初めての自作キーボード【その2】フルサイズMonsGeek M5のスタビライザー。

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人生初の自作キーボードに挑戦しました。前回の【その1】では購入したスイッチとか必要だったものなどをまとめ、MonsGeek M5の内部を確認して終わっていました。

今回は、スタビライザーを組み立ててPCBへ取り付けていきました。

目次

人生初の自作キーボードに挑戦(続き)

内部構造を確認した後、まず最初に付属してきた謎のシールを貼ってみました。

謎のシールをケース内部に貼り付け

付属してきたよく分からんシールはこちら。

調べる中で見つけたのが、こちらのYouTubeで一瞬だけ言及されていました。2:52あたりで少しだけ紹介されています。

“YouTube Simulator Techより。

フォースブレイクパッド?と呼ばれるものらしく、ケース内部に挟み込むように貼り付けるようです。

貼り付ける所は、ケース上下の端のネジ穴部分。効果はよく分かりませんが見よう見まねで貼ってみました。

乾ききった中年の指先ではシールを剝がすのにも一苦労。

少し曲がりましたが気にせず8枚全部貼り付けていきました。四隅のネジ穴は少し突起しているため、貼り付けられない感じです。上下4枚ずつで完了としました。

スタビライザーの組み立て

続いてスタビライザーを取り付けていきます。スタビライザーは組み立てられていない状態のため、初めてスタビライザーを組み立てることになりました。けっこう困惑することが多かった。

そもそもスタビライザーの必要性も分かっていませんでした。スタビライザーは、Spaceキーなど比較的大きいキーを中央に保つためのもの。これが無いとキーが傾きぐらついてしまいます。

購入したフルサイズのキーボードに取り付けるスタビライザーは、次の8個。

  • 左Shiftキー
  • 右Shiftキー
  • Spaceキー
  • Enterキー
  • Backspaceキー
  • 0キー(テンキー部分)
  • +キー(テンキー部分)
  • Enterキー(テンキー部分)

ということで8個のスタビライザーを組み立てます。MonsGeek M5に付属していたのは、スクリューインタイプのスタビライザー。3種類の部品を組み立てて作ります。

上の画像で、3つのうち上にあるのがワイヤー、左下の金属が取り付けてあるのがハウジング、右下の最も小さいのがステムと呼ばれるもののようです。ステムの先端は+になっていて、ここでキーキャップが固定できます。

スタビライザーは、この他に、スイッチプレートにツメで引っ掛けて取り付けるタイプのフレームマウントタイプや、PCBに空いた穴に差し込んでツメで固定するタイプのスナップオンタイプがあるようです。

では、スクリューインタイプのスタビライザーを組み立てていきますが、何が正解かよく分からず調べた結果、まずハウジングにステムを差し込みます。差し込むと次の画像のようになります。

最初は差し込む向きが分かりませんでしたが、ステムがハウジングからしっかり顔を出す向きで挿入できていればいい。逆向きに差し込むとステムが上の画像のように出てきません。

この状態のままだと、ステムがハウジングからすぐに抜けてしまいます。

次に、このハウジングとステムにワイヤーを取り付けます。

ハウジングとステムにワイヤーを通します。

ハウジングにはワイヤーが通る箇所があり、少し強めに押すとパチッとはまるようになっていました。

正しく入っていればステムが上下します。

ワイヤーの左右に取り付けていき、合計で8個のスタビライザーを組み立てました。

スタビライザーの組み立ては、最初がとにかく難しかった。何が何だかよく分からず、どっちが前か後か、上か下かも意味不明。持ち前の要領が悪さもあって半日ぐらい四苦八苦することになりました。

苦労したものの1つ完成してしまえばあとは楽で、一気に組み立てられました。

キーボードの内部を確認して、スタビライザーを組み立てた段階で既に疲労感。疲れ切った私は打鍵感と打鍵音をよくするルブをする気力も体力もありません。今回はこのまま取り付けることにしました。

スタビライザーの取り付け(大失敗。。)

結論から申し上げると、スタビライザーの取り付けは盛大に間違えました。すぐには気づかずキーキャップを取り付ける段階でようやく異変に気付きました。

ここからは、スタビライザーの取り付ける向きが間違っている前提で話を進めます。ご了承ください。

スクリューインタイプのスタビライザーは、PCBにネジで固定していきます。小さめのプラスドライバーが必要です。

また、前回にも述べていますが、PCBはポリカーボネート製の白いスイッチプレートとネジで固定されているため、スタビライザーを取り付ける前に外しておく必要があります。PCBの裏面にネジで固定されていたので、これを緩め外しました。

PCB表面のスタビライザーを取り付ける8箇所に、スタビライザーフォームと呼ばれるシールを貼り付けました。その後、組み立てたスタビライザーを取り付けます。

PCBの上に置く薄いスイッチパッドは、スタビライザーが入るように穴抜きされているので、スイッチパッドの上からスタビライザーを取り付けました。

ちなみに上の画像の向きは間違っていて、ワイヤー部分は上にこないといけません。スタビライザー8個すべて間違った向きで取り付けることになりました。

PCBには、1組のスタビライザーをひっかける穴が4つあります。2つの穴にハウジングの突起部分を引っかけ、もう2つの穴にネジを通して固定します。

穴は2つずつ、わずかに大きさが異なり、背面を見ると白い丸が印字された方がネジを通す穴です。

上の画像では、上の赤い囲みは間違い。下の赤い囲みが正しくスタビライザーが取り付けられた状態です。印字された白い丸の方に、ネジを通す。

これを最初に知らなかったため、悲惨な目にあいました。スタビライザー8個すべて取り付けてから、スイッチも取り付け、キーキャップをつけた段階でようやくミスに気づき全てやり直し。しんどかった。。

ネジを締めたり緩めたりの連続で、電動の精密ドライバーを心の底から欲することになりました。自作キーボードには電動の精密ドライバーは絶対あった方がいいです。

こうして間違った向きでスタビライザー8個の取り付けが完了。下の画像はぜーんぶ向きが逆です。

ケースを閉じる

スタビライザーを取り付けて、間違いに気づかぬまま意気揚々とプレートフォームと白いスイッチプレートを上にのせます。

どこか収まりの悪さを感じるものの、入らないこともないのでこのまま続行。

この時点でキースイッチをつけても良かったのでしょうが、フレームを先に取り付けてキーボードの外観を拝みたかったのでフレームを先に取り付けます。

これまた収まりが悪くピタッと入らない。フレームにはガスケット部分が入るくぼみはあるものの、引っ掛かっている感じがします。

内部をどう調整してもぴったり入らずフレームが浮いた状態。半ば強引に押し込むと、フレームは沈むのでこのままネジで固定しました。またもやネジ止めが大変で指の皮が悲鳴をあげはじめました。やはり電動ドライバーを買っとくべきだった。あと手袋もあった方がいい。

とりあえずフレームはきっちりと閉じることに成功。あとはキースイッチとキーキャップを取り付けて完了、の予定でしたがスタビライザーが間違っているので、のちにやり直す羽目になりました。


初めての自作キーボード【その2】はここで終了、続きはまた次回に。

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