1年以上前に電動式昇降デスクFlexiSpotを購入。
購入に至るまでに紆余曲折があり、電動式昇降デスクを欲してから自宅に届くまでの長期に渡る四苦八苦を書き残そうと思います。
最も心配していたのが価格面。
自分にしては高過ぎる買い物なのではとビビっていました。
この先、少し大きい買い物をするときのケーススタディとしてまとめておきます。
電動式昇降デスクを欲した理由
仕事と買い物を除くとほぼ外に出ることのないインドアな人間。これが電動式昇降デスクを欲しくなった根源といえます。
1日を通して、仕事と買い物、睡眠のとき以外は、デスクの前に座りパソコンと向かい合っている生活。
パソコンで動画を見たり、ゲームをしたり、ブログを書いたり、細々した作業をしたり、食事をとったり。
基本は1日中ずっと机の前に。
好きで机の前にいるはずが、座り続けるストレスを感じるようになります。
1日中机の前に同じ姿勢で座っている窮屈さは、小学校のときに固い椅子に座り続け、授業が終わるのを待っていた居心地の悪さを思い出します。
身動きを許されていないような時間は不健康で、姿勢を変えながら自分の好きなことに没頭したい。
居心地の良さを求めてスタンディングデスクを検討し始めました。
電動式昇降デスクの購入を決断
いざ調べてみると、既に天板が高い位置にあるデスクや、机の上にさらに小型の机を置き高くするデスク、レバーを引きガス圧で上下するデスク、ハンドルを回して天板が上下するデスクなど、いくつかの種類があると判明。
まとめると次の5種類に分類できると勝手に理解しました。
- 固定式スタンディングデスク
- 卓上式スタンディングデスク
- ガス圧式昇降デスク
- 手動式昇降デスク
- 電動式昇降デスク
固定式は座って作業もしたいので即却下。
卓上式は机の上にさらに小型の机を置くタイプ。モニターなどの机上の物を移動させる手間を考えて却下。
ガス圧式昇降デスクはデスクを下げるときに、レバーを引きながら上から力を加えなければならず、労力を考えて却下。
手動式昇降デスク、電動式昇降デスクの2択で探すことに。
購入する候補を選定
探し始めた2020年、ネットで真っ先に目に入ったのがFlexiSpot。
Youtubeで紹介されていることが多く、電動式昇降デスクで検索してみるとFlexiSpotの製品が真っ先に上位表示されていました。
当時は天板を含めて価格が5万円前後のものが多く、価格面で即決する前に他のものがないか調べてみることに。
FlexiSpotを基準として調べていくと、私の昇降式デスクに求める条件も明確になっていきました。
価格 | 5万円以下 |
耐荷重 | 70kg以上 |
最大の高さ | 120cm前後 |
天板サイズ | 幅160cm×奥行65cm |
天板のデザイン | 薄い色の木目調 |
価格はFlexiSpotが基準。
耐荷重は、複数のモニター、モニターアーム、スピーカー、その他小物、さらに両肘を常に机上に置くことを考えて70kgは欲しい。
耐荷重が小さいと安定性に欠け、ぐらつく恐れがあるとのことで、出来る限り耐荷重は大きい方がいいと判断。
最大の高さが、低すぎることも問題なので、175cmほどの身長でみぞおち辺りに天板がくる120cm程度がいいかと考えました。
天板サイズは、机を広く使いたいので横幅は160cm越えを希望。
ただ1ルームの狭い賃貸の狭さを考え、奥行は65cm程度を想定。
天板デザインはさほど気にしていないものの、自然な木目調のようなデザインがいいかと思いました。
これらに近い条件を調べると以下のような昇降式デスクが目に留まりました。
山善 電動昇降式デスク
価格 | 52,800円(変動あり) | △ |
耐荷重 | 80kg | ○ |
最大の高さ | 117cm | ○ |
天板サイズ | 幅120cm×奥行70cm | × |
天板デザイン | ナチュラル | ○ |
天板サイズの横幅が小さいため却下。FlexiSpotの方がコスパの良さを感じました。
アイリスオーヤマ 電動昇降テーブル
価格 | 約46000円(変動あり) | ○ |
耐荷重 | 約50kg | × |
