先月GR IIIが届きました。といっても買ったのはGR III HDF。どちらかというと通常版のGRが欲しかったのですが、2024年8月のRICOHの抽選販売が開始された時点ではHDF版のみで、諦めてこちらに応募することになりました。見事当選したのは喜ばしいではありましたが、間もなくして2024年8月21日に通常版GR IIIも抽選販売されると予告されました。
HDFをキャンセルして、もう少し待って通常版の抽選販売に挑むことも考えましたが、必ず買える保証もないのでGR III HDFを購入するに至りました。そしてついこの間、無事到着。
何はともあれ新しいカメラを手にすると幸せです。ちっちゃいカメラを常に携帯して好き勝手に撮っていこうと思います。まだGR IIIを使い始めて間もないですが、撮ってみた感じとかやってみたこととか適当に書いていきます。
室内で身近なものを撮ってみる
とりあえず余っていたSDカードを入れて、JPGのみで保存されるようにしてから適当に撮ってみました。最近の沖縄は、蒸し暑いかスコールのように大雨が降るかでなかなか外に足が向かず、狭いワンルームアパートでカメラをいじる程度になっています。
GRを買った直後に感じた、ファインダーがないことで撮った写真の細部がよく分からない点は相変わらず。PCに転送してモニターで見て初めて「こんな写りなんだ」と判明します。
この感覚はファインダーのあるカメラでも感じることではありますが、GRはこれが一層強く感じます。じっくり構図などを熟考して撮るのではなく、直感的に自分の撮りたい光景をざっくり確認して、瞬間的にどんどんシャッターを切るカメラなんでしょう。基本、現像せずJPGのみで撮影する機会が多い自分にとって丁度いいカメラです。
上の写真ではマウスに付いたホコリやテカりがはっきり表れ、ありのままをしっかり写してくれる印象です。
GRには、写りの仕上がりを調整する機能であるイメージコントロールがあります。GR III HDFを確認すると次の12種類が用意されていました。今後ファームウェアアップデートで変化はあるかもです。
- スタンダード
- ビビット
- ポジフィルム調
- ネガフィルム調
- モノトーン
- ソフトモノトーン
- ハードモノトーン
- ハイコントラスト白黒
- ブリーチバイパス
- レトロ
- HDR調
- クロスプロセス
初期設定ではカメラ右上にあるADJ(アドジャスト)ボタンを押し込むと、イメージコントロールの選択肢が出てきました。選択するだけでコントラストやら色合いやら自動で画作りを調整できるので、基本JPG撮って出しの私のようなカメラ初心者にとってはカメラ遊びが楽しくなります。
GRのイメージコントロールには、モノクロだけでも4種類あるのが特徴的です。これまでモノクロ写真に特段の魅力を感じず疎遠でしたが、これを機にモノクロで撮る機会が増えそうです。
不便に感じたのは、GRで撮った写真をPCに転送した後に、どのイメージコントロールで撮ったか判別できない点です。PCに転送した後にGR内のデータはすぐに消去したので確認できません。PCに送った写真が、どのイメージコントロールで撮ったか知る方法はあるんでしょうか。調べる限り難しそうです。
何となく暗めで撮った方がいい感じな気がします。
最近は引きこもりがちで体調も良くなく悶々と過ごすことが多くなっています。せっかくGRを買ったので、重い腰を上げてGR片手に気晴らしに散歩でもしてみます。カメラを買ったことでちょっとでも楽しく生きられるようになればなと。
保護フィルムを買って貼ってみた
GRは常にポケットとかカバンに入れておいて、とっさに取り出して撮る想定で購入しました。用途を考えればスマホで事足りるのは明らかですが、スマホよりちょっといい写真を撮りたいと考えて、APS-Cセンサー搭載のGR IIIを買うことに決めました。
常にポケットやカバンの中に入れておくことを考えると、カメラ本体が擦れてキズがつく可能性が高い。特に開封直後のGRのディスプレイはあまりに綺麗だったので、せめてディスプレイだけは保護しようとフィルムをポチりました。
購入したGR用の保護フィルムはAmazonセールで712円でした。FAMROLLSという個人的に聞いたことのないメーカー。Amazonで飲み物と一緒にダンボールに入っていたため、小さいプラスチックケースは潰れた状態で到着。中身の製品は問題ない状態でした。フィルム2枚と貼りつけ前に使うディスプレイを掃除する簡易的なクリーナーが入っていました。もう1枚のフィルムを使うことはまず有り得ないので、出来れば半額で1枚入りとして販売してもらいたいところ。
GRは届いて間もなく、ディスプレイの汚れていなかったため、付属のクリーナーは使わずメガネ拭きで軽く拭いて貼り付けることに。保護フィルムは、想像以上に分厚いプラスチックでタッチパネルに影響ないか少し心配になりました。次の画像が貼り付けた後のディスプレイです。
画面にぴったり収まり電源を入れて使ってみると、問題なくタッチパネルは反応します。とりあえずこの状態で使い続けてみます。
最近のGR IIIの価格推移
ずっとGRを欲していてようやく手にできたものの、最近価格が下がりつつあります。抽選販売が再開されたGR IIIは、2024年4月頃には20万円ほどまで価格が上がっていました。それまでは12万円ほど購入できるストアもありましたが、製造販売の一時中止にともない流通量が減少。各ストアでも転売価格と疑うほど値上がりしていました。
ここ最近の3ヶ月のGR IIIの価格推移を、価格.comで見ると次の画像の通りでした。
上のグラフで赤い線が最安値ですが、大体14万円ちょっとぐらい。価格が戻りつつあるのが分かります。しばらくすればもっと購入しやすい価格になるかもしれません。
HDF版より通常版GR IIIが欲しかった身としては何とも歯がゆい感じ。購入したGR III HDFは、光を強調して柔らかい表現ができるHDF(Highlight Diffusion Filter) を搭載しています。個人的にはシャープな感じをGRに求めていたので、どちらかというと通常版GR IIIが欲しかったのです。通常版であれば、レンズから入る光の量を減らすためのNDフィルターを搭載していますが、HDF版ではこれがありません。今だったら通常版を買います。
何はともあれ買ってしまったものはしょうがないので、GR III HDFをしっかり使い倒したいと思います。
最近の沖縄は台風13号の後に14号が発生し、さらに15号も来るようでなかなか外には出づらい天候が続いています。異常なほどの暑さが収まったのはありがたいですが外ではカメラを出しづらい。GR IIIは防塵防滴ではないため、小心者の私は天気が変わりやすいこの時期の沖縄で使うのに躊躇しています。故障とか本当に勘弁してほしい。次いつ出るか分からないGR Ⅳは、性能とコンパクトさを維持しつつ防塵防滴になってくれれば心強い限りです。