貧乏人が欲する40%キーボード。

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最近、無性にコンパクトなキーボードを欲しています。キーボードは、フルサイズキーボードを100%として、80%とか60%とか割合でサイズを表されることがあります。キーボード右端の数字キーが省かれたTKL(テンキーレス)は80%キーボード、ゲームで使用者の多いであろうWooting 60HEなどは60%キーボード、といった具合に。

自分のキーボード使用遍歴の中ではいろいろ変遷していきました。もとはフルサイズで、75%のKeychron K2で失敗したこともあったし、60%のDucky One 2 Miniを日常でも使い続けたことも。一度は80%キーボードのKeychron Q3に落ち着いたこともありましたが、今ではFortniteをやるときはWooting 60HE、作業ではフルサイズのキーボードに落ち着いています。今後も作業内容が変われば、使いやすさも変わるためキーボードを買い替えていくんだろうと思います。

そんな中、特に今欲しいのが40%キーボード。キーボードのテンキーやファンクションキーが無いのはもちろん、上部の数字キーの列も無いサイズ感。これを書いている日曜日にずっと40%サイズを探し求めて、ネットの中でさまよい続けています。

目次

40%キーボードを欲する理由

外出先で使いたいというのが一番の理由です。

何かと誘惑の多い自宅では、はかどらない時はとことん作業がはかどりません。朝一度だらだらし始めれば、平日なら仕事を行くまでだらけ続け、休日なら日が暮れるまで何もしないことも。

人生そう長くはないアラフォーとしては、生きている時間を少しでも自分の楽しいことに没頭したい。そこで、普段のちょっとした作業を外に出て喫茶店などでやろうと考えました。作業で欠かせないネットは、Free Wi-Fiは何かと心配。ドコモの料金プランを変更し、月々のデータ量を増やし準備万端。

外出先では、スマホのテザリングを利用すれば、あとはiPad Air1つあれば十分作業できます。1つといってもApple PencilSmart Keyboard Folioは常にくっつけているので万全の状態。

ただ、頭がちょっとおかしいところがあって、喫茶店で作業するという新しい試みを、新しいガジェットでやりたいと思い始めたのでした。使い慣れたiPadなら作業もスムーズでしょうが、慣れ過ぎていて、どこか気持ち的に気分が乗らない。

そこで考えたのが、iPadよりさらにコンパクトなスマホで作業すること。ただしフリック入力のままならない昭和生まれは、どうしてもキーボードが必要です。というかキーボードが好きなので作業中に触れていたい。

今まで、60%キーボードは問題なく扱えてきましたが、さらに小さい40%サイズとスマホのミニマルスタイルで作業すべく探すことにしました。

40%キーボードの希望条件

自分の40%キーボードに求めることはざっくり下記です。

  • 山型の矢印キー
  • ロウスタッガード配列
  • 周囲に配慮された静音性
  • 持ち運べる軽さ
  • できれば薄い
  • できれば無線対応
  • 出来る限り安く

まず矢印キーは、←↓→の↓の上に↑があるような、山型になっていて欲しい。4つの矢印が横一直線に並ぶものは扱いにくいので。キーマップを調整できるものであれば特段問題ないと思います。ただ、キー配列はロウスタッガードという一般的な配列に絞ります。アルファベットのキーが列ごとにずれていないような、下の写真のオーソリニアなどの特殊配列は選びません。

次は、外出先で使うことを想定しているので、打鍵音が静かで持ち運びもしやすいものがいい。重いアルミニウム合金などは避けることになりそうです。スイッチ選びは静音をうたう”サイレント”と呼ばれるものがいいかと。

また、薄いキーボードであればさらにミニマルな雰囲気になりそう。もしロープロファイルがあれば選びたいです。

さらに、スマホとワイヤレス接続であれば最高です。スマホとキーボードを有線でつなぐ場合は、スマホの充電ができなくなるので長時間の作業が難しくなるからです。

最後に価格は、3万円は絶対出せません。2万円でも難しい。あくまで作業場は自宅アパートがメインで、喫茶店など外出先での作業は気分転換程度を想定しています。そこまで使用頻度の高くないキーボードなので、とにかく価格は抑えたい。貧乏人は不自由です。

アリエクスプレスより。オーソリニア配列。

40%キーボードの購入候補

40%キーボードを探しましたが、とにかく販売されている種類が少ないと分かりました。Amazonや楽天といった国内ECサイトにはほぼありません。先ほどの希望すべてを網羅することはまず不可能。

ネットを探しまくった結果、2024年6月初旬の時点で目にとまった40%キーボードが1つありました。

自作キーボードを販売されている堕落猫さんのKaineko42R

”BOOTH Daraku-Neko Kaineko42Rより。

CFXプロファイルのコンパクトなキーボードで、調べる限りこの商品が一番いい。というか、40%キーボードはそもそも数が少なく、検索してもなかなか出会うことすらありません。アリエクスプレスならいくつか気になるキーボードはありましたが、CFXプロファイルのような背の低いキーボードは希少です。

恐らく接続は有線でしょうが、40%キーボード自体あまり世に出回っておらず、無線など高望みでした。画像には矢印キーがありませんが、キーマップなど各種設定の変更可能です。

価格は、自作キットのみで13,500円、さらに9,000円で半田サービスもあるため、利用した場合は合計22,500円。しかもCFXプロファイル専用のキースイッチとキーキャップ、スタビライザーが必要とのことです。そこで、TALPKEYBOARD遊舎工房で、すべて最安値でそろえた場合を試算してみました。

まず、キースイッチ(Choc​スイッチ)は42個必要。Kailh Choc V1 5個(330円)×9セット=計2,970円。

次は、キーキャップ(Choc​キーキャップ)も42個必要です。サイズ別に、1U×30個(うちFキーとJキーの2個は突起がついているもの)。1.25U×8個、1.75U×2個、2.25U×2個の合計42個。

“TALPKEYBOARDより。

CFX Chocキーキャップ(1U/2個/120円)×14セット=1,680円。

CFX Chocキーキャップ(1Uホーミング/2個/150円)×1セット=150円。

CFX Chocキーキャップ(1.25U/1.75U/2.25U/1個/150円)×12=1,800円。

キーキャップは、1,680円+150円+1,800円=計3,630円。

最後は、Chocスイッチ用スタビライザー2個が必要。遊舎工房でセット550円でした。

整理すると、

  • 自作キット…13,500円
  • はんだ付けサービス…9,000円
  • キースイッチ…2,970円
  • キーキャップ…3,630円
  • スタビライザー…550円

これらの合計は、29,650円なり。

約3万。。今の私にはむり。

ちなみに、はんだ付けサービスを利用しなければ20,650円。ですが、はんだ付け未経験の初心者にはちょっとハードルが高い…どうしよう。。はんだごてとはんだを数千円で買うとまた出費、作業時間もかかるを考えると、9,000円支払った方がいいような気がします。


40%キーボードを甘く見てました。おそらく需要が少ない分、生産数も種類も限られ価格が高い。ついこの間フルサイズのキーボードLofree FLOW100をポチったばかりなので、立て続けにキーボードを買うわけにはいきません。欲しいキーボードがあり過ぎて本当に散財するので今回は自重します。でもなぁ…ほしいぃ。

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