最大の高さ | 120cm | ○ |
天板サイズ | 幅約120cm×奥行約60cm | × |
天板デザイン | 恐らく木目調 | ○ |
探していた当初は、35,000円程度とコスパが高い印象、2022年現在はAmazonで46,000円ほど。
耐荷重と天板サイズが自分には全く合っていないので却下。
サンワサプライ 電動昇降デスク
価格 | 235,400円 | × |
耐荷重 | 80kg | ○ |
最大の高さ | 128cm | ○ |
天板サイズ | 幅140cm×奥行70cm | △ |
天板デザイン | 薄い木目/オーク柄 | ○ |
価格高し。それ以外の条件はいいのですが。私にとっては高額なのでなしです。
コクヨ 電動式昇降デスクシークエンス
価格 | 160,820円 | × |
耐荷重 | 約60kg | × |
最大の高さ | 129cm | ○ |
天板サイズ | 幅155cm×奥行67.5cm | ○ |
天板デザイン | ラスティックミディアム | ○ |
オプションで上下に動かすスイッチや天板の色やサイズなどを変更でき、選択したオプションによって価格も変動するようです。
ラスティックミディアムは聞いたこともないですが、自然な木目調のように見え好みです。
いつかは使ってみたい代物ですが、これも高額ですので見送ります。
ニトリ 昇降デスク マーフィー2
価格 | 34,900円 | ○ |
耐荷重 | 不明 | × |
最大の高さ | 122cm | ○ |
天板サイズ | 幅120cm×奥行66cm | × |
天板デザイン | ダークブラウン | △ |
これは候補の中で唯一手動式。ハンドルを回すことで天板が上下します。
電動式と違い労力がいるのでしょうが、頻繁に上下させないであろうと予測し手動でもいいかと。
耐荷重は調べても分からず、どんなものか実店舗に行くことに。
実際に展示品を見てみると若干ぐらつきが気になり、華奢で頼りなさを感じました。
明らかにモニター2台を置きながら上下動させるには不向き。選択肢から外すことに。
IKEA BEKANT ベカント
価格 | 64,990円 | △ |
耐荷重 | 約70kg | ○ |
最大の高さ | 125cm | ○ |
天板サイズ | 幅160cm×奥行80cm | ○ |
天板デザイン | ホワイトステインオーク | ○ |
この商品を発見した2020年には59,990円でしたが、2022年では大幅に値上がりしているようです。
天板サイズの奥行が80cmと大きすぎる心配はありましたが、FlexiSpotと並んで自分の条件にほぼマッチ。最有力候補。
FlexiSpotかIKEAか。配送料が高すぎ問題。
いよいよ購入候補が2つに絞られ、具体的な比較をしていき分かったことは、電動式昇降デスクを購入する場合の沖縄への配送料でした。
FlexiSpotのサポートセンターにメールで問い合わせると、配送料はおよそ3万円になると返答をいただきました。
IKEAも沖縄に実店舗はないためオンラインで購入するしかありません。
配送料を確認するため、IKEAのサイトで配送料を確認できるページへ。
私の住む沖縄県の郵便番号を入力すると、配送サービス何と5万円越え。
購入を一時断念。。
高すぎる送料。調べてみると…
諦めらめきれずネットで調べていると、沖縄でスェーデン家具の代行販売を行う「SPIDER」というお店を発見(現在は閉店)。
「IKEAのホームページで販売されているほぼ全ての商品を沖縄に格安にて持ってくることが可能です」と掲載してあります。
早速訪ねることに。
店内にはIKEAの商品がポツポツと寂しく置かれ、値札のついているものとついていないものが混在している様子。
男性スタッフが一人。
こちらの要望を伝えると、MacBookでIKEAのホームページから商品を確認されていました。
色やサイズなどの確認後、商品番号を書きとったメモを書類や雑貨が無造作に散らばったデスクに置いていました。
沖縄に大型家具を持ってくる費用は、商品の価格の2〜3割の1万〜1万5千円ほどだったと記憶しています。
