PLフィルターをポチる。物撮りの反射を抑えられると期待して。

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カメラはもちろんガジェットとも程遠い仕事に毎日追われながら生きています。好きなことと全く関わりのない時間が1日の大半を占めるのは、何とも心苦しい限りです。

そんな中でも多くはない自分の時間で、好きなガジェットや雑貨をFUJIFILMのX-S10で撮ることが小さな楽しみになっています。ろくに趣味もなく、職場と自宅アパートを行き来するだけの生活が続いていた頃に、一眼ミラーレスで切り取った世界に単純に心が動きました。

目で見る世界とは違う、あまりにもきれいな描写に、物撮りだけのつもりで買ったカメラを外に持ち出すまでになりました。何かとスマホで写真を撮る人が理解できませんでしたが、今となっては、住んでいるここ沖縄の海や太陽を無性に撮りたくなっています。

カメラで空なんか撮ろうもんなら、ナルシスト的な不思議な人間扱いされるこの世の中でしょうが、人目を避けながら、風景を切り取る楽しさを味わっています。カメラと無縁の労働をしているため、写真を撮る回数は多くありません。早々に最短で上達することは最初から諦め、写真の構図や画角も学ぼうともせず、ただきれいだと感じる光景にカメラを向けています。

それでも撮るにつれて素人なりに気づくこともあります。自分の好きなようにシャッターを切っていく中で、撮りたい物に光が反射して、細部が写し出されない。

主に光の当たる角度でこういった写りになるのでしょう。太陽光が十分に入らない室内では、どうしても写真が暗くなりがち。デスクライトに頼ることもあるため、反射しやすいのかもしれません。

今後、背景を白で覆いライトアップするなど、物撮り専用スペースを設置するつもりはありません。商品販売で紹介されるような画像のように、妙に整い過ぎた写真は好みではないので。たまには不自然なほど整い作られた感じの写真もありですが、生活の一部分として写せればいいかと。

ただ反射させたくはない。そこでPLフィルターなるものが、反射を抑えてくれるのではと思ったわけです。

目次

PLフィルターとは

PLフィルターは、偏光フィルターとも呼ばれるもの。反射光をコントロールすることで、鮮やかな発色やコントラストが得られるフィルター。不要な反射光をカットできるとのこと。

ただ、室内での使用より、屋外での風景撮影で活用されることが多いみたいです。水辺で水面の反射を抑えたり、水中の底にある物や生物を鮮明に写せたり。

さらに、青空をより鮮やかにする効果や、被写体の本来の色を引き出す効果があるようです。

調べる限り、物撮りで効果が発揮されるかは未知数。物に反射する光をカットするのであれば、使う意味はありそうですが、初心者には使ってみないと分かりません。

あまり効果は得られなかったとしても、散歩しながら沖縄の海を撮ることもあるので屋外で使ってみるのも良さそうです。FUJIFILM X-S10でフィルターを付けずに海を写すと次のような感じです。これがフィルターをつけるどう変わるか、買ってみようと思います。

PLフィルターはどれを買えばいいのか

フィルターは、レンズ径に合ったものを買う必要があるとのこと。フィルターはレンズ径ごとに買う必要があることを考えると、不便で割高な感じがします。カメラ1つ買ってだけで、あれこれと付属して次々に買うものが増える一方です。

レンズ径を調べるには、レンズキャップの裏側やレンズの正面に◯mm、Φ◯mm、Φ◯などと記載してあります。

持っているXマウントのレンズは次の3本です。

フジノンレンズ XF35mmF1.4 RVILTROX 23mm F1.4 STMのレンズ径が52mm、SIGMA 18-50mm F2.8 DC DNは55mmです。52mmを買った方が2つのレンズに流用できそうですが、最も使うのは55mmのSIGMAのズームレンズです。このレンズを買ってからは、X-S10に常についてるレンズです。

外に散歩しながら写真を撮りに行く場合は、フジノンレンズ XF35mmF1.4 Rが最高です。コンパクトでミニマルな外観のため持ち歩きやすい。FUJIFILMの写りを楽しめます。

ただ室内ではズームレンズの便利さにはかないません。室内での物撮りは、太陽が出ている昼間とは大違い。光が不十分なため三脚にカメラを固定せざるを得ません。

単焦点レンズをつけたカメラを三脚に固定すれば、自在に寄ったり引いたり出来るわけがありません。今の自分の使い方ではズームレンズの使用頻度が高いので、レンズ径55mmのSIGMAのズームレンズにPLフィルターを取り付けることにします。

レンズ径が決まれば、あとはどのメーカーのPLフィルターを買うか。Amazonで調べると安い物は2千円程度、高い物は1万円以上するものもあるようです。

調べる限りPLフィルターを販売している有名メーカーは下記の通り。

初心者が調べる限りこの4つが有名どころではないかと思います。この他にも中国メーカーの安価なPLフィルターもありましたが、無難にこの4つのメーカーから選ぶことにしました。各メーカーの中からレンズ径55mmのものピックアップしてみます。

HAKUBA(ハクバ)

”Amazon Hakuba ストアより。

XC-PROと呼ばれる反射率0.6%のものがありました。やはり色を鮮やかすることと、コントラストを強調することがうたわれています。価格はAmazonで7千円ほど。

Kenko(ケンコー)

”Amazon Kenko ストアより。

KenkoのPLフィルターは種類が豊富で、この他にも衝撃に強い強化ガラスのものや、水しぶきからレンズを守る撥水機能を備えたものもあります。

その中でZXは最上位モデルのようで反射率0.3%で高い解像力がうたわれています。1万円を超えるとあって、初心者にはちょっと手が出ません。

NiSi(ニシ)

”Amazon NiSi ストアより。

反射率が0.35%以下に抑えられたTrue Color CPLと呼ばれる製品。YouTubeなどでカメラに詳しい方やプロの方が紹介されるのをよく目にします。こちらも1万円越えの高級品。

Marumi(マルミ)

”Amazon Marumi ストアより。

DHG スーパーサーキュラー P.L.Dと呼ばれるモデルで約6千円。4つのメーカーで比較的安い部類です。

4つのメーカーを調べると、ここに挙げた製品以外にも様々なモデルがあるようです。素人にはその違いがよく分からず、安すぎるPLフィルターも不安だったためこの4つの中から選ぶことにしました。

人生初めてのPLフィルターに1万円以上は気が引けたので、結局MarumiのPLフィルターをポチることになりました。


毎回注文した後になって急に不安になります。はたして買う意味はあるのかとか、効果はそこまでないのではとか。PLフィルターの価格が、想像よりも遥かに高額だったことでより不安になっています。もう後戻りは出来ないので、効果的な使用方法を勉強して、物撮りに活用できればと思います。また、PLフィルターを付けると沖縄の海がどう写るのか楽しみです。

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