。

スコールのような大雨が降ることも珍しくなく、道路が水で覆われるのもしばしば。

この程度なら大丈夫だろうと水で覆われた道路を突っ切ったところ、ナンバープレートが変形。水の中を車で進んだことで水圧の影響を受けた模様。ゆっくり進めば良かったのかもしれません。

とはいえ、大丈夫だろうと思わず迂回すべきでした。

また、強風と大量の雨が重なると、数メートル先でさえも見えなくなり車の速度を落とさざるを得ません。生きていて車のワイパーを最大速度にすることなどないだろうと思っていましたが、沖縄に来て初めてその必要性を実感しました。

本当に何も見えなくなります。

お恥ずかしながら、悪天候の時に事故を起こした経験ございまして反省しております。視界が確保できないときは運転を一時中断して天気の回復を待つべきでした。運転しないのが一番。

沖縄の雨と車のサビ

台風が過ぎた後は、ガソリンスタンドに車の列ができるほど混雑しているのをよく目にします。

当初、無知な私はその理由がよく分かりませんでした。

どうやら目に見える汚れを落とす目的よりも、海水を含んだ雨にさらされた車から、塩水を洗い流す目的があるようです。

私は雨で汚れが流されるしそのままにしていましたが、沖縄県民の方は大雨の後は洗車しなければサビることを心得ているのですぐに洗車するようです。

おかげさまで、洗車していない貧乏人の私の乗る軽自動車はしっかりとサビ始めております。

強烈な日差し

肌を刺すとはこのことか、と納得するほど日差しが強いです。日の光が痛い。

特に夏場は、長時間外にいると明らかに肌に悪いと思えるほど危険性を感じます。

20代は全く気にせず外に真っ昼間に、日焼け止めも塗らずに出歩いていました。そのため、今はびっくりするほど顔にシミができ、首の後ろは黒ずみが取れずにいます。

日焼けしてもすぐ白くなる体質で、シミなど気にもしていませんでしたが、歳を重ねて絵に描いたように顔にシミができております。当然、日光の影響だけでなく年齢の影響もあるでしょうが、紫外線の強さは日本一ではないでしょうか。


普段は職場と自宅アパートとスーパーの行き来きぐらいで外出はしない引きこもり人間です。

最近、せっかく沖縄にいるのでここでしかできない体験をもう少ししようかと。沖縄の北部には中心部よりさらに独特な自然環境があるはず。一度は足を運びたいものです。

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