いずれにせよ、オンラインで購入する場合よりも配送料が遥かに安かったため、購入を依頼。
商品が届く目安を教えてもらいました。
最後にお店の名刺をいただき、待つことおよそ4週間。
到着目安の時期となり、お店に電話してみると、みごとに発注されていませんでした。
その電話で一度は再度注文をお願いしましたが、不安を感じ、数時間後にキャンセルのお電話を入れることに。
不安はお店に出向いたときからありました。
小規模で個人が営まれている印象や店内の雰囲気から、諸事情で商品の到着が遅れる恐れがあると、はなから見立ててはいました。
最悪、商品を受け取れずお金を失うことさえ想定し、あまり期待しない方がいいと自分に言い聞かせて待っていました。
IKEA公式のオンラインで購入すれば配送料は5万円越え、IKEAの昇降デスクを購入する線は消えました。
結局FlexiSpotで購入することに
そうなると残った選択肢はFlexiSpot。
FlexiSpotの沖縄への送料は、実際に注文すると、配送料だけで3万5000円。
商品価格と大差なしの衝撃価格。
が、電動式昇降デスクが欲しい。欲望が勝り購入を決断。
部屋でのストレスを軽減し快適さを購入することで、この狭い部屋で何か生み出す助けになると期待して。
購入したFlexiSpotは、型番がEB2B-JAで2022年時点で販売されていないようです。
購入価格は、脚フレームと天板のセットで44,730円。
配送料35,000円、しめて79,730円。
天板サイズは幅160cm×奥行70cm×厚さ2.5cm。
天板デザインはメープル。
耐荷重という表記はなく、積載重量100kgとあり十分。積載重量が50kgを超えると昇降速度が低下すると注意書きがありました。
公式サイトから注文すると1週間ほどで商品が到着。佐川急便に配達してもらいました。
購入して1年以上が経ち感じたこともありますが、また別で書きたいと思います。
今後購入する場合
さて、今回はFlexiSpotの電動式昇降デスクを購入するまでの経緯をまとめました。
今後、この机を何らかの理由で買い替える場合はFlexiSpotで再購入もいいですが、2022年時点で、電動式昇降デスクの種類も増えていると実感しています。
探し始めた2020年にはなかった商品もありましたので、下記に残しておきます。
コクヨ 昇降デスク STANDSIT-W(スタンジットダブル)
価格 | 61,001円 | △ |
耐荷重 | 約60kg | △ |
最大の高さ | 126.5cm | ○ |
天板サイズ | 幅137.5cm×奥行70cm | △ |
天板デザイン | ナチュラルオーク | ○ |
コクヨは高品質で高価なイメージでしたが、割と安価な商品が2022年からAmazonで取り扱い始まったようです。悪くない。
IKEA RODULF(ロドゥルフ)
価格 | 46,990円 | ○ |
耐荷重 | 約70kg | ○ |
最大の高さ | 117cm | ○ |
天板サイズ | 幅140cm×奥行80cm | △ |
天板デザイン | グレー/ホワイト | ○ |
IKEAを調べると新商品を発見。色合いが薄いグレーで、木目調とはまた違い好みでした。
実店舗が沖縄にできればありがたいです。
MAIDESITE 電動昇降デスク
価格 | 38,999円 | ○ |
耐荷重 | 120kg | ○ |
最大の高さ | 125cm | ○ |
天板サイズ | ― | ― |
天板デザイン | ― | ― |
Amazonで評価が高かった商品ですが、天板は別売りとのこと。
万が一脚が壊れた場合は、脚フレームだけ買い替えるのも想定しておこうと思います。
最後に
電動式昇降デスクを購入を検討してからおよそ1年で商品が届く結果となりました。
学んだこととしては、1年間という時間を費やすよりも、最初から目に留まったものを即決で購入すべきだったということです。
いろいろ検討した後に、結局は最初に目に留まったFlexiSpotを購入するに至ったわけで、時間と労力を無駄に使った感じが否めません。
少しでもお得にという貧乏性が、時間と労力を削ることを心にとどめておきたいと思います。