ゲームは激烈に下手くそであるにも関わらず、プロゲーマーの真似事をして調子に乗って手元動画とか作っちゃうアラフォーです。あとの方で動画を載せてます。
最近3年前に買ったファイナルマウスでFortniteをやり出しました。「実は普段使っているGPRO Xよりいいんじゃないか」と何の根拠もなく思いつき、そのまま行動に移した結果、悲惨な数日間を送ることになりました。
3年前に買ったファイナルマウス
2020年に買ったのはFinalmouse Ultralight 2 Cape Town。当時はけっこう話題になっていたと記憶しています。ふもっふのおみせで販売が開始された当初、予約販売分の4000個が30分で売り切れになった代物。
主な仕様をざっくりまとめたのが下記です。
インターフェース | USB2.0 |
接続 | 有線 |
センサー | PixArt PMW3360 |
解像度 | 400,800,1600,3200DPI |
重量 | 約47 g |
サイズ | 約116mm×54mm×36mm |
ケーブル | ファントムコード |
ポーリングレート | 500 Hz |
ボタン数 | 6 |
めちゃくちゃ軽いんです。3年前でもだいぶ衝撃的な軽量マウスとして登場しましたが、今でもかなり軽い部類に入ることは間違いないです。
FortniteのW杯で優勝し3億円を獲得した、当時16歳のBugha氏に憧れた中年男性である私は、彼の使っているマウスと同じメーカーのものを探し求めたのでした。彼の使うファイナルマウスを使えば強くなれると若干頭の弱い感じではありますが、上手い人と同じデバイスを使ったところで上手くならないことぐらいは一応わきまえておりました。多少なりともFortniteで有利になればと期待する程度で購入。当時の購入価格は14,000円ほどだったと思います。
いざ使い続けると想像していた以上の軽さに使いこなすことができませんでした。終盤で緊張のあまり、小刻みに震える手にすらマウスが反応。視点が定まらず結局その当時多くの人が愛用していたGPROに乗り換えることになったのでした。恐らく95gあるLogicoolのG703hから47gのファイナルマウスに変えたため、そのギャップが大きかったのだろうと思います。
ファイナルマウスを使った数日間
懐かしのあまりファイナルマウスを使った手元動画をどうしても撮りたくて、調子に乗って撮った動画がこれです。
この角度からとっても全然マウスが映らないことにも気づかないレベルですが、ゲーム画面の右端に手元動画を組み込めただけ勝手に満足しております。
前のシーズンはやっとこダイヤモンドIまでいったレベル、動画はノーマルソロで負けまくっていたせいかボットばかりいた印象。それでもしっかり負けます。根本的な実力不足と小さいマウスの持ち方もよく分からず戸惑い続け、正直このマウスを使った数日間はFortniteを全く楽しめない悲惨な状況でした。
久しぶりに普段使っているGPRO Xではないマウスを使って気づくこともありました。
ほぼ確信したことは、アラフォーはマウスをコロコロ変えない方が良いということ。
日々新しいゲーミングマウスの新製品やアップデートの情報を耳にします。10g軽量化したとか、ポーリングレートが4,000Hzに対応したとか、形状がわずかに変化したとか。
自分の使っているマウスの上位互換を目にすると、その都度目移りしてまい物欲を刺激されます。マウスに限らずキーボードやヘッドホンなど新しいゲーミングデバイスは、常に今より更新され続けているもの。ゲーミングデバイスを手がけるメーカーも利益を出すため研究開発を続け新製品を出さねばなりません。
ただ、マウスを変えると、今まで使っていたマウスの操作感が身体に染み付いていて、一度身体が覚えた感覚はなかなか抜けず、自分の動作とゲーム画面とでズレが生じると思います。例えば、今までの腕の振りの速さや幅で動かしても、新しいマウスにすると自分の想定外の挙動になったり。
特に、感じたのは咄嗟の判断に対応できないことばかりでした。一瞬の判断や反射で対応しなければならない時に、マウスをどう扱っていいか戸惑う。特にマウスのサイドボタンに壁と階段を割り当てていますが、握り加減が違和感の連続でスムーズに出せませんでした。
恐らく、デバイスの変化に身体が対応できないのは、年齢も1つ原因なのかと。言い訳っぽくなりますが、歳をとってくると新しい変化を身体が自然と受け付けなくなっているような気がします。今まで通りやろうとしたり、今までの経験を元に動こうとしたり。
また、今回マウス1つ変えただけですが、何かと消極的にならざるを得なくなるかと思います。
普段と違うマウスを使っていることで、自分のマウスを持つ右手に自信がなくなり突っ込めない。元々下手なのもありますが一段と対面を避けがちに。壁を張り替えて編集してショットガンを撃つ、一連の流れさえも右手が自在に動かず勝てる気がしませんでした。
歳を重ねるごとにマウスは固定した方が良いのかも
ある程度の年齢になると自由に使えるお金も増えてきて、ゲーム好きであれば少なからずデバイスにお金をかけるかと思います。よそから見れば何の違いがあるのか分からないマウスを、数万円かけて平気で購入するなど理解できないのかもしれません。
マウスに限っては、新しいものを買えるようになったからといって次々に変えるのは、かえってゲームは楽しめなくなると今回はっきりしました。
ここ数日間、思いつくままファイナルマウスをクローゼットから引っ張り出して使いましたが、右手は常に違和感だらけでゲームも負け続け、ついだらだら過ごす結果に。デバイスに変化に柔軟に対応できる若さもないので結局GPRO Xに潔く戻ります。
やはり、マウスは多少高価でも自分の納得したスペックのものを買って、固定して使い続けることがゲームを楽しめると思えました。デバイスを変えると、操作に気を取られゲームの内容に入っていけない。
個人的にFortniteでも感度を変えると、しばらくは落ち着いてプレイできずエイムも合わず小さなストレスになります。キー配置を1つでも変えようもんならさらに悲惨。戸惑い続け1シーズンぐらいは棒に振るぐらいプレイがままならなくなります。恐らくこれは私がどんくさいのが原因でしょうが。
私に限らず一般的にも、ある程度年齢を重ねてきたらゲーム内設定やデバイスは、ある程度固定しプレイ続けることがゲームに集中できるのではないかと思います。
日々ゲーミングデバイスは進化し続けていますが、急激な変化は頻繁には起こりません。現時点でフラッグシップのデバイスを購入すれば、数年間経過したぐらいで、他より著しく劣ったものにはならないでしょう。
例えば、マウスでは2020年に発表されたGPRO X Superlightは、今でも多くのプロゲーマーに愛用される代物です。GPRO X Superlight 2が登場したとはいえスペックで大きく劣っているわけではありません。
キーボードでは2019年に発売したApex Pro(旧版)は、アップデートもありアクチュエーションポイントは最短0.1mmでラピッドトリガーにも対応し、今でも最高峰のキーボードといっても間違いではないです。
子供の頃はそこそこゲームは上手かったはずが、最近はマウス1つ変えただけで操作にテンパる始末。今後も歳を重ねながらも楽しみながら生きる方法を探っていこうと思えました。