羽釜で15合の無洗米を一度に炊飯する。可笑しな一人暮らしの休日。

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毎日の生活でお米を炊いて釜を洗って炊飯器をお手入れする、これがどうしても面倒に感じてしまう性分です。

かといって、毎日外食やコンビニ弁当で生活できるような収入もなく、味の濃さや栄養面の偏りが気になります。調理や片付けの労力と時間は最小化できるもののお金がかかる。家事の労力・時間と出費はトレードオフの関係なのかもしれません。

贅沢な生活のできない私が若かりし頃、お米を食べる必要性を感じず、一時はスーパーの激安乾麺が主食でした。安い乾麺は得体の知れない油で揚げたもの。

歳を重ねていくと原因のよく分からない体調不良や肌荒れが増え、食生活を気を配ることにしました。少なくとも油で揚げた味の濃いインスタント麺はよろしくない。ご飯の代わりに大量のお菓子を食べるのもやめようかと。

そこで面倒臭がらずしっかりご飯を食べようと、子供のようなことをアラフォーながら今更思ったのでした。

目次

炊飯器を毎日使うのは面倒

健康のためにしっかりご飯を食べようと決意したものの、一人暮らしにとっては毎日ご飯を炊くのは面倒です。毎日仕事と家事に追われているような日常では、出来る限り家事にかける時間を最小化したい。

炊飯器を毎日使うとなると、お米を炊くだけでなく釜を洗い、炊飯器の部品をお手入れする必要があり時間を奪います。そのため、仕事がない休日にまとめて大量の白米を炊き、ラップに包んで冷凍するのが週末のタスク。

持っている炊飯器を使って1回で炊ける量は最大5合。これを1日で3〜4回繰り返すが大変で、大量に炊飯できる羽釜を先日購入。

この羽釜で15合一気に炊いてみました。一人暮らし独身アラフォー男なら誰もやらないであろう羽釜での大量炊飯。挑戦です。

羽釜で15合の米を炊く

ちなみに購入した羽釜では、最大20合(2升)のお米を炊けますが、最大容量まで炊飯するは何となく吹きこぼれとかが心配で15合でとめました。一人暮らし用の冷凍庫にも入る量にも限りがあるので。

時間を少しでも省きたいので、お米を研ぐ必要のない無洗米です。

とりあえず、洗った羽釜にお米を投入。最大1合計れる計量カップを使って、いぃーち、にぃー、さぁーん、よぉーん…と15回繰り返す。あれっ?何回目だったっけ、となることを想定し入念に数えながら15合を入れました。

入っていた袋からどんどんお米が減っていき、一人暮らし生活で見たこともない大量のお米が羽釜へ。一度にこんなに大量のお米を炊飯したこともなく、初めての羽釜での大量炊飯に失敗したらえらいことになるなぁと心配になってきます。

無洗米の水の量

料理人でも相撲部屋の料理当番でもない私は、お米に対してどのくらい水を入れればいいのか全くの無知。

市販の炊飯器の釜には、内側に目盛りがついていて、お米の量に応じて水の量も簡単に分かります。何合ならこの線まで水を入れてねといった具合に。

当然、購入した羽釜にはそんな目盛りなどついておらず、自分で水の量を決めなければなりません。ネットで炊飯する時、1合のお米に対する水の量は、下記が目安との情報があります。

硬め普通柔らかめ
普通精米180ml200ml230ml
新米160ml180ml200ml
無洗米210ml230ml260ml
玄米250ml270ml300ml
お米1合あたりの水の量

水はccで表記されいることが多いようですが、自分的にはml(=cc)の方がしっくりきます。

新米は水分量が多いため水は少なめ、無洗米や玄米は多めにする必要があるようです。これを基準に水の量を決めることにします。

今回炊飯するのは15合。柔らかめが好きなので、上の表より260ml×15=3,900ml、つまり約4L。

ただし、独身男の部屋に水の量を測る大きめの計量カップなどあるはずもなく、やむを得ず普段使っている600ml入るTHERMOS(サーモス)を使うことに。600ml×7杯=4,200ml(4.2L)なので、約7杯分。

