沖縄に移住して10年。年収300万だけど来て良かったこと。

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沖縄に来て10年以上が経過。沖縄の生活が当たり前になって、何となくただ過ごす日が続いてきています。今沖縄で暮らす良さは何なのか、30半ばの独身会社勤めがまとめようと思います。

ちなみに沖縄に来たのは大学卒業してすぐ。これを書いている今は30半ば、安月給のままですがずっと沖縄にいます。

沖縄に移住した誰もが感じるありきたりなことが多めですが、正直に、良かったことに絞って書いてみようと思います。

目次

花粉症にならない

たまにネット情報で見られますが、本当でした。

本土にいた頃は120%花粉症で鼻水を垂れ流していました。昼間は何度も鼻をかみ、夜は鼻が詰まり眠れず、目が痒くなるのが日常茶飯事。極端に花粉症の症状がでる体質です。

が、沖縄に来て花粉症の存在すら忘れかけています。全く花粉症の症状はありません。最高。

どうやら、花粉を多く飛散させるスギやヒノキが少ないことが原因の1つ。ただ、沖縄にもリュウキュウマツなどの花粉は飛んでいるようです。個人差はあるかもしれません。

雪が降らない

当たり前ですいません。

というのも、雪がかなり積もる地域にずっといたことから、年中雪のない生活は本当にありがたいです。沖縄に来た当初は、雪かきしなくても外出できるなんて信じられませんでした。

雪国では冬になると木々から葉が落ち、葉っぱや土はこの世から消えたようになくなり、寒さで蚊などの生物も姿を消します。2月に沖縄に来た際に、空港内に蚊が飛んでいたことが新鮮に感じました。

今となっては本土と異なる気候にもすっかり慣れました。移住者あるあるですが沖縄に来て2~3年も経てば、肌も慣れ沖縄の冬も寒く感じます。

冬の日差しが心地よい

12月から2月であっても太陽が顔を出した日中は暖かいので外出するのが楽しくなります。島特有の風は吹き肌寒いものの、風を通さない服装であれば散歩するのも気持ちがいい。

正直どんよりとして雲がかかり雨の日も多いですが、太陽が顔を出している日は1日気分良く過ごせます。

夏場の暑い沖縄もいいですが、冬の太陽が出た沖縄が結構好きです。

地震があまりない

専門家ではないので断定的なことは言えません。

ただ実際、10年以上沖縄に来て、揺れを感じるのは年に1度あるかないか。不安を感じるような揺れは一度たりとも起きていません。

地震は絶対にないわけではないですが、本土と比べて圧倒的に地震は少ないです。

職場で大量の雑貨や本などの収納の仕方を見ると、明らかに大きな地震を想定していません。少し触れただけで軽く揺れるような棚に、重い物が積み上げられていたりします。職場環境によって違うのでしょうが、沖縄にずっと住んでいる方が多い仕事場です。

海が綺麗

またまた分かりきっていることです。ただやはり海はとてつもなく綺麗。海は泳ぐものではなく見るもの。

私の場合は海の美しさを求めて沖縄に来たわけではなく、海に行くような人間でもないです。家に引きこもりがちなのです。

沖縄に来ても海に行こうとも思っていませんでしたが、付き合いで海に行く機会があり行くことに。案の定その美しさに心が動きました。

貧乏生活でずっと狭いワンルームにいると悶々とすることもあります。海岸に行くだけでも気持ちが晴れてきて、日ごろの家事とか仕事とか頑張れる気がします。

顔見知りから逃避できる

本土にいる会いたくない人間から距離を置けたことも良かったことです。

会いに来ようとしても、わざわざ飛行機に乗って移動する労力や費用がかかるため、本土にいる人間はなかなか来にくい。身近にいる友人や親族などから逃れたい人は、今いる場所から物理的な距離をとれる。住む場所にもよりますが、国内では沖縄が最も離れることができる場所かと。

そもそも英語などの外国語を話せる人は、海外に行けばいいだけの話ですが。

ゆるやかな日常

コンビニやスーパーなどのお店で、店員同士がお喋りしているのを見かけることもあります。厳格に接客サービスをする雰囲気があまりないお店がある印象。それが良しとされている。

店員の言葉遣いも結構なフランクなこともあり面食らうこともあります。

当然お店や人にもよりますが、会話をしていると所々で敬語がなくなっていき、親しみやすさを感じる機会があります。一方で、なめられているのかなと思ってしまうことも。

あとは時間感覚。あるあるですが「うちなータイム」というゆっくりした県民特有の時間感覚はやはりあります。時間におおらかというか厳密ではない。

また、「おおよそ」とか「だいたい」とかの意味になるのでしょうか「てーげー」というマインドは感じることが多いです。ある時はきっちりして、またある時はてーげーに。つかみどころが分からないことも。

堅苦しいサービスや社交辞令が苦手な人、せっかちでない人には過ごしやすいのかもしれません。

少しだけ異国の雰囲気を味わえる

30半ばになるおっさんですが、恥ずかしながら海外に行ったことはないため異国の雰囲気はよく分かりません。その前提で書きます。

沖縄では米軍基地が多いこともあり海外の人をよく目にします。

例えばローソンで、店員である東南アジア系の留学生と、客のアメリカ人が英語でフランクに話しているのを目の当たりにします。明らかに互いが初対面ながらも、日本人にはない軽快なやり取りが見れます。日本人同士のかしこまった定型文のやり取りとは全く異なります。

また、海岸に行くと休日の米軍隊員とおぼしき人が、泳いだり走ったり散歩したりと、日常の光景になっています。地域にもよりますが。

学校にも親のルーツが日本でない生徒もいて、クラスに一人はカタカナの名前の子がいるといっても大袈裟ではないです。

エンタメが豊富(ど田舎よりは)

東京とは比較になりませんが、ど田舎と比べればイベントごとは多い方かと思います。

スポーツでは、プロ野球、バスケのBリーグ、J2ですがサッカー、卓球、ハンドボールの試合が開催されます。冬でも本土よりも気温が下がらないことから、キャンプや合宿をするプロのアスリートもいるためスポーツは盛ん。特に春先はプロ野球のキャンプ一色になることから、野球熱は特に高い印象です。

また、スポーツ以外でもライブイベントや映画祭などもあり、エンタメのイベントを目にする機会は多いかと思います。沖縄出身の芸能人はかなり多い印象です。

また、2025年前後の開業を目標に、大規模なテーマパークが建設中とのこと。沖縄がハワイのような世界的なリゾートとなる日がくるのでしょうか。物価とか地価とか高くならなければいいけど…

至る所にあるコンビニ

東京などの大都市に住んだことのない私にとってコンビニの数には驚きました。コンビニが至る所にある印象です。利用頻度の多い人には生活しやすいかと。

私が沖縄に来た時には、主にファミマとローソンが多かったと記憶しています。2019年にセブンイレブンが沖縄に出店し怒涛の勢いで店舗数が増えていき、さらにコンビニの数が増えた印象。

セブンイレブンが出店した直後はコンビニに行列ができる異様な光景を見れました。セブンに入る車で渋滞も発生。さすがに数週間で県民のセブンイレブンの熱は冷め混雑は解消。

沖縄の住む地域にもよるのでしょうがコンビニ探しには苦労しません。


思いつくまま沖縄の生活で良い面を挙げてみました。他者にはどうでもいいようなことばかりでしょうが、ふと「沖縄に来て何が良かったのか」と思い立ちまとめてみました。

アウトドアにも消極的な引きこもりが沖縄に来て10年以上生存できました。今後もっと生きてて良かった思える生活がしたいものです。

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