久しぶりにマウスを購入しました。しかも有線。Fortniteで勝てない理由はデバイスのせいではないものの、良さそうなマウスやキーボードについ目移りします。また買っちゃいました。
結局ゲームの腕前は、自分の意識の弱さから上達せず、前シーズンのランクはダイヤ帯止まり。その前のシーズンはエリート帯まで。1試合しか集中力は持たず疲れてくると、勝つために意識する気力もなくなり、YouTubeを流しながら惰性で作業をやるおじさんと化しています。
ただただ資材とアイテムを集める作業をやりながら、おじさんにまでなって何をやっているのかと自然と思い始める始末。これでは心の底から楽しんで没頭している若者に勝てるはずありません。
ゲームは相変わらず下手なままですが、Fortniteがきっかけでハマったガジェットに対して未だに興味が失せることはありません。今回は新たに購入したEndgame Gear OP1 8Kを開封して使ってみました。
Endgame Gear OP1を購入した経緯
直近ではSprime PM1を愛用していました。このマウスを知った瞬間は心躍りました。エルゴノミクス形状で重さは44±2g、サイズは120×60×40mm、横から見るとややマウス後方が最も高くなる形状にも惚れました。何と言ってもポーリングレート8,000Hzに対応するとあって、これ以上に自分に適したゲーミングマウスはないと確信し、ふもっふのおみせで予約して15,980円で購入に至りました。
このゲーミングマウスを使ってみると、そこまでエルゴ形状を感じないものの程よいホールド感があって、この前に使っていたGPro Xとのサイズの違いがほぼないためすんなり手に馴染みました。特に良かったのが、正面から見た時に左クリック側が高く傾いているため、明らかに左クリックがしやすい。
GPro Xよりわずかに大きいサイドボタンも好きで購入してからずっと愛用していました。ところが、Fortniteをやっていると手の細かい揺れがマウスに伝わることで、エイムがずれることが気になり始めました。自分の技量の問題ではありますが、やはり軽すぎるマウスはちょっとした手の震えさえもエイムのずれにつながるのかなと。たった数gで感覚はだいぶ変わる印象。
さらに、期待していた8,000Hz対応のドングルは待てど暮らせどは発売されず。1,000Hz以上のポーリングレートの違いは体感できないと言われていますが、年寄りゲーマーは少しでもデバイスで優位に立ちたいのです。2024年8月時点でもSprimeの公式サイトでは8,000Hz対応ドングルの情報はありません。いったいどうなったのか、メーカーへの不信感が募っていくにつれて、徐々に他のマウスへの興味がわいてくるのでした。
8,000Hzが待てない私は、Sprime PM1よりわずかに重いマウスを探し始め、Endgame Gear OP1 8Kが目にとまりました。8,000Hz対応マウスと聞くと真っ先に思い浮かぶのがRazer。Viper V3 ProやDeathAdder V3 Proなど複数のマウスが8,000Hzに対応しています。
ただ、独自に製品をテストして評価する海外サイトRTINGS.comによると、現状のゲーミングマウスではEndgame Gear OP1 8Kは最もクリック遅延が少ないとのこと。メーカーの公称値を掲載するのではなく、独自の機器を用いて実測値を計測しているようです。
この情報を知ったことで、現状最も遅延が少ないのであれば買ってみるか、と軽い気持ちでポチっちゃいました。
開封
Endgame Gear OP1 8Kの主な仕様は下記です。
接続 | 有線(USB2.0 PC側:USB-A) |
ボタン数 | 6個 |
メインボタン(左右) | Kailh GX スイッチ(8000万回耐久) |
サイドボタン | Kailh GM 2.0スイッチ(2000万回耐久) |
センサー | Pixart PAW 3395 光学式 |
解像度 | 50-26,000 CPI(50刻み) |
DPI | 400 / 800(デフォルト) / 1600 / 3200 |
ポーリングレート | 1000 / 2000 / 4000 / 8000Hz(デフォルト) |
リフトオフディスタンス | 1mm(デフォルト)または 2mm |
最大加速度 | 50G |
最大認識速度 | 650 IPS |
マイクロコントローラー | NUVOTON M483 |
ホイールエンコーダー | TTC シルバー(ワイド) |
ケーブル | 約180cm Flex Cord 5.0 パラコード(USB-A) |
素材 | プラスチック(本体) PTFE(スケート) |
表面処理 | ドライグリップコーティング |
本体サイズ | 約118.2×60.5×37.2mm |
本体重量 | 約50.5g |
Fortniteをやってみた使用感【OP1 8K】
数日間使ってみて、8,000Hzになったからクリック反応速度が速くなったと明確には分かりません。ただこれは予想していたことなので、優れたマウスを使っている精神安定剤ぐらいに考えればいいかと思います。
試しにポーリングレートチェッカーなるものでマウスを動かしてみると、だいたい2500Hzぐらいでした。このチェッカーがどの程度正確なのか定かではありませんが、8000Hz近くはいきませんでした。ちなみにGPro Xでは、ちゃんと最大値1,000Hz、平均900Hz後半で安定していました。PC側の問題でしょうか、公称値と程遠い数値が出るのでちょっと不安になっています。
使用感として良かったのは、マウス表面の手触り。特にクリック部分は、今まで使ってきたゲーミングマウスで最も滑りにくい材質のようです。乾燥したおじさんの手であっても、グリップテープは貼る必要は無さそうです。
使用して真っ先に感じたのは、小さいという点。
これまで使ってきたSprime PM1とGPro Xより明らかに小さく背が低い。今までより浅く持つことでいい感じに使うことが出来ています。重さはSprime PM1とGPro Xの間ぐらいということもあって悪くない。小さいため、マウスを振った時に、ぎっちりつまっているような感覚があります。
左右対称の形状である点は、個人的にSprime PM1の方が左クリックしやすかったかなと。正面から見た時にやや左に上がっている形状が自分には合っているようです。
スクロールはやや重めで、サイドボタンはしっかりとしたクリック感がありやや出っ張っていますが、マウスが細いので気になりません。
有線である点は、Fortniteをやっていて、まれにケーブルが邪魔で直すことがありますがストレスにはなりませんでした。何より充電の心配がないのはいいですね。
まだ、数日しか使っていないので良し悪しの結論は出ませんが、当面は使いたくなるマウスです。
ただ1点気になるのはポーリングレート。チェッカーが正確であれば8,000Hz近く出ていないのではないかと。また、このマウスを使い始めてから、Fortniteが突如クラッシュすることがありました。Fortniteが落ちる原因が、8,000Hzのマウスかどうか定かではないですが、ゲームが8,000Hzに対応していないのかもしれません。使用感は悪くないのでしばらく使ってみます。