ということでサーモス約7杯分を投入。ここらへんは大雑把です。

ご飯は他人が理解できないぐらい柔らかめが好きなので、気持ちサーモス0.5杯分の水を追加投入。

こうして15合の無洗米に対して、水はTHERMOS(サーモス)約7.5杯分(4.5Lぐらい)を入れて、水につけておくことに。2月のここ沖縄では、この日昼間でも20℃ぐらいと暖かい日でしたが、3時間ほどつけておきました。実際は1時間ほどでも十分なようです。

ガスコンロで炊飯

3時間ほどお米を水につけていよいよ火を付けます。

火加減とかも全く分からず調べてみると、ざっくり次のような手順のようです。

  1. 沸騰させるまで中火~強火
  2. 10分ほど弱火
  3. 10分ほど蒸らす

ただし、これらの加熱時間は、調べる限りほとんどが3合ほどの炊飯で、15合や20合といった大量に炊飯する場合の記載は見当たりませんでした。ネットの多くの情報は、せいぜい数人分の量だったり、キャンプでの加熱方法だったり。日常的に羽釜で大量に炊飯する人間がいないことを実感します。

羽釜をガスコンロに置いて、まず中火で沸騰するを待ちます。

ガスコンロは長府製作所(CHOFU) GTP-3700。スイッチを押して火をつけると、まず中火よりやや強めの設定になります。左右に移動するスライダーを移動させて火加減を調節でき、スライダーを中央にして中火で待ちます。

30分経過すると、ガスコンロからピーと音が鳴り火が止まってしまいました。

どうやら安全装置が作動して、必ず30分で自動的に火が止まるようになっているようです。引き続き加熱を続けても問題ないようなので、再び中火にして再開。

30分経過してガスコンロが自動で止まって加熱を再開した直後に、羽釜の中からぐつぐつ音がしてきました。恐らく沸騰し始めているのでしょうが、確認のため蓋を開けてしまうと、熱が逃げるようなので我慢強く待ちます。

間もなくして蒸気が漏れ始め、吹きこぼれが確認できたので弱火にしました。15合の無洗米を中火で加熱して沸騰して吹きこぼれるまで約35分でした。

吹きこぼれを軽く拭き取りました。当たり前ですが羽釜の羽の部分は激熱なので注意が必要です。

沸騰し吹きこぼれを確認してから、弱火にして15分ほど待つことにしました。ネット情報には、弱火は10分程度と紹介されていることがほとんどですが、15合と大量なので少し長めにしました。

タイマーをかけておき15分ほど経過したら火を止め、蓋を開けずに蒸らすことに。蒸らす時間もネット情報では、10分~15分程度と紹介されているのを目にしますが、20分ほど時間を取りました。蒸す時間が長すぎるとお米が固まってしまうようなので、時間が経過したら混ぜておく必要があるとのこと。

いざオープン

中火で35分、弱火で15分、蒸らし20分、トータルで1時間10分ほどかかり一応完成したはず。木ふたを開けてみることに。

炊けてる!1時間以上蓋を開けることが出来ず不安でしたが、羽釜でしっかり炊飯できました。ご飯が炊けただけで軽くテンション上がってました。

早速食べてみることに。

美味しい。硬いとかは一切なく、一般的にはやや水分が多めなのかもしれませんが、しっかりご飯です。人生初の羽釜で15合の大量炊飯は無事成功と言えるかと思います。

冷凍庫へ

仕事のある平日に備えて、炊きあがった白米をラップに包んで冷凍庫へ入れていきます。

とにかくラップを広げて、白米を適当に置いて包む、これの繰り返し。

以前は炊飯器でお米を炊いてこの作業が終わったら、釜を洗ってまた炊飯。これを繰り返していましたが、今回は一気にラップに包んで冷まして冷凍庫にいれれば完了です。1回で済むのでちょっとは楽になるかと思います。

ひたすらラップに包みまくって、ようやく底が見え始め、おこげらしきものが出現。

おこげというか、下の方はけっこうしっかりめに茶色っぽくなっていました。

炊飯器ではおこげはできないので羽釜での炊飯の特徴でしょうが、ちょっとしっかりつき過ぎかなと。最初の中火の時間が長かったのかもしれません。

ひとまず大小さまざまな白米の塊19個が完成。あとは冷まして冷凍庫へ入れて完結です。


レンジでチンして食べてもいつもの味と変わりません、美味しいです。週末の連続炊飯をやめて、一度に大量炊飯で時間が増えことを期待して羽釜を使い続けてみます。

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